1.日本の絵画と彫刻
高橋由一(1828-1894)
《愛宕山より品川沖を望む》
明治10年 油彩、カンヴァス
TAKAHASHI Yuichi (1828-1894)
View from Atago Hill towards the Sea of Shinagawa
1877 Oil on canvas
《愛宕山より品川沖を望む》
明治10年 油彩、カンヴァス
TAKAHASHI Yuichi (1828-1894)
View from Atago Hill towards the Sea of Shinagawa
1877 Oil on canvas
野田英夫(1908-1939)
《追憶》
昭和10年 油彩、カンヴァス
NODA Hideo (1908-1939)
Reminiscence
1935 Oil on canvas
※8月17日(日曜)までの展示
《追憶》
昭和10年 油彩、カンヴァス
NODA Hideo (1908-1939)
Reminiscence
1935 Oil on canvas
※8月17日(日曜)までの展示
2.西洋の絵画と彫刻
ポール・セザンヌ(1839-1906)
《ガルダンヌから見たサント=ヴィクトワール山》
1892-95年 油彩、カンヴァス
Paul CÉZANNE (1839-1906)
La Montagne Sainte-Victoire, vue de Gardanne
1892-95 Oil on canvas
※8月17日(日曜)までの展示
《ガルダンヌから見たサント=ヴィクトワール山》
1892-95年 油彩、カンヴァス
Paul CÉZANNE (1839-1906)
La Montagne Sainte-Victoire, vue de Gardanne
1892-95 Oil on canvas
※8月17日(日曜)までの展示
クルト・シュヴィッタース(1887-1948)
《メルツ絵画IC 二重絵画》
1920年 アッサンブラージュ、油彩、厚紙
Kurt SCHWITTERS (1887-1948)
Merzbild IC Das Dubelbild
1920 Assemblage and oil on cardboard
※8月17日(日曜)までの展示
《メルツ絵画IC 二重絵画》
1920年 アッサンブラージュ、油彩、厚紙
Kurt SCHWITTERS (1887-1948)
Merzbild IC Das Dubelbild
1920 Assemblage and oil on cardboard
※8月17日(日曜)までの展示
ギュスターヴ・モロー(1826-1898)
《岩の上の女神》
1890年頃 水彩、紙
坂田武雄氏寄贈
Gustave MOREAU (1826-1898)
Goddes on Rock
ca.1890 Watercolor on paper
Gift from Mr. Sakata Takeo
※8月17日(日曜)までの展示
《岩の上の女神》
1890年頃 水彩、紙
坂田武雄氏寄贈
Gustave MOREAU (1826-1898)
Goddes on Rock
ca.1890 Watercolor on paper
Gift from Mr. Sakata Takeo
※8月17日(日曜)までの展示
◆ シュルレアリスムの美術
1924年のアンドレ・ブルトンの宣言にはじまるシュルレアリスムは、常識の軛から人間の想像力を解き放つことを目指した文芸運動です。その最盛期が、ヨーロッパ全土を巻き込んだ第一次世界大戦と、それ以上の惨劇をもたらす第二次世界大戦のはざまにあったことは、偶然ではないでしょう。人間存在に対する根源的な不安と疑念が、理性の抑制のきかない夢の世界や無意識への眼を開いたのです。
多めに絵具を塗ったカンヴァスにガラスや紙を押しつけてできる形象を用いて森の神秘を描きだす、エルンストの《少女が見た湖の夢》。飛ぶ鳥や雲と人間の姿を重ね、人体をダイナミックに変容させるダリの《幻想的風景》。だまし絵のような画面に詩的なタイトルを添えることで、イメージと言葉の双方の意味を無限に広げていくマグリットの《王様の美術館》。
シュルレアリストたちが生み出す不可思議な世界は、一元的な解釈を許さず、見るものの感覚を、ときに不安になるほど撹乱します。彼らの企図は、そういう衝撃が日常生活にまで波及し、凝り固まった観念を突き崩す原動力となることにありました。既成の価値観や社会を変えようという信念に支えられたシュルレアリスムの表現は、国境も時代も越えて、今なお人びとに力強く訴えかけてきます。