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バルセロナ特別美術展

バルセロナ・アヴァンギャルド Part 1、Part2

概要

スペイン第二の都市バルセロナは、またカタロニアの首都でもありマドリッドを中心としたスペインとは、元々異なった文化・慣習を持っています。その独特の芸術風土は、200年を越える歴史の中で、ミロ、ピカソ、ガウディといった数多くの不世出の天才たちを生み出してきました。そして、数々の歴史の試練をへた後にも、若い芸術家たちの揺籃の地となっております。

この展覧会は、バルセロナが育んだ20世紀の芸術家たちを、バルセロナ市の協力をえてご紹介するものです。その第一部では、ピカソ、ミロ、ゴンサレスの作品を油彩25点、水彩・パステル8点、版画8点、工芸11点、彫刻15点、全67点にわたってご紹介、第二部では、現在活躍中の芸術家たち、クラーベ、ソラノ、タピエスらを、油彩、アクリル、ミクストメディア、コラージュなどの技法を駆使した作品および日本未公開作品も含む計34点にわたってご紹介致します。

1992年にオリンピック開催を控えたバルセロナ市と、デザイン都市を宣言した横浜市とが共催する「バルセロナ&ヨコハマシティ・クリエーション」の一環として開催されるこの展覧会は、単に作品を紹介するにとどまらず、歴史や風土、文化の意義を改めて考えるにふさわしいものとなるでしょう。

基本情報

会期
1990年4月28日(土)~7月1日(日)
主催
バルセロナ&ヨコハマ シティ・クリエーション実行委員会、横浜美術館、バルセロナ市、横浜市、朝日新聞社
後援
スペイン大使館、外務省、国際交流基金
協賛
凸版印刷株式会社、株式会社横浜高島屋

展覧会図録

 

 

『バルセロナ・アヴァンギャルド Part 1 —20世紀の巨匠ピカソ、ミロ、ゴンサレス—』 バルセロナ&ヨコハマ シティ・クリエーション実行委員会、1990年

 

  • 「ピカソとミノタウロス」試論/村田 宏(横浜美術館学芸係長)
  • 《ミロ》マヨルカ島パルマ、『星座』シリーズ、そして「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」/安永 幸一(福岡市美術館主幹)
  • 鉄の時間《ジュリオ・ゴンザレス》/鈴木 久雄(彫刻家)

 

『バルセロナ・アヴァンギャルド Part2 —カタロニア現代美術』 バルセロナ&ヨコハマ シティ・クリエーション実行委員会、1990年

 

  • 現代カタロニア美術:再評価の鍵/エロイザ・センドラ・イ・サリーヤス(バルセロナ市役所文化局展示部長)

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