企画展

2019年度は開館30周年企画展として、3つの展覧会を開催します。
展覧会を通して見えてくるテーマは「コレクション」です。横浜美術館の所蔵する珠玉のコレクション、横浜を代表する実業家の築いた伝説の大コレクション、そして芸術国家フランスを代表する美術館のコレクション。美術館を支える柱である「コレクション(収蔵品)」を、さまざまな形でご覧いただきます。

また今年度、展覧会開催中の金曜日・土曜日は、展覧会、ミュージアムショップ、カフェ(Café小倉山)の営業を20時まで延長します。多様化する生活者のライフスタイルに対応し、より多くの方に「美術館のある生活」を楽しんでいただけることとなりました。お仕事帰りに、お食事のあとに、美術館でひとときをお過ごしください。

横浜美術館開館30周年記念
Meet the Collection ―アートと人と、美術館

田中 敦子 《作品67E》1967(昭和42)年
エナメル、カンヴァス、162.5×131.0cm
横浜美術館蔵
©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association

会期:2019年4月13日(土)~6月23日(日)

1万2千点を超えるバラエティ豊かな横浜美術館のコレクションの中から、「LIFE:生命のいとなみ」「WORLD:世界のかたち」の2部構成のもと、絵画、彫刻、版画、写真、映像、工芸など400点を超える作品を展示します。

また、4人のアーティスト[束芋、淺井裕介、今津景、菅木志雄]をゲスト・アーティストとして招き、彼らの作品を収蔵作品と並べることで作品同士の出会い(Meet)の場を創出し、アートの自由な見方、アートとの多様な関わり方を提案します。

主催:横浜美術館、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)

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横浜美術館開館30周年記念
生誕150年・没後80年記念
原三溪の美術 伝説の大コレクション

[国宝]《孔雀明王像》 平安時代後期(12世紀)
絹本着色・一幅 147.9×98.9cm
東京国立博物館蔵 Image:TNM Image Archives
*展示期間:2019年7月13日(土)~8月7日(水)

会期:2019年7月13日(土)~9月1日(日)

原三溪(慶応4~昭和14年)は、横浜において生糸貿易や製糸業などで財をなした実業家です。一方で三溪は、独自の歴史観にもとづき古美術品を収集したコレクターであり、自由闊達な茶の境地を拓いた数寄者、古建築を移築して三溪園を作庭し自らも書画・漢詩をよくしたアーティスト、そして、同時代の有望な美術家を積極的に支援し育んだパトロンでもありました。

本展は三溪の4つの側面「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」に焦点を当て、今日、国宝や重要文化財に指定される名品25件以上を含む三溪旧蔵の美術品や茶道具約150件と関連資料を展観することによって、原三溪の文化人としての全体像を描きだします。

主催:横浜美術館、日本経済新聞社

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横浜美術館開館30周年記念
オランジュリー美術館コレクション
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち

オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》 1892年頃
油彩・カンヴァス 116×81cm
© RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF

会期:2019年9月21日(土)~2020年1月13日(月・祝)

パリのセーヌ川岸に建つ、オレンジ温室を改修した瀟洒な佇まいのオランジュリー美術館。画商ポール・ギョームが基礎を築いた同館所蔵の印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、マティス、ピカソ、モディリアーニらによる名作がそろったヨーロッパ屈指の絵画コレクションです。

本展は同館が所蔵する 146点の絵画群のうち 13人の画家による約 70点が、21 年ぶりにまとまって来日する貴重な機会です。コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々をご堪能ください。

主催:横浜美術館、オルセー・オランジュリー美術館、読売新聞社

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