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モネ それからの100年

概要

モネは、いまも生きている。

印象派を代表する画家クロード・モネが、画業の集大成となる《睡蓮》大装飾画の制作に着手してから約100年。ひたすらに風景を見つめ、描き続けたモネの作品は、今日にいたるまで私たちを魅了してやみません。

躍動する線。響きあう色。ゆらめく光や大気の一瞬をとらえる眼差し。風景にもぐり込んでいくようなクローズアップによって、描かれたイメージが、逆に画面を超えてどこまでも続いていくかに思わせる《睡蓮》の広がり――こうしたモネの絵画の特質・独創性は、現代の作家たちにも、さまざまなかたちで引き継がれています。

本展では、モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像66点を一堂に展覧し、両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにします。そして、「印象派の巨匠」という肩書にとどまらず、いまもなお生き続けるモネの芸術のゆたかな魅力に迫ります。

なぜ、モネの絵画に魅せられるのか――。本展を通じて、皆さまがそれぞれの「好き」の理由を見つけてくださることを願っています。

出品作家
クロード・モネ
アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、マーク・ロスコ、ウィレム・デ・クーニング、モーリス・ルイス、サム・フランシス、ロイ・リキテンスタイン、ジャン=ポール・リオペル、ジョアン・ミッチェル、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、ルイ・カーヌ、 堂本尚郎、中西夏之、松本陽子、平松礼二、根岸芳郎、岡﨑乾二郎、児玉靖枝、鈴木理策、福田美蘭、丸山直文、湯浅克俊、小野耕石、児玉麻緒、水野勝規

基本情報

会期
2018年7月14日(土)~9月24日(月・休)
主催
横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、東京新聞、テレビ朝日
後援
在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
協賛
トヨタ自動車、三井住友海上火災保険、光村印刷
協力
日本航空、FMヨコハマ、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、首都高速道路株式会社

展覧会図録

 

『モネ それからの100年』 東京新聞、2018年

 

  • モネ それからの100年—永遠の現在としての絵画—/深谷 克典(名古屋市美術館副館長)
  • モネと現代—「風景」をめぐって/松永 真太郎(横浜美術館主任学芸員)
  • モネの遺産—近代画家としてのモネの戦略/ポール・ヘイズ・タッカー(マサチューセッツ大学名誉教授)
  • 壁画と衝立 クロード・モネと中西夏之/坂本 恭子(横浜美術館学芸員)

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