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村上隆のスーパーフラット・コレクション

―蕭白、魯山人からキーファーまで―

概要

古美術、現代アート、その他もろもろ
御開帳! 村上隆のスーパーフラット・コレクション

この展覧会は、現代日本を代表するアーティスト、村上隆(むらかみ・たかし)(1962年生まれ)の現代美術を中心とするコレクションを初めて大規模に紹介するものです。

村上隆は、東京藝術大学にて日本画初の博士号を取得。現代美術と日本の伝統絵画、ハイカルチャーとポップカルチャー、東洋と西洋を交差させた極めて完成度の高い一連の作品で世界的に評価され、海外の著名な美術館で数々の個展を開催してきました。

アーティストとしての精力的な創作の一方で、村上隆はキュレーター、ギャラリスト、プロデューサーなど多岐にわたる活動も展開しています。特に、近年、独自の眼と美意識で国内外の様々な美術品を積極的に蒐集し続けており、その知られざるコレクションは、現代美術を中心に日本をはじめとするアジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、現代陶芸や民俗資料にまで及んでいます。村上隆にとって「スーパーフラット」とは、平面性や装飾性といった造形的な意味のみに限定されるのではなく、時代やジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性、枠組みを超えた活動そのものを示しており、「芸術とは何か?」という大命題に様々な角度から挑み続ける作家の活動全体(人生)を包括的に表す広範かつ動的な概念と捉えられるでしょう。

圧倒的な物量と多様さを誇るこれら作品群を通して、村上隆の美意識の源泉、さらには芸術と欲望、現代社会における価値成立のメカニズムについて考えるとともに、既存の美術の文脈に問いを投げ掛ける、またとない機会となるでしょう。

基本情報

会期
2016年 1月30日(土)~2016年4月3日(日)
主催
横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、日本経済新聞社
後援
横浜市
協力
横浜高速鉄道株式会社、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

 

展覧会図録

 

『村上隆のスーパーフラット・コレクション』 カイカイキキ、2016年

 

  • 芸術への問い、芸術のちから—スーパーフラット・コレクションから見えるもの/三木 あき子(本展および『村上隆の五百羅漢図展』[森美術館]キュレーター)
  • コレクションの最果て/柏木 智雄(横浜美術館副館長/主席学芸員)

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