[市民のアトリエ_No.2]
リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」の第1章「みなとが、ひらく前」には、縄文、弥生、古墳時代にかつて横浜で暮らしていた先人が残した遺産(出土品)が展示されています。当時の人々の暮らし、道具や造形物、それらの素材、制作方法などについて横浜市歴史博物館考古学担当学芸員からお話を伺います。その後、当時の穿孔技術(せんこうぎじゅつ:穴をあける技)の実演や、滑石(かっせき)を使用した勾玉(まがたま)づくりを体験します。プログラムを通して皆さんの中に眠っているかもしれない、原始時代の時間やモノに対するさまざまな感覚をとりもどしませんか。
横浜市歴史博物館学芸員(考古学)。主な担当企画展として、「君も今日から考古学者!-横浜発掘物語-」、「美術の眼、考古の眼」、「明治・大正ハマの街 新市庁舎建設地・洲干島遺跡」、普及・啓発事業では土器づくり教室、土器片クッキー「ドッキー」作り、銅鏡チョコ作りなどを担当。最近は、大塚・歳勝土遺跡公園内の復元住居の茅葺屋根を直したり、先史時代の稲作や食についての調査や実験を行ったりしている。
横浜市歴史博物館 WEBサイト
粘土、木などの素材を中心に、立体作品の制作を体験することのできる機材や道具をそろえた部屋です。大型の窯も備えています。アーティストや専門家などによるワークショップのほか、木や粘土(テラコッタなど)による自主的なテーマの制作をすることのできる時間もあります。
市民のアトリエは、<つくる>ことを通して美術と人々をつなぐ場です。
主に12歳以上の方を対象に、アーティストやエデュケーターによる様々なワークショップを開催しています。充実したアトリエ空間と設備を活かしたワークショップをはじめ、コレクションや展覧会に関連したプログラム、また教育機関や福祉施設など地域と連携した取組みを通して、様々な人に開かれた活動を展開しています。