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BODY/PLAY/POLITICS

展覧会概要

-カラダが語りだす、世界の隠された物語

本展で紹介するのは、人間の身体や集団としての行動、超自然的的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく現代の作家たちの作品です。

わたしたちはしばしば、ある身体に対して「健康/不健康」とか、「美しい/醜い」といった感覚を抱いたり、特定の行動の中に「典型的な日本人」といった形容で何かの集団を代表するイメージを思い描くことがあります。あるいはほんの少しその印象が食い違うだけで、とても奇妙な感覚を覚え、全く異なる意味を感じ取ってしまうこともあるでしょう。
肌の色、民族や宗教、性差や生活のスタイルまで、さまざまな違いのある人々が同居する世界では、個々の身体が持つ色や形状、振る舞いなど、本来特定の意味などなかったはずのものにも長い時間の中で価値の差別化が生じ、不幸な歴史へと繋がったことも少なくありません。 

ヨーロッパとアフリカ、東南アジア、そして日本。本展出品の6作家の作品には、詩的に、時にユーモア溢れる表現で、身体を通じて立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくることでしょう。

主な出品作家

インカ・ショニバレ MBE、イー・イラン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、
ウダム・チャン・グエン、石川竜一(いしかわ・りゅういち)、田村友一郎(たむら・ゆういちろう)

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■展覧会紹介動画
(本映像は横浜美術館との大学連携事業において、 城西国際大学メディア学部が制作いたしました)

基本情報

会期2016年10月1日(土)~12月14日(水)
開館時間10時~18時(入館は17時30分まで) 
※2016年10月28日(金)は20時30分まで(入館は20時まで)
休館日木曜日、11月4日(金)※ただし、2016年11月3日(木・祝)は無料開館
主催横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助成芸術文化振興基金
特別協賛寺田倉庫
後援横浜市
協力横浜高速鉄道株式会社、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
プロジェクト・パートナー  横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

※本事業は、第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業です。

観覧料

先行ペア券2,000円
*1セット2枚で2,000円
*販売期間:2016年6月24日(金)~8月31日(水)
一般1,500円(前売1,300円、団体1,400円) 
大学・高校生1,000円(前売   800円、団体   900円)
中学生 600円(前売   400円、団体   500円)
小学生以下無料
65歳以上      1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)            

■チケット取扱い:横浜美術館(前売りはミュージアムショップ)
         セブンチケット(セブン-イレブン店内マルチコピー機 もしくはウェブサイト)
          セブンコード:047-559  セブンチケットのサイトはこちら

■特典つきグループチケット
[対象]一般/大学・高校生/中学生の前売・当日券の定価3名様以上
[特典]横浜美術館特製ポストカード(非売品)を人数分プレゼント
[チケット取扱い]セブンチケット  セブンコード048-490
※総合案内にて「引換券」と特典を引き換えてください。 

※前売券販売期間:2016年9月1日(木)~9月30日(金)
※団体は有料20名以上(要事前予約)
※2016年11月3日(木・祝)は無料
※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※観覧当日に限り「BODY/PLAY/POLITICS」の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可

関連イベント

アジア・アートウィーク フォーラム(BODY/PLAY/POLITICS展)

「波紋-日本、マレーシア、インドネシア美術の20世紀」

[第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業]
戦争を挟む激動の時代における日本とアジアのアートシーンについて、出品作家のイー・イランをはじめ、内外の専門家を招いたフォーラムを開催します。 *日英逐次通訳

日程2016年10月2日(日)
時間第1部 13時~16時(12時30分開場)
第2部 17時30分~20時30分(17時開場) 
会場第1部 横浜美術館円形フォーラム
第2部 高架下スタジオSite-D集会場(横浜市中区黄金町1-2番地先)
定員各会場 100名
申込事前申込不要、先着順
料金無料
内容[第1部]
■13時~14時 
基調講演「1868-1945/幕末から第2次世界大戦にかけての日本人の身体観と美術」
講師    :河田明久(千葉工業大学教授)

■14時~16時
セッション①「1950年代以降のマレーシア、インドネシアにおけるフェミニズム運動 
       ーアーティストの視点から」
パネリスト :イー・イラン(出品作家)
       小勝禮子(近現代美術史、美術批評)
モデレーター:木村絵理子(横浜美術館 主任学芸員)

[第2部] 
■17時30分~19時30分
セッション②「小野佐世男と1940年代のインドネシア美術」
パネリスト :アンタリクサ
       (歴史家、クンチ・カルチュラル・スタディーズセンター共同設立者)
       小野耕世(日本マンガ学会会長)
モデレーター:山野真悟(黄金町バザール ディレクター)

■19時30分~20時30分
ディスカッション(パネリスト、主要出品作家)
主催横浜市、横浜美術館
企画運営黄金町エリアマネジメントセンター

アーティスト・トーク(BODY/PLAY/POLITICS展)

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2010年にカンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞し、映画監督としてもその名を馳せるアピチャッポン・ウィーラセタクンと、2014年黄金町バザールでインターネットを通じたインタラクティブなドローイング作品を発表したウダム・チャン・グエンが登壇します。
日程2016年10月1日(土)
時間13時45分~16時30分(13時15分開場)
登壇者ウダム・チャン・グエン
アピチャッポン・ウィーラセタクン                    
※日英逐次通訳あり
会場横浜美術館円形フォーラム
座席数定員100名
参加費無料
申込先着順(事前申込不要)

夜の美術館でアートクルーズ(BODY/PLAY/POLITICS展)

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閉館後の美術館を参加者だけで独占できる特別な鑑賞会です。
今回は出品作家の中から、石川竜一さんと田村友一郎さんが登場します。
学芸員の展示解説と、作家の生の言葉にじっくりと耳を傾けてから、心ゆくまで展覧会をお楽しみください。
日程①2016年10月26日(水)
②2016年11月26日(土)
時間各日19時~21時
※受付:18時30分~ 横浜美術館グランドギャラリー
※プログラム進行状況により多少終了時間が遅れる場合がございます。
※本イベントではミュージアム・ショップの営業はございません。
会場横浜美術館グランドギャラリーおよび企画展展示室
解説木村絵理子(横浜美術館 主任学芸員)
※都合により解説担当学芸員が変更になる場合がございます。
作家①石川竜一
②田村友一郎
対象・定員18歳以上 ①②各70名(先着)
参加費3,000円
申込方法こちらの申込フォームからお申込みのうえ、当日受付にて参加費3,000円を現金でお支払ください。
①2016年10月26日(水)※受付終了
②2016年11月26日(土)
 受付:2016年10月1日(土)10時より 専用申込フォームはこちら
お申込み1名様につき1つのメールアドレスが必要です。同じメールアドレスで複数名お申込みいただいた場合、最後に入力した1名様分だけがお申込み完了となりますのでご注意ください。
申込締切①2016年10月21日(金)または定員に達し次第
2016年11月21日(月)または定員に達し次第

演出家・多田淳之介 ワークショップ(BODY/PLAY/POLITICS展)

横浜美術館×横浜赤レンガ倉庫1号館 共同企画
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田村友一郎《裏切りの海》2016年(会場風景)撮影:田村友一郎

「BODY/PLAY/POLITICS」展のパートナー・プロジェクトである「横浜ダンスコレクション2017」(横浜赤レンガ倉庫1号館)との共同企画として、本展 出品作家・田村友一郎氏の新作《裏切りの海》の展示空間で、演出家・多田淳之介氏によるワークショップを開催します。 ※このワークショップは、一部公開型です。一般のお客様もご見学いただけます。 詳細は「見学について」をご覧ください。

【参加者追加募集について】
ご好評につきワークショプ参加者の追加募集をいたします。
ご希望の方は専用申込みフォームからお申込みください。 
募集人数  :3名(先着順)
受付開始日時:2016年11月12日(土)10時より 

日程2016年12月4日(日)
時間13時30分~17時
会場横浜美術館企画展展示室 他
講師多田淳之介
(東京デスロック主宰/富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督/
 「横浜ダンスコレクション2017」参加アーティスト)
ゲスト田村友一郎(本展出品作家)
対象舞台表現者(振付家、ダンサー、役者、演出家等)または目指している方
18歳以上 
注意事項参加にあたり、下記に同意いただきます。
  • ワークショップは展示室において一般公開の形で実施されます。
  • ワークショップの様子を写真と動画で記録撮影し、ウェブサイトや他会場、
    他イベント等で公開させていただく場合があります。
定員12名(受付終了)
参加費3,000円 ※会期中に使える本展観覧券付き
申込方法参加者は定員に達しましたが、参加者の追加募集をいたします。 
■追加募集人数:3名(先着順)

こちらの申込フォームからお申込みください。
■受付:2016年11月12日(土)10時より
専用受付フォームはこちら 

※お申込み1名様につき1つのメールアドレスが必要です。同じメールアドレスで複数名お申込みいただいた場合、最後に入力した1名様分だけがお申込み完了となりますのでご注意ください。
共催横浜ダンスコレクション2017

講師より

今回のワークショップでは、田村友一郎さんの作品を触媒に作品 作りをします。まず自分は作品において、演出するのか、作劇す るのか、演じるのか、踊るのか、振付けるのか、振付けられるの か、それ以外でも構いませんが、大まかな方向を決め、グループ で作るのか、ソロで作るのか、を決めます。例えば演出家が戯曲 と対峙するように、田村さんの作品を戯曲と読み解くこともでき るでしょう。踊りと読み解いても、舞台と読み解いても、社会と 読み解いても、それ以外でも構いません。短い時間ですが、田村 さんの作品と自分の関係から、まずは作品を立ち上げる部分を丁 寧に考えてもらいたいと思っています。発表もありますが、完成 よりも自身の活動に繋げていくための時間になればと思います。

多田淳之介
多田淳之介(ただ・じゅんのすけ)
1976年生まれ。演出家、俳優、東京デスロック主宰。2010年より富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督に就任。俳優の身体、観客、劇場空間を含めた、現前=現象にフォーカスした演出を特徴とし、古典から現代劇、パフォーマンス作品まで幅広く手がける。「演劇LOVE」を公言し、地域、教育機関でのアウトリーチ活動も積極的に行い、国内外を問わず活動を展開。2014年 韓国で最も権威のある東亜演劇賞の作品賞、演出賞を外国人演出家として初受賞。2016年より横浜ダンスコレクション・コンペティションの審査員をつとめ、横浜ダンスコレクション2017「BODY/PLAY/POLITICS」にて、ダンス作品(2017年2月世界初演)を発表予定。
公開ワークショップの見学について

「演出家・多田淳之介 ワークショップ」は、一部公開の形で開催され、一般のお客様もご見学いただくことができます。ご希望の方は、会場にお集まりください。

日時2016年12月4日(日) 16時~17時
会場横浜美術館 企画展展示室(田村友一郎氏展示空間)他 
※事前申込不要。ただし当日有効の本展観覧券が必要です。  

※公開ワークショップの時間帯及びその前後は、通常の展示状態とは異なる場合があります。 ご了承ください。

ライブパフォーマンス(BODY/PLAY/POLITICS展)

野生派:curryなる3つめの事故(wifiじゃないから聞こえないっす)

出品作家の石川竜一が参加する実験的かつクロスジャンルなアーティスト・コレクティブ「野生派」による一夜限りのライブパフォーマンス。
※当日は20時30分まで開館しています。展示とあわせてお楽しみください。
※「横浜音祭り2016」連携イベント

日程2016年10月28日(金) 
時間19時~20時30分  
会場横浜美術館グランドギャラリー
出演野生派[石川竜一+吉濱翔+ミヤギフトシ+渡辺郷+ルーベン・キーハン+木村絵理子]
申込事前申込不要
料金無料
主催横浜美術館
共催横浜音祭り2016
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BODY/PLAY/POLITICS展連動企画 関連資料コーナー/特別資料展示

美術情報センターでは、企画展「BODY/PLAY/POLITICS」に合せ、10月1日(土)より連動企画をスタートします。
美術に関わる図書資料11万点以上を所蔵する美術情報センターならではのコーナーで、展覧会の余韻をどうぞお楽しみください。

「BODY/PLAY/POLITICS」展覧会サイト

関連資料コーナー:もっと知りたい!6人のアーティスト
資料コーナー

このコーナーでは、「BODY/PLAY/POLITICS」に出品している6人の作家について、これまでの活動を伝える個展や国際展のカタログなど、当センター所蔵資料から30点をご紹介いたします。
どうぞ、お手にとってご覧ください。

会期2016年10月1日(土)~12月28日(水)
時間10時~18時
休室日木曜日、11月4日(金) ※11月3日(木・祝)は無料開館日      
料金無料
場所美術情報センター
特別資料展示:『ピクチャー・ポスト』に見る「フォト・エッセイ」
ピクチャーポスト

「BODY/PLAY/POLITICS」の出品作家、田村友一郎は、占領下に目にした米兵の鍛えられた肉体に端を発して日本のボディビルディング史が興った点に着目し、身体像の持つ力から創作を拡げています。
また、「篠山紀信展 写真力」では、写真家・篠山紀信の作品を振り返る中で、「人物」を映す写真の持つ力強さをご覧いただきます。
このような人物写真に注目し、美術情報センターが所蔵する雑誌資料から、イギリスの写真週刊誌『ピクチャー・ポスト』(1938年創刊、1957年終刊)を展示します。誌面を通して、人々の姿がどのように伝わったのかを中心にご覧ください。

会期2016年10月1日(土)~2017年3月22日(水)
時間10時~18時
休室日木曜日(ただし2016年11月3日、2017年1月5日、2月23日を除く)
2016年11月4日(金)、および2016年12月29日(木)~2017年1月3日(火)
料金無料
場所美術情報センター

新しくなった横浜美術館へようこそ新しくなった横浜美術館へようこそ

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