美術館の入口を入ってすぐに広がる大きな「グランドギャラリー」。ここを中心に、新しく「じゆうエリア」と名付けた無料空間を整備したのが、建築家の乾久美子さんと、アートディレクターでグラフィックデザイナーの菊地敦己さんです。ピンク色の椅子やテーブル、本棚やサイン類によって空間を一変させたお二人に、お話をうかがいます。
1969年大阪府生まれ。2000年乾久美子建築設計事務所設立。2016年より横浜国立大学都市イノベーション学府・建築都市スクール(Y-GSA) 教授。代表作に、延岡駅周辺整備計画、みずのき美術館、宮島口旅客ターミナル、釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・釜石市唐丹児童館など。
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1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。主な仕事に、青森県立美術館(2006)やPLAY! MUSEUM(2020)のVI・サイン計画、ミナ ペルホネン(1995-2004)やサリー・スコット(2002-21)のアートディレクション、『旬がまるごと』(2007-12)や『装苑』(2013)などのエディトリアルデザイン、亀の子スポンジ(2015)のパッケージデザインほか。主な受賞に亀倉雄策賞、講談社出版文化賞、日本パッケージデザイン大賞、原弘賞など。