ガラス張りの天井
開閉式ルーバーの改修工事を行い、設計者・丹下健三の当初の構想が復活したことで、季節や時間によって天井からやわらかい自然光がふりそそぐ大空間を感じられるようになりました。
リニューアルのポイント
横浜美術館を象徴する大空間「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアは、より自由でひらかれたエリアとなって生まれ変わります。あらゆる人を歓迎し、どんな人の居場所にもなる、そんな美術館を象徴するポイントをご紹介します。
開閉式ルーバーの改修工事を行い、設計者・丹下健三の当初の構想が復活したことで、季節や時間によって天井からやわらかい自然光がふりそそぐ大空間を感じられるようになりました。
グランドギャラリーに透明で開放感のあるエレベーターを新設しました。新しいルートで展示フロアまで上がることができるようになりました。
休館前の「美術情報センター」が地上階へ移り、明るい光がそそぎこむ新しいスペースに生まれ変わります。アートにまつわる絵本から専門書まで、どなたでも無料でご利用いただけます。
(2024年11月開室予定)
美術の広場側に、無料で入れる新しいギャラリーを2か所増設しました。ギャラリー9はガラス張りとなっていて、美術館の外からも作品をお楽しみいただけます。
美術の広場に面した居心地の良い空間を生かして、横浜ならではのカフェとオリジナルグッズを扱うショップがリニューアルします。カフェやショップのみのご利用も大歓迎です。
(2024年11月オープン予定)
左右対称にひろがる階段の踊り場のかたちに着目し、横浜美術館の建物のあちこちに見られる「まる」と「しかく」をかくしテーマにした彫刻作品を展示します。作品を囲みながらおしゃべりをしたり考えをめぐらせたり、教育普及やアトリエの活動も身近に感じられるようなエリアになります。
(2025年2月以降予定)
さまざまな障がいのある方と共に行ったインクルーシブワークショップを経て、あらゆる人にやさしいデザインになることを目指した、横浜美術館オリジナルの家具をつくりました。当館に多く使われている御影石から抽出した色を使っています。
(2025年2月設置完了予定)
オリジナルの机や椅子で、作品や建築を見ながら、カフェの飲みものやおしゃべりを楽しめるエリアが誕生します。
(2025年2月以降予定)
館内の授乳室を増やし、調乳器を新たに導入しました。2025年2月以降には、リラックスしながらお子さんと一緒に楽しめるエリアも新設。家族みんなで安心してご来館いただけます。
展示室前のホワイエまで無料エリアを拡張。グランドギャラリー全体を見渡しながら、子どもからおとなまで、誰もが自由に過ごせる場所です。ワークショップを行ったり、休憩スペースになったり、さまざまな形に姿を変えてお迎えします。
(2025年2月以降予定)
美術館の外にもオリジナルデザインのテーブルやベンチを設置します。オープンスペースで美術館とみなとの風を感じながらくつろぐことができます。
(2025年2月以降予定)
集合場所の目印にもなる「大しかく看板」を新たに設置しました。美術館の入口で展覧会情報などをわかりやすくお伝えしながら、みなさんを館内へと誘います。
開館から30年以上のあいだにつくられたさまざまな案内表示。今回の改修工事を機に、誰もが理解しやすく、追加や変更が容易なものにサイン類を一新しました。キーワードは「変化」と「ひらくこと」です。