Highlightみどころ・トピックス

本展のみどころ

1. 初個展「絶唱、横須賀ストーリー」から40年。国内では8年ぶりの大規模個展

石内 都

《ひろしま #106 Donor: Hashimoto, H.》2016年
©Ishiuchi Miyako

今年、デビュー40周年を迎える石内都。建物や皮膚そして遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の作品は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けています。本展は、石内の40年にわたる活動を展覧できる、国内では8年ぶりの大規模個展。「肌理(きめ)」をテーマに自選された約200点を紹介します。

2. 石内都の写真と「肌理」

石内 都

《絹の夢 #50 併用絣銘仙 桐生》2011年
アーツ前橋蔵
©Ishiuchi Miyako

「肌理(きめ)」は、石内の作品のエッセンスを伝える言葉です。学生時代に染織を専攻した石内は、物の肌理に対する鋭敏な感覚を備え、建物や皮膚や遺品の表層に現れる時間の痕跡を写真におさめてきました。石内の作品は、何十年もの時間と記憶を封じ込めた肌理をとらえた写真であり、また、時間をかけて現像された写真そのものは、石内が染め上げた無数の粒子からなるもう一つの表面=肌理といえます。本展は、石内の代表作を「肌理」というキーワードで捉え直します。

3. 石内都と「横浜」

石内 都

《金沢八景》1975-76年
©Ishiuchi Miyako

1975年、石内は家族の住む横浜に暗室を構え、写真家としての活動を始めました。以来、初期三部作から「Mother’s」に至る石内のモノクローム写真のほぼすべてが、この暗室で制作されました。また、石内はデビュー前から、横浜の風景を折に触れて撮影してきました。本展では、石内が横浜を撮影した最初期の写真「金沢八景」をはじめ、横浜の近代建築に取材した「Yokohama 互楽荘(ごらくそう)」を展示するなど、石内と横浜の関係に焦点を当てます。

4. 「Innocence」「ひろしま」の未発表作と、ふたつの新シリーズを公開

石内 都

《Innocence》 2017年
©Ishiuchi Miyako

本展では、女性の傷跡を写した「Innocence」、撮影開始から10年目となる「ひろしま」など、既存のシリーズの未発表作を多数公開します。また、新シリーズとして、アメリカのファッションデザイナーの亡き父の遺品の着物を撮った作品や、徳島県の阿波人形浄瑠璃の衣装に取材した作品を展示します。

トピックス

石内都デビュー作「絶唱、横須賀ストーリー」を横浜美術館コレクション展にて全点展示!

石内 都

石内 都《絶唱、横須賀ストーリー #58》
1976-77年
©Ishiuchi Miyako

本展と同時開催の横浜美術館コレクション展では、写真展示室にて、当館が所蔵する石内都のデビュー作「絶唱、横須賀ストーリー」のヴィンテージプリント55点を展示します。
横須賀は、石内が少女時代を過ごした街であり、いつまでも馴染むことのできなかった場所として、その身に深く刻まれています。荒々しい肌合いのプリント一枚一枚から、戦後日本の影を背負った土地、横須賀に対する複雑な思いが伝わってきます。
石内都の原点である本作を、ぜひご覧ください。

横浜美術館コレクション展

「石内 都 肌理と写真×VANILLABEANS」コラボレーション・チョコレート発売決定!

「VANILLABEANS(社名:チョコレートデザイン株式会社)」は、その美味しさとスタイリッシュなプレゼンテーションで、多くのチョコレートラバーを魅了している横浜発のチョコレートブランド。「チョコレートで世界を幸せに」をモットーに、フェアトレードのチョコレート使用量は日本トップクラスを誇ります。
今回は、VANILLABEANSと石内都が選んだフレーバー2種類を、展覧会限定のスペシャル・パッケージでお届け!
本展タイトルの「肌理(きめ)」に通じるなめらかな味わいのチョコレートは、展覧会のお土産に、そしてクリスマスやバレンタインデーの贈り物にもお薦めです。
1枚850円(税抜)※やむを得ず会期最終日前に売り切れとなる場合がございます。予めご了承ください。

VANILLABEANS

「フォト・ヨコハマ2018」とも連携!

「写真のチカラ、あふれるヨコハマ」をキャッチフレーズに、毎年1~3月に行われる“撮る・みる・楽しむ。写真の祭典”「フォト・ヨコハマ」では、カメラと写真映像の総合イベント「CP+(シーピープラス)2018」(3月1日[木]~4日[日])など市内各所で数多くの写真関連イベントが行われます。「フォト・ヨコハマ2018」で、コアイベントのひとつとなるのが、この「石内 都 肌理(きめ)と写真」。
横浜美術館をはじめとする市内を巡るスタンプラリーの開催が予定され、横浜が写真の街としてますます盛り上がります。