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トライアローグ

横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション

概要

国内の各地方を代表する3つの公立美術館、横浜美術館、愛知県美術館、そして富山県美術館。この3館は、1980年前後の、いわゆる「美術館建設ラッシュ」の時期に開館した美術館です。それから約40年の間に、それぞれが多様性に富んだコレクションを築いてきましたが、いずれの美術館も近現代の西洋美術を収集の柱のひとつとし、またその分野に美術館の「顔」となる作品が多く含まれる点で共通しています。

本展覧会は、その3館が共同し、それぞれのコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返るものです。 3館が誇る西洋美術コレクションから、ピカソ、クレー、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターなど、20世紀美術史を彩った巨匠たちの作品を厳選し、絵画を中心に約120点の作品を紹介します。特定の作家をフォーカスして3館の所蔵作品を比較するコーナーなど、連携・共同企画ならではの趣向も織り交ぜながら、表現手法と概念の刷新が繰り返された前世紀の美術の軌跡をたどります。

3つの公立美術館のコレクションが競演する本展を通じて、欧米の近現代美術の粋をご堪能いただくと同時に、日本の美術館が競いあうように繰り広げてきた西洋美術収集の足跡と、その結果日本にもたらされた豊かな資産を再確認いただく機会となるでしょう。

基本情報

会期
2020年11月14日(土)~2021年2月28日(日)
主催
横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、日本経済新聞社、神奈川新聞社、tvk
鑑賞ツール開発特別協力
株式会社野村総合研究所
協力
みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

展覧会図録

 

『トライアローグ 語らう20世紀アート』 左右社、2020年

 

  • 第Ⅰ章 1900s- アートの地殻変動/副田 一穂(愛知県美術館学芸員)
  • 第Ⅱ章 1930s- アートの地場転換/松永 真太郎(横浜美術館学芸員)
  • 第Ⅲ章 1960s- アートの多元化/碓井 麻央(富山県美術館学芸員)
  • 日本の美術館における西洋美術コレクションの形成/加治屋健司(東京大学大学院総合文化研究科教授)

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