(横浜美術館コレクション展)
[ギャラリー8・入場無料]
上下左右を逆転したり、白黒を入れ替えたり、巨大なものを極小に、カチコチのものをふわふわに・・・してしまったら? 頭のなかがひっくり返って、身の回りのできごともまったく違って見えてくるかもしれません。自分とは異なる考えかた、自分では知らなかったことが、世界には満ちあふれている ! という発見、そこから拡がる新しい世界観——美術館体験の原点ともいえる驚きや喜びへの誘いとして、なにかをちょっぴり“ひっくり返した”作品たちをご紹介します。
岩崎 貴宏(1975年生まれ)
《アウト・オブ・ディスオーダー(コスモワールド)》
2011年(平成23年)
髪の毛、ほこり、布
20.0 x 14.0 x 13.0 cm
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クリスチャン・ヤンコフスキー(1968年生まれ)
《彫刻ヘッド・マッサージ》(「マッサージ・マスターズ」より)
2017年
インクジェット・プリント
101.5 x 152.5 cm
購入
© Christian Jankowski, Massage Masters, 2017
[ギャラリー9・入場無料]
大規模改修で新設したガラス張りの展示室。陽の光が射しこみ、外の景色も見わたせる、開放的な空間に、ガラスのコレクションを並べてみました。自然光を透かした作品の見映えは、横浜美術館の学芸員でさえ、思わず「おお!」と声をあげてしまうほど。朝に、夕べに、展示室の中から、外から、と、ガラスたちはさまざまに表情を変えていくことでしょう。散歩や買い物のついでにふと立ち寄ってみようかなと思いだす、そんなスポットになれたら嬉しいです。
スタニスラフ・リベンスキー(1921–2002)/ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ(1924–2022)
《アーチ雲》
1991年
ガラス、鋳造
76.0 x 100.0 x 10.0 cm
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大村 俊二(1962年生まれ)
《創生》
1997年(平成9年)
ガラス、溶着
56.5 x 42.0 x 42.0 cm
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