「島と星座とガラパゴス」
第6回となる「ヨコハマトリエンナーレ2017」は、ジャンルや世代を超えたメンバーからなる「構想会議」での議論を経て、タイトルをヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」(英題:Yokohama Triennale 2017 “Islands, Constellations and Galapagos” )に決定しました。
「島」「星座」「ガラパゴス」は、孤立や接続性、想像力や指標(道しるべ)、独自性や多様性など、色々な捉え方のできるキーワードでもあります。このタイトルを手掛かりとして、先行きの見えない複雑な時代に、人間の想像力・創造力をもって、未来への知恵を多くの人々と共に考えていきます。
また、視覚体験に限定されない「対話・議論」、「思考」、「共有・共生」の場づくりを目指し、会期に先立つ2017年1月より定期的に公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」を開催し、タイトルに関係する諸問題や可能性について議論していきます。
構想会議メンバー
スハーニャ・ラフェル(M+美術館エグゼクティブ・ディレクター)
スプツニ子!(現代美術家、マサチューセッツ工科大学メディアラボ助教)
高階 秀爾(美術史家、大原美術館館長、東京大学名誉教授)
リクリット・ティラヴァーニャ(現代美術家、コロンビア大学美術学部教授)
鷲田 清一(哲学者、京都市立芸術大学学長、せんだいメディアテーク館長)
養老 孟司(解剖学者、東京大学名誉教授)
逢坂 恵理子 *(横浜美術館館長)
三木 あき子 *(キュレーター、ベネッセアートサイト直島インターナショナルアーティスティックディレクター)
柏木 智雄 *(横浜美術館副館長、主席学芸員)
* ヨコハマトリエンナーレ2017 ディレクターズ
展覧会図録
『ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」』 青幻舎、2017年