アーティスト・イン・ミュージアム横浜2006
2005年から始動した「アーティスト・イン・ミュージアム横浜」は、アーティストが横浜美術館を中心に長期滞在しながら作品を制作し、様々な活動を行うLIVE 感覚満載のアートプロジェクトです。 今回は、独創的なドローイング・アニメーションで脚光を浴びる石田尚志氏が、映像作品を制作します。 また、期間中には、ライブパフォーマンスやトークなど様々なイベントを行います。
横浜美術館は、この秋、気鋭のアーティスト石田尚志(いしだ・たかし)の新たな創造の現場になります。
石田尚志は1972年東京生まれ。抽象的な線を描き、それらをコマ撮りしてつなげるドローイング・アニメーションで知られています。今回のテーマは「壁」そして「水」。制作スタジオ内にしつらえた巨大な壁に向かってペインティングとコマ撮りが延々と繰り返され、その積み重ねが最終的に、「動く絵」=映像として結実します。また、作家にとって初めての試みとして、粘土を使った立体イメージを制作にとりいれます。なにもない空間にたちあがる粘土の壁と、壁面への描画による画像とを組み合わせ、幻想的な映像をつくりあげていきます。今回の滞在で制作した作品は、2007年2月~3月に開催するアニメーションをテーマにした映画上映会のなかで上映されるとともに、4月より開催する企画展「みず展」(仮称)に出品されます。
横浜美術館で生まれる新たな創造の現場をのぞいてみませんか?