ページトップ

BODY/PLAY/POLITICS

概要

―カラダが語りだす、世界の隠された物語

本展で紹介するのは、人間の身体や集団としての行動、超自然的的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく現代の作家たちの作品です。

わたしたちはしばしば、ある身体に対して「健康/不健康」とか、「美しい/醜い」といった感覚を抱いたり、特定の行動の中に「典型的な日本人」といった形容で何かの集団を代表するイメージを思い描くことがあります。あるいはほんの少しその印象が食い違うだけで、とても奇妙な感覚を覚え、全く異なる意味を感じ取ってしまうこともあるでしょう。

肌の色、民族や宗教、性差や生活のスタイルまで、さまざまな違いのある人々が同居する世界では、個々の身体が持つ色や形状、振る舞いなど、本来特定の意味などなかったはずのものにも長い時間の中で価値の差別化が生じ、不幸な歴史へと繋がったことも少なくありません。

ヨーロッパとアフリカ、東南アジア、そして日本。本展出品の6作家の作品には、詩的に、時にユーモア溢れる表現で、身体を通じて立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくることでしょう。

主な出品作家
インカ・ショニバレ MBE、イー・イラン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ウダム・チャン・グエン、石川竜一(いしかわ・りゅういち)、田村友一郎(たむら・ゆういちろう)

基本情報

会期
2016年10月1日(土)~12月14日(水)
主催
横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助成
芸術文化振興基金
特別協賛
寺田倉庫
後援
横浜市
協力
横浜高速鉄道株式会社、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
プロジェクト・パートナー
横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

※本事業は、第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業です。

 

 

展覧会図録

 

『BODY/PLAY/POLITICS』 モ・クシュラ株式会社、2016年

 

  • BODY/PLAY/POLITICS—身体は歴史を引き受ける—/木村 絵理子(横浜美術館主任学芸員)

新しくなった横浜美術館へようこそ新しくなった横浜美術館へようこそ

個人情報の取り扱いについて

本ウェブサイトでは、お客様のウェブ体験を向上させるためのアクセス分析及び、アクセス履歴に基づく広告配信等の目的でクッキーを使用します。これ以降ページを遷移した場合、上記の目的のためにクッキーを使用することに同意いただいたものとみなします。個人情報の取扱いについては、プライバシーポリシーをご参照ください。

同意する