[市民のアトリエ_No.28]
色ガラスの破片等を組み合わせ、炉で熔着(ようちゃく)するフュージングというガラスの技法でブローチとネックレスの2つのアクセサリーを創作します。ガラス作品は、自然光(太陽や月など)や人工光(電球、蛍光灯、LEDなど)の透過、反射、吸収により様々に表情が変化します。今回は創作体験と、コレクション展「ガラスとひかり」[ギャラリー9]で展示中のガラス作品を鑑賞し、さまざまな技法やその特徴を学びながら、ガラスの魅力に触れます。
1991年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業、1994年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了、1996年 東京ガラス工芸研究所卒業、1997~1998年 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻後期博士課程研究生、 2007~2009年 国立台湾藝術大学工藝設計学系所 客員准教授、2007~2008年 国立台北教育大学藝術学系 非常勤講師、2016年 工芸協会展覧会(ルーヴル美術館別館/フランス)など
粘土、木などの素材を中心に、立体作品の制作を体験することのできる機材や道具をそろえた部屋です。大型の窯も備えています。アーティストや専門家などによるワークショップのほか、木や粘土(テラコッタなど)による自主的なテーマの制作をすることのできる時間もあります。
撮影:新津保建秀
市民のアトリエは、<つくる>ことを通して美術と人々をつなぐ場です。
主に12歳以上の方を対象に、アーティストやエデュケーターによる様々なワークショップを開催しています。充実したアトリエ空間と設備を活かしたワークショップをはじめ、コレクションや展覧会に関連したプログラム、また教育機関や福祉施設など地域と連携した取組みを通して、様々な人に開かれた活動を展開しています。