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ドガ展

概要

冷静さと機知をあわせ持ち、客観的な視点で近代都市パリの情景を描き残したエドガー・ドガ(1834-1917)。

ドガは、印象派展に第1回から出品し、そのグループの中心的な存在でした。しかし、屋外で光と色彩に満ちた風景画を描いた多くの印象派の画家たちとは異なり、主にアトリエの中で制作し、踊り子や馬の一瞬の動きや都市の人工的な光をテーマとして、知的で詩情あふれる世界を築きました。油彩の他、パステル、版画、彫刻など様々な技法を研究し新しい表現を試みると同時に、日本美術や写真など、当時紹介されたばかりの美術の要素を取り入れ、近代絵画の可能性を大きく切り開いた画家といえるでしょう。

このたび、オルセー美術館の全面的な協力を得て、国内では21年ぶりとなるドガの回顧展が実現することとなりました。オルセー美術館所蔵のドガの名品45点に、国内外のコレクションから選りすぐった貴重な作品を加え、初期から晩年にわたる約120点を展観いたします。生涯を通じ新たな芸術の可能性に挑戦しつづけた画家ドガの、尽きぬ魅力を堪能できる展覧会です。

基本情報

会期
2010年9月18日(土)~12月31日(金)
主催
横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団・相鉄エージェンシー・三菱地所ビルマネジメント 共同事業体)、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
共同企画
オルセー美術館
後援
外務省、フランス大使館、横浜市市民局
協賛
キヤノン、清水建設、損保ジャパン、大日本印刷、DIC・DICグラフィックス、みずほ銀行
協力
日本航空、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

 

展覧会図録

 

『ドガ展』 横浜美術館/読売新聞東京本社/NHK/NHKプロモーション、2010年

 

  • ドガ理解のために/フィリップ・ソニエ(オルセー美術館学芸員)
  • ドガと日本美術 一瞬の中にみる永遠の美を求めて/沼田 英子(横浜美術館主任学芸員)
  • エドガー・ドガとポール・デュラン=リュエル 友人にして印象派の画商/フラヴィ・デュラン=リュエル
  • ドガと写真/フランソワーズ・エルブラン(オルセー美術館主任学芸員)
  • ドガ—馬への想い—/末崎 真澄(馬の博物館学芸部長)
  • ルネサンス絵画に憧れ、さまざまな絵画材料を巧みに操ったドガ/佐藤 一郎(東京藝術大学教授・油画技法材料研究室)

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