シンポジウム/イベント

海外の美術館関係者を招聘し、専門家を対象とした国際シンポジウムを6月に開催します。
また、開館記念日を迎える11月上旬には、市民の方々が気軽に参加できるイベントを実施する予定です。

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横浜美術館開館30周年記念国際シンポジウム
アートでつなぐ人とみらい-美術館は何のため?そして誰のため?

横浜美術館が開館した1989年(平成元年)は、日本がバブル景気に湧き、横浜市では市制100周年と横浜港開港130周年を記念して「宇宙と子供たち」(21世紀への展望)をテーマに博覧会「YES ‘89」が開催された年です。当時の日本は経済偏重から脱し、文化大国になることを目指して、美術館建設がブームとなっていました。
それから30年。少子高齢化の進む社会の変容は文化への希求、そして美術館活動に対する期待にも変化をもたらしています。美術館は何のため、そして誰のために存続するのか?これからも美術館は必要とされるのか?これから変わるであろう市民社会を見据えて、美術館はどのように対応していくべきなのか?
この国際シンポジウムでは、横浜美術館が2021年度に大規模改修に向けた休館に入り、2023年度にリニューアルオープンすることを視野に入れ、これらの問いについて検討します。

日時2019年6月8日(土)14時~17時
会場横浜美術館レクチャーホール
定員220名(事前申込、先着順)
参加費無料
申込方法 2019年4月12日(金)10時より申込受付開始
申込フォームはこちら
※お申込1名様につき1つのメールアドレスが必要です。
同じメールアドレスで複数名のお申込はできませんのでご注意ください。

登壇者

ティモシー・ラブ Timothy Rub フィラデルフィア美術館館長兼CEO[アメリカ]
アロン・シートー Aaron Seeto ミュージアムMACAN (Modern and Contemporary Art in Nusantara)館長[インドネシア]
高橋瑞木 センター・フォー・ヘリテージ・アーツ・アンド・テキスタイル(CHAT)共同ディレクター[香港]
逢坂恵理子 横浜美術館館長[日本]

プログラム※日英同時通訳

14時~14時45分基調講演
「美術館は何のため?そして誰のもの?これまでとこれから」ティモシー・ラブ
15時~17時 パネルディスカッション
「アートでつなぐ人とみらい-美術館は何のため?そして誰のため?」
  1. 1.問題提起 逢坂恵理子
  2. 2.事例紹介「インドネシアの場合」 アロン・シートー
  3. 3.事例紹介「香港の場合」 高橋瑞木
  4. 4.討論「美術館は何のため?そして誰のため?」
       ティモシー・ラブ/アロン・シートー/高橋瑞木 司会:逢坂恵理子
  5. 5.質疑応答/総括

登壇者略歴

ティモシー・ラブ|Timothy Rub

フィラデルフィア美術館CEO兼館長(アメリカ)
ニューヨーク大学で美術史の修士とキュレトリアル・スタディーズを修めた後にイェール大学でMBAを取得(1987年)。ダートマス大学フッド美術館館長(1991年-1999年)、シンシナティ美術館館長(2000年-2006年)、クリーブランド美術館館長(2006年-2009年)などアメリカの地方都市の美術館の館長を歴任。2009年にフィラデルフィア美術館の13代目館長に就任し、現在はフランク・ゲーリー氏による改修を指揮。建築史と近現代美術が専門。

アロン・シートー|Aaron Seeto

ミュージアムMACAN (Modern and Contemporary Art in Nusantara)館長(インドネシア)
オーストラリア・シドニーのオルタナティブスペース4Aアジア現代美術センター(4A Centre for Contemporary Asian Art)のディレクターを8年務めたのちに、ブリスベンのクイーンズランド州立美術館|近代美術館(QAG|GOMA)の学芸マネージャーとなり、2015年に第8回アジア大洋州現代美術トリエンナーレ開催にかかわる。2016年より現職。2017年にミュージアムMACANを開館に導く。これまで現代美術関係の組織の改善向上にかかわるほか、アジアおよび大洋州のアーティストの展覧会を数多く手掛ける。

高橋瑞木

センター・フォー・ヘリテージ・アーツ・アンド・テキスタイル(CHAT) 共同ディレクター(香港)
森美術館開設準備室(1999年-2003年)を経て、水戸芸術館現代美術センターで学芸員として、マンガ、映画、ファッション、建築、パフォーマンス、現代美術などの展覧会を数多く企画。2016年4月に香港に移り、センター・フォー・ヘリテージ・アーツ・アンド・テキスタイル(CHAT)の準備室に着任。2017年4月から現職に就き、2019年3月の開館をディレクターのひとりとして指揮。

逢坂恵理子

横浜美術館館長
国際交流基金、ICA名古屋を経て、水戸芸術館現代美術センター主任学芸員(1994-1996年)、同センター芸術監督(1997年-2006年)、森美術館アーティスティック・ディレクター(2007年-2009年1月)を歴任し、2009年より現職。第3回アジア・パシフィック・トリエンナーレで日本部門コーキュレーター(1999年)、第49回ヴェニス・ビエンナーレで日本館コミッショナー(2001年)ほか、第4回(2011年)から第7回(2020年)の横浜トリエンナーレにかかわるなど、多くの現代美術国際展を手掛ける。

開館30周年記念関連資料コーナー
展覧会カタログで振り返る 横浜美術館の30年

1989年(平成元年)に開館した横浜美術館は今年で30周年を迎えます。当館では、2019 年までに120以上の多彩な企画展を開催し、多くの方にご来場いただきました。美術情報セ ンターでは、30周年の機会に、これまでに横浜美術館で開催された企画展の展覧会カタロ グすべてをご覧いただけるコーナーを設置いた します。これらのカタログを通して当館の足跡をたどることができます。是非、この機会に美術情報センターまで、足をお運びください。

会期2019年9月13日(金)~2020年4月1日(日)(予定)
開催時間10時~18時
休室日木曜日(2019年12月26日は開室)、12月28日(土)~2020年1月2日(木)
特別整理期間 2020年2月7日(金)~2月16日(日)(予定)
入場料無料

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開館30周年記念特別資料展示
ポスター、チラシ、チケットで振り返る横浜美術館開館記念展

1989年に開館した横浜美術館では、開館記念展として「メトロポリタン美術館名品展―フランス美術500年」や「ニューヨーク・ニューアート チェースマンハッタン銀行コレクション展」のほか「鏑木清方展」などを開催し、開館年の企画展来館者数は延べ86万人以上に上りました。横浜初の本格美術館誕生に多くの期待と関心が寄せられたことが窺えます。
美術情報センターでは展覧会のカタログやポスターやチラシなど、当館の活動に関する資料も保管されており、アーカイブ的な機能も担っています。本展示では開館記念展のポスターやチラシなどをご覧いただきます。

会期2019年3月29日(金)~7月10日(水)(予定)
会場美術情報センター
入場料無料

横浜音祭り2019開催記念 横浜美術館開館30周年記念
音楽舞台 偶然の出会いのように
~ダリ、マグリット、エルンストの迷宮美術館~

横浜美術館の所蔵するシュルレアリスムの作品をNHKが撮影し、その映像を舞台美術として活用する横浜発のオリジナル舞台。横浜市出身のAKB48の小田えりなさんと、多方面で活躍するダンサーたちによる約2時間のミュージカルにご期待ください。

歌手を目指す主人公の「私」は不思議な絵がたくさん並ぶ美術館でひとりの紳士と出会う。一緒に美術館をめぐり始めた2人だが、そこには描かれた人たちが動き出す不思議な世界だった!
不思議な絵の中の世界に次々とふれ、私は次第に絵の見方、そして物事の見え方がかわっていくことを感じていくーーー

出演:小田えりな(AKB48)ほか
演出・振付:新井健太(動制作)
脚本:オノマリコ
音楽:シナリオアート
企画・構成:NHK横浜放送局

ルネ・マグリット
《王様の美術館》1966年
油彩、カンヴァス、横浜美術館蔵

©AKS

公演日9月27日(金)、28日(土)、29日(日)<3日間5公演>
会場KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
料金無料(事前申込制/抽選)
申込方法NHK横浜放送局ウェブサイトより。詳細はこちら
主催NHK横浜放送局KAAT神奈川芸術劇場横浜アーツフェスティバル実行委員会、横浜美術館
お問合せNHK横浜放送局 045-212-2822(代表)

横浜美術館開館30周年特別企画
横浜美術館逢坂館長とカナダのアートをめぐる旅(5泊7日)

この秋、横浜美術館コレクションによる展覧会「氾濫 20世紀日本の写真」(会期:2019年10月11日~2020年3月22日)が、カナダの首都オタワにあるナショナル・ギャラリー・オブ・カナダで開催されることになりました。

日本の美術館の所蔵作品による展覧会が海外で紹介される機会は大変稀で、ぜひ、この喜ばしい展覧会のオープンを、横浜美術館を応援して下さる皆さまと共に現地で祝いたく、旅行会社HISが特別ツアーを企画しました。
逢坂館長と一緒に、紅葉の美しいカナダでアートを存分に楽しむ特別な1週間。皆様のご参加をお待ちしております。

ツアーの詳細および申込はこちら(HISウェブサイト)申込受付終了

ナショナル・ギャラリー・オブ・カナダ
「氾濫 20世紀日本の写真」(Hanran: 20th-Century Japanese Photography)

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