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ルーヴル美術館展

19世紀フランス絵画―新古典主義からロマン主義へ

概要

創立以来200年以上の歴史を持ち、所蔵品の規模と質の高さにおいて世界最大級を誇る美の殿堂ルーヴル美術館。16世紀のフランソワ1世の時代に収集がはじめられたそのコレクションは、フランス革命のさなか1793年に一般に公開され、19世紀初頭のナポレオン帝政の時代に飛躍的に拡充し、以後も購入・寄贈により着実に増え、今日その数は35万点以上にのぼります。

今回の展覧会は、そのコレクションの中でも傑出した名品を揃える、フランス革命、ナポレオン帝政から二月革命にいたる激動の時代のフランス絵画に焦点を絞り、いかに近代絵画が成立したかを、厳選された73点により展観するものです。18世紀のフランス絵画が貴族社会の栄華とその衰退を物語るなら、19世紀前半のフランス絵画は、新たな市民社会の誕生に向けた壮大な歴史的な叙事詩をその背景としています。新古典主義からロマン主義へ、そして写実主義の誕生に至るまで、この時代の絵画は次々と新たな表現を生み出し、やがて印象派に代表される近代絵画の誕生を準備しました。

19世紀前半のフランス絵画を、その最も優れたコレクションを有するルーヴル美術館の所蔵品により構成し、総合的に展観するのは本邦においてはこれが最初の試みとなります。その魅力を十分にご堪能していただくことができましょう。

基本情報

会期
2005年4月9日(土)~7月18日(月・祝)
主催
横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団)、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞東京本社
後援
外務省、文化庁、フランス大使館、フランス食品振興会、横浜市
特別協賛
大和証券グループ
協賛
大日本印刷、NEC、ニッセイ同和損害保険、クイーンズスクエア横浜[アット!]、クイーンズイースト、パン パシフィック ホテル 横浜、クイーンズスクエア横浜、ランドマークプラザ、三菱地所
特別協力
日本航空、日本通運、JR東日本
協力
京浜急行電鉄、相模鉄道、横浜ケーブルビジョン、東京急行電鉄、横浜高速鉄道、横浜みなとみらい21、みなとみらい21街づくり協議会、みなとみらい21プロモーション協議会、BS日本、シーエス日本、NHK横浜放送局、横浜市ケーブルテレビ協議会、ラジオ日本、FMヨコハマ、TOKYO FM、文化放送
企画協力
NTVヨーロッパ

 

展覧会図録

 

『ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画—新古典主義からロマン主義へ』 日本テレビ放送網株式会社、2005年

 

  • 「国家の栄光である美術を開花させる」—ルーヴル美術館と19世紀フランス絵画/ヴァンサン・ポマレッド(ルーヴル美術館絵画部部長)
  • ドラクロワと1819年から1827年のサロンにおけるロマン主義絵画/セバスティアン・アラール(ルーヴル美術館絵画部学芸員)
  • ローマ留学、そしてフランス革命—18世紀末から19世紀初頭のヨーロッパ美術/雪山 行二(横浜美術館館長)
  • ロマン主義的風景画の生成—ジェリコーの《大洪水の風景》とその周辺/新畑 泰秀(横浜美術館学芸員)
  • 過去への新たな眼差し—ドラクロワとウォルター・スコット/後藤 結美子(京都市美術館学芸員)

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