関連企画・イベント

美術情報センター特別資料展示「エミール・オルリク作『日本便り』」(複製版画集)

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出品資料の一部、参考図

今年度後期の特別資料展示は、エミール・オルリク(1870-1932)の『日本便り』(複製版画集)をご紹介します。1870年、プラハの裕福なユダヤ人の家に生まれたオルリクは、1896年に初めて木版画を制作したのち、木版技術の本場日本へ行こうと考え、1900年4月、横浜に到着しました。木版だけでなく、フェノロサや岡倉天心ともつながりの有った狩野派の画家、狩野友信に日本画の筆法も学んでいます。

『日本便り』は、初来日から3年を経た1904年2月、画家自身が刊行した50部限定の版画集です。東京を中心に、近郊の江の島などが描かれています。この複製版は1996年の刊行で、図版は全てオリジナルと同サイズです。語学の才に恵まれ、通訳なしで町に出たと言われるオルリクによって、明治の日本の風俗はどのように捉えられたかが、ご覧いただけます。

会期2018年10月12日(金)~2019年3月24日(日)(予定)
開催時間10時~18時
会場美術情報センター
休室日木曜日、2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)、3月22日(金)
※ただし、2018年11月1日(木)、2019年3月21日(木・祝)は開室
入場料無料

「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」展 出品作家関連資料コーナー

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出品資料の一部、参考図

駒井哲郎(1920-1976)は、日本における現代銅版画のパイオニアです。デューラー、レンブラント、ホイッスラーらによる西洋銅版画に感銘を受け、14歳から西田武雄のもとで銅版技術を学び始めます。東京美術学校油画科に入学した後も、版画の技術を追究する一方で、同時代の芸術家たちと積極的に交流し、その作品世界を深めていきます。
美術情報センターでは、駒井による著作や作品集のほかに、彼が影響を受けた画家や版画家たちの作品集を関連資料コーナーに設置しています。駒井自身が綴った言葉や様々な交流から、深淵な詩的世界がどのように形成されたのかを辿ることができます。ぜひこの機会にご覧ください。

会期2018年10月27日(土)~2019年1月25日(金)(予定)
開催時間10時~18時
会場横浜美術館 美術情報センター
休室日木曜日、2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)
※ただし、2018年11月1日(木)は開室
入場料無料



ライブラリー・トーク 長島有里枝 「セルフポートレイトと写真集」

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美術情報センター

美術雑誌から、研究者のための専門書まで、約11万冊の美術に関する図書資料を所蔵する横浜美術館の美術情報センターを会場に「写真集」をテーマとしたトークイベントを開催します。
今回は、社会における家族や女性のあり方を作品を通して問い続けている写真家・長島有里枝さんをお迎えして、ご自身の制作についてのお話を交えながら、美術情報センター所蔵資料を含め国内外の様々な写真集の中から長島さんの視点でセレクトした写真集をご紹介いただきます。
思いがけない本との出合いや楽しみ方が見つかるかもしれません。

本イベントは「フォト・ヨコハマ2019」のパートナー・イベントです。
「フォト・ヨコハマ2019」公式サイトはこちら

講師長島 有里枝(写真家)
日程2019年2月10日(日)
時間18時30分~20時30分
会場美術情報センター
定員30名(12歳以上対象)
参加費1,000円
申込方法2018年12月8日(土)より申込受付開始
※応募者多数の場合は抽選となります。申込み詳細はこちらへ

(1)申込フォームはこちら
※お申込1名様につき1つのメールアドレスが必要です。  
   同じメールアドレスで複数名のお申込はできませんのでご注意ください。
(2)往復はがき
申込締切2019年1月21日(月)必着
※抽選結果はお申込みいただいた方全員にお知らせします。締切日を数日過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが、下記までお問合せください。
お問合せ横浜美術館 市民のアトリエ  045-221-0366
長島 有里枝(ながしま・ゆりえ)
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©Masashi Asada

1973年 東京都生まれ。1995年 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。1999年 カリフォルニア芸術大学にてMaster of Fine Arts取得。2015年 武蔵大学人文科学研究科博士前期課程修了。
1993年 家族とのポートレイト作品で「アーバナート#2」展パルコ賞を受賞しデビュー。2001年 写真集《PASTIME PARADISE》で、第26回木村伊兵衛写真賞受賞。また2010年には《背中の記憶》で第26回講談社エッセイ賞受賞するなど、写真以外にも活躍の場を広げている。
2017年 東京都写真美術館での個展「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」に続き、今年度は、ちひろ美術館・東京 Life展「作家で、母で つくるそだてる 長島有里枝」(2018年11月3日~ 2019年1月31日)、横浜市民ギャラリーあざみ野フォト・アニュアル 長島有里枝展「知らない言葉の花の名前 記憶にない風景 わたしの指には読めない本」(2019年1月26日~ 2019年2月24日)で作品を発表。