[市民のアトリエ_No.4]
横浜美術館で開催中の「おかえり、ヨコハマ」展と「じゆうエリア」には、開港後の輸出産業の発展の中で生まれた、宮川香山らによる陶磁器が展示されています。最初に学芸員や講師とともに展示室にて実際に横浜焼などの優れた技を鑑賞します。その後、半磁器土による成型、イッチン(盛り上げ技法)、絵付け、金彩などの技法を学んで、自ら成型した小さな花瓶などの表面に凹凸による形(文様など)や彩色などを施す装飾技法を体験します。
1983年 神奈川県生まれ。2005年 横浜美術短期大学(現・横浜美術大学)彫刻専攻を卒業し、'08年京都市立芸術大学大学院工芸科陶磁器専攻修了 修了制作 奨励賞受賞 。'16年~'23年まで⻩金町AIRに参加。'23年〜横浜美術大学非常勤講師。主な展示に、「ショーケースギャラリー山本貴美子展」(横浜市⺠ギャラリーあざみ野/神奈川 2016)、⻩金町バザール「アーティストとコミュニティー 第一部」(高架下スタジオ Site-A ギャラリー/神奈川 2020)、「夏のアフタヌーンティー アーティストのテーブルの風景」(gallery life seeding/台湾.2022) 、作陶展 横浜髙島屋'19年〜毎年開催など。
粘土、木などの素材を中心に、立体作品の制作を体験することのできる機材や道具をそろえた部屋です。大型の窯も備えています。アーティストや専門家などによるワークショップのほか、木や粘土(テラコッタなど)による自主的なテーマの制作をすることのできる時間もあります。
市民のアトリエは、<つくる>ことを通して美術と人々をつなぐ場です。
主に12歳以上の方を対象に、アーティストやエデュケーターによる様々なワークショップを開催しています。充実したアトリエ空間と設備を活かしたワークショップをはじめ、コレクションや展覧会に関連したプログラム、また教育機関や福祉施設など地域と連携した取組みを通して、様々な人に開かれた活動を展開しています。