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YOKOHAMA MUSEUN OF ART

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展覧会について

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  • みどころ

概要

2019年に開館30周年を迎える横浜美術館では、全展示室を使って当館のコレクションを紹介する展覧会「Meet the Collection -アートと人と、美術館」を開催します。

本展では、「LIFE:生命のいとなみ」「WORLD:世界のかたち」の2部構成、全7章のもと、当館の1万2千点を超えるバラエティ豊かなコレクションのなかから、絵画、彫刻、版画、写真、映像、工芸など400点を超える作品を展示します。また、4人のアーティスト[束芋(たばいも)、淺井裕介(あさい・ゆうすけ)、今津景(いまづ・けい)、菅木志雄(すが・きしお)]をゲストとして招き、彼らの作品を当館に収蔵された多様な作品と同じ空間に並べ、作品同士の出会いの場を創出します。

くしくも会期中に、平成というひとつの時代が幕を閉じます。平成元年に開館した当館は、文字通り平成の30年間と軌を一にして、作品の収集活動を基盤としながら、アートを通じた無数の出会いを生みだしてきました。個性溢れる作品たち、それをとりまくアーティストや来館者、それらを結びつけて豊かな関係を育む、磁場としての美術館―。横浜美術館にとっての大きな節目となる年に、コレクションとの出会い(=Meet the Collection)の場としての美術館の役割と可能性を見つめなおします。

第Ⅰ部 LIFE:生命のいとなみ

  • Ⅰ- ① こころをうつす ゲスト・アーティスト:束 芋
  • Ⅰ- ② いのちの木 ゲスト・アーティスト:淺井裕介
  • Ⅰ- ③ まなざしの交差
  • Ⅰ- ④ あのとき、ここで
  •  作品リスト

第Ⅱ部 WORLD:世界のかたち

  • Ⅱ- ① イメージをつなぐ ゲスト・アーティスト:今津 景
  • Ⅱ- ② モノからはじめる ゲスト・アーティスト:菅木志雄
  • Ⅱ- ③ ひろがる世界
  •  作品リスト

田中敦子《作品 67E》1967年 エナメル、カンヴァス 横浜美術館蔵
© Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association

ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年 油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵

奈良美智《春少女》2012年 アクリル絵画、カンヴァス 横浜美術館蔵
© YOSHITOMO NARA 2012

マン・レイ《解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会いのように美しい》1935年頃
ゼラチン・シルバー・プリント 横浜美術館蔵
© MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, PAris & JASPAR, TOKYO, 2019 C2622

鏑木清方《春宵怨》1951年 絹本着色
横浜美術館蔵

ナウム・ガボ《空間の構造》1959年 ブロンズ、アルミニウム、プラスチック
横浜美術館蔵
The Work of Naum Gabo © Nina & Graham Williams

ヴァシリィ・カンディンスキー《網の中の赤》1927年 油彩、厚紙
横浜美術館蔵

米田知子《教室I(遺体仮安置所をへて、震災資料室として使われていた)》
2004年(2005年プリント) 発色現像方式印画 横浜美術館蔵 ©YONEDA Tomoko

プラブハカール・ナイクサタム《気まぐれなささやき》1992年 
綿・羊毛、ゴブラン織り 横浜美術館蔵

ポール・セザンヌ《縞模様の服を着たセザンヌ夫人》1883-85年 
油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵

國領經郎《轍》1982年 油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵

展覧会のみどころ

1.横浜美術館のコレクションが一堂に!

当館を代表する名品をはじめ、横浜美術館コレクションを300点以上、まとめてご覧いただく絶好の機会です。
幅広い時代、地域、分野にまたがる作品を、既存の美術史の文脈とは異なるテーマのもとで読み解き、アートの自由な見方を提案します。

2.「出会いの場」としての美術館のありかたを提示

学芸員とアーティストとの協働による展示構成、アーティストと市民とのコラボレーションによる作品制作といったさまざまな仕掛けによって、アートと人、人と人とを無数の線でつなぎ、「出会いの場」としての美術館のありかたを提示します。

3.淺井裕介と市民による共同制作「美術館を耕す」

横浜美術館グランドギャラリーにて、ゲスト・アーティストのひとりである画家・淺井裕介と市民による共同制作を行います。
横浜をはじめ各地の土を原料にした泥絵具を用いて、参加者全員で動植物のイメージを描きます。その絵は淺井によって再構成されたのち、グランドギャラリーに展示されます。

4.みなさんと共に振り返る!30年の歩み

開館30周年の節目にあたり、会場内に横浜美術館の年表を掲出し、当館の活動のあゆみを平成の時代背景とともに振り返ります。
横浜美術館との出会いにまつわるメッセージを来館者にお寄せいただき、会場内に共有の場を創ります。