横浜美術館は、1989年11月3日に開館しました。
迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的な「グランドギャラリー」が特徴の当館は、9つの展示室のほか、多彩なワークショップを行うアトリエ、約24万冊の蔵書がある美術図書室なども揃う、国内でも有数の規模を誇る美術館です。国際的な港町、横浜にふさわしい美術館として、開港以降の近・現代美術を幅広く扱い、14,000点を超える(2024年3月現在)所蔵品からテーマを立てて紹介するコレクション展や、バリエーションに富んだ企画展を開催しています。
横浜の街が育んできた歴史と、発展し続けるみなとみらい21地区の息吹を感じながら、横浜美術館で充実した時をお過ごしください。
石造りのシンメトリーな外観が特徴的な横浜美術館の建物は、日本を代表する建築家、丹下健三(1913-2005)により設計されました。
左右180メートルのファサードには、長い柱廊が広がっています。8階の最高層に達する半円柱が目を引く中心部を基点に展示室、右端棟にはアトリエ、左端棟には美術図書室が配置され、当館の理念である「みる」「つくる」「まなぶ」を建物が象徴しています。
御影石をふんだんに使った最頂部約16メートルの広々とした吹き抜けのエントランスと、左右約63メートルに広がる階段状の展示空間からなる、横浜美術館のシンボルともいえるスペースです。エントランスでは、多くのお客様をお迎えするイベントやレセプションも開催しています。
グランドギャラリーから上がった3階に、7つのギャラリーがあります。
通常、ギャラリー1~3で企画展、4~7でコレクション展が開催されます(展示内容に応じて構成が変わることもあります)。
エントランスのフロア(2階)には、ギャラリー8、9があります。ギャラリー9は大規模改修によって新設された空間で、外(美術の広場)から室内を覗き込めるガラス張りの展示室となっています。この2つのギャラリーは入場無料の「じゆうエリア」で、コレクションを主とした作品をご覧いただきます。
(写真は改修前のものです)
美術に関する図書や雑誌等を収集・整理・保管する、美術の広場に面した図書室は、24万冊を超える国内外の展覧会カタログや専門書や雑誌、映像資料を所蔵し、どなたでも無料でご利用いただけます。(写真は改修前のものです)
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未就学児から12歳までの児童を対象とした、体験を通して美術に出会う専門施設。学校のためのプログラム、個人向けの造形や鑑賞のプログラムを開催。主にプレイルーム、クラフトルーム、光と音のスタジオの3部屋と中庭で活動をしています。(写真は改修前のものです)
子ども(小学生以下)向けのプログラムはこちら
満12歳以上の方を対象に、創作体験等を通じ美術に親しむことを目的に活動を行う施設。設備の整った平面室、立体室、版画室では、年間を通じ、美術館ならではのさまざまなプログラムを、アーティストや専門スタッフによる指導のもとに開催しています。(写真は改修前のものです)
大人向けのプログラムはこちら
子どもから高齢の方まで、あるいは障がいのある方など、さまざまな方々を対象に、主にコレクションを軸としたプログラム等を開催します。
美術の広場に面した居心地の良い空間です。観覧券をお持ちでない方でも、どなたでもご利用いただけます。
営業時間:10時~18時(カフェラストオーダー:17時30分)
令和5年4月1日から令和15年3月31日まで公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が第三期指定管理者として横浜美術館を運営します。