「Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術」は、東南アジアの8か国[シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア]25組の作家による、1999年以降の作品[立体、絵画、映像、写真ほか]28点をご紹介する展覧会です。歴史的事実に取材した古来の神々やキリスト教の聖人が登場するロベルト・フェレオによる祭壇、陶製のレンゲに親子の物語を描いたチャン・ユンチア、今ではその存在が消えつつある海の遊牧民を追ったザイ・クーニンの映像など、この他日本初公開の作品を含む東南アジアの多様な作品を紹介します。
「ジャングル」という言葉は、「無秩序な、文明化されていない」といった意味を持つサンスクリット語の「ジャンガラ」に由来するといわれます。都市化が進み、かつての密林とは異なる姿を見せる東南アジア。多様な文化や価値観が共存し、ジャングルさながらの密度と熱気を帯びた東南アジアの現代美術をご覧ください。
展覧会図録
『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』 モ・クシュラ、2013年