石内都さんが、本年度のハッセルブラッド国際写真賞を受賞されました。

2014年03月07日

写真家の石内都氏が、写真界で偉大な業績を上げた方に贈られるハッセルブラッド国際写真賞を受賞されました。
ハッセルブラッド国際写真賞は、スウェーデンのハッセルブラッド財団が1980年に創設した世界で最も重要な写真賞のひとつです。日本人ではこれまで、濱谷浩氏、杉本博司氏が同賞を受賞し、石内氏は3人目の受賞です。
当館には、石内氏のデビュー作として知られ、1977年に横須賀市で撮影された「絶唱・横須賀ストーリー」シリーズより、当時の貴重なプリント55点をはじめ、セルフ・ポートレートなど全57作品を所蔵しています。(現在、石内氏の作品は展示されておりません。)

※ハッセルブラッド財団は、ヴィクター・ハッセルブラッド博士と妻のエールナの遺言により、科学教育と自然科学および写真部門での研究を促進することを目的に1979年度に設立されました。

石内都氏の受賞によせて(ハッセルブラッド財団公式HPより):
石内都は、35年間にわたり、インターナショナルなキャリアを確立してきました。そしてそれは深い感銘を与える力をもち、かつ意義深いものです。彼女の人間的な強さと妥協を許さないビジョンは、戦後日本の個人的な表現というだけでなく、最もパワフルな表現として結実しました。石内の作品は、極めて首尾一貫しており、断固とした、かつ独自の方法で、展開しています。カメラとカメラのもつあらゆる美的可能性を使って、記憶の政治的な側面と個人的な側面が交差する様を探求しています。 石内は、男性支配的な日本の写真界において、特に女性として、パイオニアであり、かつ若い芸術家達の模範でありつづけています。石内都は、写真家としての活動を通じ、その考えやスタイルやアプローチにおいて、革新的であり、探求し、煽動し続けています。
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