ゲルダ・タロー《ロバート・キャパ、セゴビア戦線》
1937年、ゼラチン・シルバー・プリント、ICP蔵、©ICP
Gerda Taro Robert Capa, Segovia Front, Spain, late May - early June 1937
Gelatin Silver Print / Collection of ICP ©ICP

本展のみどころ

1 圧巻!キャパの生涯をたどる193点の横浜美術館コレクション

横浜美術館ではロバート・キャパの作品を折々ご紹介してまいりましたが、全所蔵作193点を一堂に展示するのは、開館以来、初めての試みです。当館のキャパ・コレクションは、報道写真家としてキャリアをスタートさせた初期から、死の直前にシャッターを切ったインドシナ戦争まで、キャパの人生をたどることのできる代表作で構成されています。本展にて日本初公開となる作品も。

2 日本初!ゲルダ・タロー作品一挙公開

女性初の報道写真家といわれるゲルダ・タロー。「ロバート・キャパ」を創りだした人物でありながら、世界でもっとも著名な写真家のひとりであるキャパと比べ、作品はおろか、その存在すらほとんど紹介される機会はありませんでした。2007年に世界初となる個展「Gerda Taro Retrospective」が、ニューヨークの国際写真センター(ICP)にて開催され、その後、ロンドンなどへ巡回。本展ではICPの全面的協力を得て、「Gerda Taro Retrospective」で展示されたオリジナルプリントを中心とする写真83点を日本初公開いたします。

3 キャパ/タロー、2つの視点

数々の現場で行動を共にしたと言われるキャパとタロー。本展では、同一現場で二人の写真家が、それぞれの視点で撮影した写真もご覧いただけます。