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イタリア彫刻の20世紀展

概要

イタリアは古代以来の文化遺産に恵まれ、ルネッサンスのドナテッロやミケランジェロ、バロックのベルニーニなど、大彫刻家を輩出してきました。この展覧会は、20世紀のイタリア彫刻を40余作家、約60点で概観するものです。これらの作家たちは、ヨーロッパの同時代の芸術思潮を共有しつつも、ルネッサンス以前、あるいはギリシア的古典期以前にまで遡るイタリア独自の豊かな伝統に根差した特色ある作風を展開し、加速度的に国際化した20世紀美術の中で確固たる地位を獲得しました。

本展では、そうしたイタリア的な要素とは何か、また、彼らが同時代のアートシーンに果たした役割は何かを検証すると共に、アルテ・ポーヴェラ以降の新世代作家を視野に入れることで、21世紀をも展望しようとするものです。

なお、本展は日伊政府の文化交流事業「日本におけるイタリア・2001」の一環として開催されます。

基本情報

会期
2001年4月21日(土)~6月10日(日)
主催
横浜美術館、NHK横浜放送局、「イタリア彫刻の20世紀」展実行委員会
後援
外務省、文化庁、イタリア大使館、日本におけるイタリア2001年財団、横浜市
協力
相模鉄道、横浜ケーブルビジョン、横浜情報ネットワーク
企画協力
現代彫刻センター
監修
「イタリア彫刻の20世紀」展学術委員会

 

展覧会図録

 

『イタリア彫刻の20世紀展』 「イタリア彫刻の20世紀」展実行委員会/現代彫刻センター、2001年

 

  • イタリア彫刻の20世紀展 序論/アンナ・インポネンテ(ローマ国立近代美術館学芸部長)
  • 20世紀イタリア彫刻における伝統と前衛/マウリツィオ・カルヴェージ(ローマ大学近代美術史教授)
  • 古典性とドラマ 両大戦間のイタリア彫刻、古典主義から表現主義へ/エレナ・ポンティッジャ(ミラノ・ブレラ・アカデミー教授)
  • 大戦後の彫刻の危機と再生/ロゼッラ・シリガート(ローマ市近代美術館学芸員)
  • ローマの1960年代。「ポーポロ広場派」から「アルテ・ポーヴェラ」の誕生まで/アウグスタ・モンフェリーニ(文化省中央監察官)

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