篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN

篠山紀信 ジョン・レノン オノ・ヨーコ 1980年
展覧会概要
この展覧会は、写真家篠山紀信の50余年にわたる膨大な仕事の中から、篠山自ら選んだ写真約120点を大型パネルに仕立てて美術館の空間に展示構成するものです。
「僕のテーマはみんなが知っている人」と写真家が語るように、有名人の肖像は、篠山紀信の仕事の中心を占めてきました。俳優、歌手、スポーツ選手、作家、美術家、音楽家、舞踏家、歌舞伎役者ら、モデルたちの輝く姿は、雑誌や写真集などの篠山写真を通して同時代の人々の手元に届けられ、広く共有されることで、世代を超えて多くの人々にとっての時代のイメージを形作ってきたといっても過言ではありません。
手元で開く本のサイズではなく、メートル単位の大きさを与えられた篠山写真の数々は、観る人の思い出を生き生きと呼び覚まし、展示室を再会と新たな出会いの場へと変えていきます。
展覧会の構成
GOD 鬼籍に入られた人々
ジョン・レノン、三島由紀夫、美空ひばり、大原麗子… 多くの人々にその死が惜しまれた、そして今も多くの人々の心の中に生き続ける人々のセクションです。
STAR すべての人々に知られる有名人
山口百恵、吉永小百合、AKB48、松田聖子、長嶋茂雄、北野武… 時代を彩ってきたスターたちを、篠山が独自の視点で切り取ります。
SPECTACLE 私たちを異次元に連れ出す夢の世界
篠山独自の特大パノラマ"シノラマ"によるメルヘンの世界で遊ぶ後藤久美子、ずらりと並ぶ歌舞伎の名役者たち。現実の中にありながら、そこには日常を超えた世界が展開します。
BODY 裸の肉体-美とエロスと闘い
樋口可南子、宮沢りえ、舞踏家ウラジーミル・マラーホフ、大相撲… 常に新たな美学を提示してきた篠山紀信選りすぐりのショットを集めたセクションです。
ACCIDENTS 2011年3月11日-東日本大震災で被災された人々の肖像
「普通ではない理不尽を体験した人々の表情を、その時代を、写真家として残さないわけにはいかなかった」と篠山は語っています。
基本情報
会期 | 2017年1月4日(水)~2月28日(火) |
開館時間 | 10時~18時(入館は閉館の30分前まで) ※2017年2月23日(木)は16時まで ※2017年2月24日(金)は20時30分まで |
休館日 | 木曜日 ※但し、2017年1月5日、2月23日を除く |
主催 | 横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団) 読売新聞社、日本テレビ放送網、美術館連絡協議会 |
協賛 | ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜 |
協力 | 松竹株式会社、横浜高速鉄道株式会社、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、 首都高速道路株式会社 |
企画協力 | 後藤繁雄事務所+G/P gallery |
観覧料
先行ペア券 | 2,000円 *1セット2枚で2,000円 *販売期間:2016年10月1日(土)~11月30日(水)
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一般 | 1,500円(前売1,300円/団体1,400円) |
大学・高校生 | 900円(前売 700円/団体 800円) |
中学生 | 600円(前売 400円/団体 500円) |
小学生以下 | 無料 |
65歳以上 | 1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応) |
チケット取扱い:横浜美術館(前売はミュージアムショップ)
展覧会公式オンラインチケット
チケットぴあ(Pコード:767-956)
ローソンチケット(Lコード:31908)
イープラス
CNプレイガイド
※前売券販売期間:2016年12月1日(木)~2017年1月3日(火)(会期中は当日券のみ販売)
※団体は有料20名以上(要事前予約)
※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※観覧当日に限り「篠山紀信展 写真力」の観覧券で横浜美術館コレクション展も観覧可
関連イベント
アーティストトーク(篠山紀信展)
篠山紀信が展示作品について語ります。
※トーク終了後、図録購入者を対象にサイン会を行います。
出演 | 篠山紀信(写真家) |
日程 | 2017年1月7日(土) |
時間 | 15時~16時30分(開場14時30分) |
会場 | 横浜美術館レクチャーホール |
定員 | 240名 |
参加費 | 無料 |
申込 | 事前申込不要、当日13時30分より総合案内にて整理券配布 |
学芸員によるギャラリートーク(篠山紀信展)
日程 | 2017年1月28日(土)、2月11日(土)、2月25日(土) |
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時間 | いずれも15時~15時30分 |
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会場 | 篠山紀信展 写真力 展示室 |
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参加費 | 無料(事前申込不要、当日有効の観覧券が必要) |
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夜の美術館でアートクルーズ(篠山紀信展)
閉館後の美術館を参加者だけで独占できる特別な鑑賞会です。学芸員の解説とともに贅沢な時間をお楽しみください。
日程 | 2017年2月4日(土) |
時間 | 19時~21時 |
会場 | 篠山紀信展 写真力 展示室 |
解説 | 中村尚明(横浜美術館 主任学芸員)、大澤紗蓉子、長谷川珠緒(横浜美術館 学芸員) ※都合により解説担当学芸員が変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
対象・定員 | 18歳以上・60名(事前申込、先着順) |
参加費 | 3,000円 |
申込方法 | こちらの申込フォームからお申込みのうえ、当日受付にて参加費3,000円を現金でお支払いください。 ※受付終了 申込みフォームはこちら
※お申込みには1名様につき1つのメールアドレスが必要です。 同じメールアドレスで複数名お申込みいただいた場合、最後に入力した1名様分だけがお申込み完了となりますのでご注意ください。
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申込締切
| 2017年1月30日(月)もしくは定員に達し次第 |
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」連動企画 関連資料コーナー
関連資料コーナー:篠山紀信の原点を探る-『アサヒカメラ』を中心に
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」に 関連して、当センター蔵書から、篠山紀信の作品発表の場として親しまれてきた代表的写真雑誌『アサヒカメラ』を中心に、篠山紀信の写真作品や対談などが紹介された雑誌を展示します。
1960年代半ばの『アサヒカメラ』からは、「新人」として登場した頃の篠山紀信の原点が窺い知れます。 また、丸ごと1冊、ハワイでの撮影を収めた、同誌1972年10月増刊号「ハイ!マリー」を始め、山口百恵を写した同誌1979年7月増刊号など、女性を被写体とする作品はもちろん、1970年代に、国内外の風景や風俗など、多岐にわたるジャンルに意欲的に取り組み、自身のフィールドを拡張していく活動の軌跡がこれらの誌面から汲み取れるでしょう。ぜひ、お手に取ってご覧ください。
会期 | 2017年1月4日(水)~2017年4月14日(金)
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時間 | 10時~18時
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休室日 | 木曜日(ただし2017年1月5日を除く)
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料金 | 無料 |
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場所 | 美術情報センター |
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「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」連動企画 特別資料展示
特別資料展示:『ピクチャー・ポスト』に見る「フォト・エッセイ」
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」では、写真家・篠山紀信の作品を振り返る中で、「人物」を映す写真の持つ力強さをご覧いただきます。
美術情報センターが所蔵する雑誌資料から、イギリスの写真週刊誌『ピクチャー・ポスト』(1938年創刊、1957年終刊)を展示し、誌面を通して、人々の姿がどのように伝わったのかを中心にご覧いただきます。
会期 | 2017年1月4日(水)~2017年3月22日(水)
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時間 | 10時~18時
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休室日 | 木曜日(ただし2017年1月5日を除く)
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料金 | 無料 |
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場所 | 美術情報センター |
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