音で楽しむ横浜美術館
耳でたのしむ!横浜美術館(音声ガイド)
美術館の施設や事業の魅力を、館内で聞こえる音と、エデュケーターや司書、市民ボランティア
さんなど現場を支えるスタッフの声をとおしてお伝えします。
全体ナレーションはFMヨコハマでも活躍するアナウンサー、北島美穂さん。
館長メッセージや、横浜美術館の活動の柱である「みる」「つくる」「まなぶ」各分野のご案内をどうぞお楽しみください。
【平成25年度文化庁地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業】
出演:館長 逢坂恵理子
3 横浜美術館の建物案内(視覚障がい者用) (3分37秒)
横浜美術館の館内を、視覚に障がいのある方にもわかりやすくご案内しています。
館内の総合案内で配布している「手で見るフロアマップ」と共にご利用ください。
4 「みる」 横浜美術館 展覧会 (2分33秒)
出演:教育普及グループ 主任エデュケーター 岡崎智美
5 「つくる」 横浜美術館 子どものアトリエ (3分11秒)
出演:教育普及グループ 主席エデュケーター 山﨑優
6 「つくる」 横浜美術館 市民のアトリエ (3分17秒)
出演:教育普及グループ 主任エデュケーター 木下貴博
7 「まなぶ」 横浜美術館 美術情報センター (2分37秒)
出演:美術情報センター 司書、鑑賞パートナー(ボランティア)
2014年8月1日~11月3日に開催された「ヨコハマトリエンナーレ2014」の紹介もお聞きいただけます。
「ヨコハマトリエンナーレ2014」についてはこちらからご覧ください。
番外編 森村氏が語る「ヨコハマトリエンナーレ2014」 (3分11秒)
出演:アーティスティック・ディレクター 森村泰昌
ラジオ美術館
「ラジオ美術館」は、2010~2011年に実施、公開した、 "インタビューを通してアートに親しむ” コンセプトで展開する音声プログラムです。美術館やアートに関わるゲストの方々の生の声をお届けいたします。
企画制作:横浜美術館
協力:KIQTAS
<注:このページ上で番組をお聴きになる場合は、adobe flafh playerアドオンのインストールが必要です。インストールされていない場合は、各ブラウザでインストールするように指示がでます>
2011年度
第1回収録「本を見ること/アートを読むこと」(8月31日)
ゲスト:幅允孝氏(BACH代表)、冨井大裕氏(アーティスト)
インタビュアー:早川洋平氏

写真右から幅允孝氏、冨井大裕氏、早川洋平氏
動画でこのトークの冒頭の様子をご覧になれます。
YAF(Yokohama Arts Foundation)CH
幅允孝(はば・よしたか)
BACH代表。ブックディレクター。人と本がもうすこし上手く出会えるよう、様々な場所で本の提案をしている。羽田空港「Tokyo's Tokyo」や二子玉川「フォーティーファイブ・アール」などショップでの選書や、千里リハビリテーション病院のライブラリー制作など、その活動範囲は本の場所と共に多岐にわたる。www.bach-inc.com
冨井大裕(とみい・もとひろ)
1973年新潟県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。日用品の使用と原理的な彫刻の両立を試みる。アーカス・スタジオ(茨城 08年~∞)、「MOTアニュアル」(東京都現代美術館、11年)など展覧会多数。「ヨコハマトリエンナーレ2011」に出品中。http://tomiimotohiro.com
第1回配信 「ブックディレクターって名乗ったこと、ないんですよ」9月28日(水)
まずは、幅さんが現在のお仕事をするようになった経緯や、大切にしていることのお話から開始。「差出し方」「出会い方」というキーワードに冨井さんも反応します。(10:48)
「ブックディレクターって名乗ったこと、ないんですよ」
第2回配信 「日用品を使う理由」10月5日(水)
「つくりたいテーマがなかった」と語る“彫刻家”冨井さん。日用品をつかって制作をしていますが、どうやら日用品そのものが作品というわけではなさそうです。(6:11)
「日用品を使う理由」
第3回配信 「本の向こうに人がいる」10月12日(水)
ブックコーナーをつくる前に、その場に集う人との対話を粘り強くおこなう幅さん。展覧会図録から学芸員の意欲が伝わるという冨井さん。本にはいろいろな人の熱意、記憶が宿っています。(10:20)
「本の向こうに人がいる」
第4回配信 「極意!?本とのつき合い方」10月19日(水)
最後にお聞きしたのは、お二人が勧める本とのつき合い方。お二人の回答からは、それぞれの本に対する考え方や愛情がひしひしと伝わってきます。(6:12)
「極意!?本とのつき合い方」
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第2回収録「三溪を学ぶ、三溪に学ぶ―原三溪市民研究会」(11月18日)
ゲスト・インタビュアー:原三溪市民研究会会員

写真左:公開収録の様子 同右:藤本實也著『原三溪翁伝』
原三溪市民研究会
明治・大正期を代表する横浜の大実業家で、美術にも関わりの深い三溪原富太郎(1868~1939)をめぐる調査研究を続けている原三溪市民研究会。
ホームページ
第1回配信「原三溪市民研究会、発足の秘密!?」12月21日(水)
前半は、横浜美術館特任研究員で、原三溪市民研究会の顧問でもある猿渡紀代子氏がゲストとなり、同会会長の廣島亨氏がインタビューをおこないます。研究会はどのようにして発足したのか?さかのぼること○年…はじまりは横浜美術館の展覧会企画でした。(9:40)
※音声内6:26付近の「横山大観とか、岡倉天心とか」などの「岡倉天心」は「下村観山」の誤りです。
「原三溪市民研究会、発足の秘密!?」
第2回配信「実業家・三溪の多様な側面と市民協同働」12月28日(水)
実業界で活躍する一方で、画家の支援をしたり、独自の茶道をおこなったり。生活自体を愛でた三溪ですが、関東大震災(1923年)が起きると横浜の復興に奔走しました。80年以上前に三溪の生き方やポリシー。その一端を紹介します。(11:30)
「実業家・三溪の多様な側面と市民協同働」
第3回配信「多くの人を惹きつける、原三溪市民研究会の魅力」1月4日(水)
後半は、猿渡顧問がインタビュアーに転じ、会員の久保いくこ氏と佐滝剛弘氏にお話しを伺います。世代も職業も違う二人が三溪に興味を持ったきっかけはそれぞれ。二人をつなぐキーワードは、同会発足においても重要な役割を果たした藤本實也著「原三溪翁伝」でした。(11:07)
「多くの人を惹きつける、原三溪市民研究会の魅力」
第4回配信「原三溪市民研究会がこれからできること」1月11日(水)
三溪を通じて公共を考える、横浜を深く知る。多面性を持った三溪を学ぶことによって、メンバー自身も自分の知的好奇心をふくらませています。今後はこれをさらに外に向けて発信すべきではないだろうか。未来に向けての新たな目標を掲げ、同会の活動はこれからも続きます。(8:56)
「原三溪市民研究会がこれからできること」
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第3回収録「松井冬子×早川洋平」(2012年1月14日)

写真:公開収録の様子
第1回配信「画家・松井冬子ができるまで」2月15日(水)
現在もっとも注目を集める画家のひとりである松井冬子氏。独特の世界観を日本画の技法であらわすことで知られていますが、その幼少期はどんな少女だったのでしょうか?また大学時代は?(9:15)
「画家・松井冬子ができるまで」
第2回配信「日本画を学びはじめて」2月15日(水)
松井氏が現在の作風にたどり着くまで、さまざまな紆余曲折がありました。学生時代に挑戦した作品は、今の松井氏の印象とは少し違ったもののようです。後半は日本画の技法について詳しくお聞きしました。(11:20)
「日本画を学びはじめて」
第3回配信「ものの見方、リアリティ」2月22日(水)
油絵を学んでから日本画に転向したことに関して無駄になったことは何もないと松井氏は語ります。女性しか描かない理由、リアリティに対するこだわり。制作の核となることについて早川氏が追及していきます。(11:07)
「ものの見方、リアリティ」
第4回配信「広がる世界、これからについて」2月22日(水)
≪世界中の子と友達になれる≫、≪生まれる≫など、「松井冬子展 -世界中の子と友達になれる―」に出品作を例にとりながら、作品世界の魅力を掘り下げます。最後には3月に公開予定の映像や、今後の活動についてうかがいました。(8:45)
「広がる世界、これからについて」
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第4回収録「痛み、やまいとアート」(2012年1月21日)

写真:公開収録の様子(右が斎藤環氏)
第1回配信「精神科医とアートの出会い」3月2日(金)
斎藤環氏がアートに興味を持つきっかけとなったのは、1993年「パラレル・ヴィジョン」展(世田谷美術館)で見たヘンリ―・ダーガー(1892-1973)の作品でした。今やアウトサイダー・アートの旗手として取り上げられる彼の作品に、斎藤氏は何を見出したのでしょうか。後半は、同氏の考えるアートの定義についてうかがいます。(10:52)
「精神科医とアートの出会い」
第2回配信「松井冬子さんの作品について」3月2日(金)
「美術手帖」2月号(2012年1月発売)で、『松井冬子論 ジェンダーとアートの新しい回路』を発表した斎藤氏。彼女の作品の独自性とは何か?“女性性”や“予兆”といったキーワードからお話ししていただきました。(8:28)
「松井冬子さんの作品について」
第3回配信「アートセラピーは効果があるのか?」3月7日(水)
斎藤氏は、自身がコーラスに参加した経験から、声楽療法に取り組んでいます。従来の芸術療法では、評価をしてはいけないという了解があったそうですが、同氏は技巧の上達によって得られる治療的効果に注目しています。(9:30)
「アートセラピーは効果があるのか?」
第4回配信「関係性の媒体としてのアート」3月7日(水)
「痛み」と「やまい」は万人が抱え持つものだと、斎藤氏は語ります。アートには人と人との関係性に介入し、巻き込んでいくような力が備わっているという興味深いお話も。 アートの楽しみ方・関わり方について、最後に教えていただきました。(8:18)「関係性の媒体としてのアート」
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第5回収録「美術品の輸送と展示」(2012年2月29日)

写真:公開収録の様子。左が徳田氏。
今回は、国内のみならず海外でも評価の高い、日本通運株式会社の徳田英昌氏に、プロ・インタビュアーの早川洋平氏がお話を伺います。
※ラジオ美術館を主催している横浜美術館塾では、これまで、「プロから学ぶ企業連携講座」として、日本通運株式会社の協力により、「美術品の取り扱いと展示」講座を実施してきました。この講座では全国の美術館・博物館の現職の学芸員にご参加いただき、借用や輸送・展示のときの的確な梱包や取扱い、作業指示を実践できることに取組んできました。今年度は諸事情によりこの講座を開催できなかったため、今回、ラジオ美術館に講師の方をお招きしてお話を伺いました。
第1回配信「美術品輸送業務との出会い」3月21日(水)
日本通運株式会社で美術品輸送業務について31年。徳田氏が美術品輸送という業務が存在することを知ったのが、同社に入社後でした。「美術品を運ぶ」という発想すらなかったという徳田氏ですが…?(10:51)
「美術品輸送業務との出会い」
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第2回配信「集荷と言ってはいけない」3月21日(水)
美術館や博物館に展示されている作品には、他所から拝借してきたものが多くあります。作品の持ち主の方がどのような気持ちで作品を貸し出すのか。人の気持ちを想像することが、細やかな仕事につながります。(7:09)
「集荷と言ってはいけない」
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第3回配信「輸送」3月28日(水)
美術品を運ぶ際には、専用の車両を使い振動をやわらげて傷ができることを避けます。また、「クーリエ」と呼ばれる作品に伴って乗車する人をはじめ、多くの人が関わって作品の安全を管理します。(9:44)
「輸送」
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第4回配信「緊張感との戦いを経て」3月28日(水)
作品を無事に搬入した後には、展示作業も担当します。終始緊張を強いられる作業と想像してしまいますが、その恐怖はどうやって克服しているのでしょうか。最後にはエジプトでの研修など、最近の活動についても伺いました。(13:37)
「緊張感との戦いを経て」
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2010年度
第1回 出演:天野太郎

本編1-1「天野さん、アートのココがさっぱり分かりません!」(24分55秒)
アートに興味はあるものの、「特に現代アートとなるとさっぱり……」 「いざ鑑賞となるとどうも敷居を感じてしまう」。 自らもアート食わず嫌いだった私が、 そんな思いを天野太郎横浜美術館主席学芸員にぶつけました。 「多くの美術館の壁が白いワケ」「現代アートと、現代『の』アートは違う」など、 天野学芸員の硬軟織り交ぜた解説には、ただただ聞き入るばかり。 なぜ、多くの人が「近代美術は分かりやすく、現代美術は分かりにくい」と感じるのか。 謎の答えは、歴史的背景にありました……
「天野さん、アートのココがさっぱり分かりません!」
本編1-2「現代アートは、二度おいしい」 (15分48秒)
「現代アートとの魅力・付き合い方」について、 天野学芸員にうかがいました。
「どの時代のアートも現存する作品を鑑賞できる点では同じ。
でも、多くの現代アートには、それ以前のアートでは 絶対に味わえない楽しみ方があるんです」
と天野学芸員。 この発言に続く彼のひとこと、目からウロコでした。
「現代アートは、二度おいしい」
本編1-3「美大に入らなくても学芸員になれる」(16分50秒)
学芸員というと、どんな人たちをイメージしますか?
「自らもアーティスト」「全員が美大卒のアートの申し子」……。
いえいえ、そうとは限らないようです。
「元テレビマン」「銀行員」「理工学部卒」。
天野学芸員の周囲には、いっけんアートとはほど遠いこんな経歴の持ち主が少なからずいるといいます。
なぜ、美大卒でなくても「学芸員」になれるのか?
これからの学芸員に求められる資質・能力とは?
学芸員志望者ならずとも、聞きどころ満載です。
「美大に入らなくても学芸員になれる」
本編1-4「元々は医大志望?! ひょんなことから美術の世界へ」(23分37秒)
学芸員に異色の経歴の持ち主が少なくないことは前回触れましたが、天野学芸員はなんと元々医大志望。
そんな彼のターニングポイントは浪人時代。
ある先生との出会いでした……。
「最も日本人アーティストが評価されているジャンルは」「21世紀のアートはどうなるか」など、天野学芸員の「視点」も浮き彫りにした 盛りだくさんの内容となっています。
「元々は医大志望?! ひょんなことから美術の世界へ」
第2回 出演:室井俊二さん(板室温泉大黒屋 当主)
本編2-1「創業460年の老舗とアートとの出会い」室井俊二氏(板室温泉大黒屋 当主)(19分37秒)
今回ご登場いただくのは、板室温泉 大黒屋(栃木県那須塩原)の第16代当主、室井俊二さん。 創業460年を迎える栃木最古の老舗が掲げるのは、「保養とアートの宿」。
温泉旅館に現代アート?という一見結びつきにくいスタイルを成功に導いた彼のアートとの出会いはどこにあったのか?
それは、ある宿泊客のひとことから始まりました……
「創業460年の老舗とアートとの出会い」室井俊二氏
本編2-2「『保養とアート』の宿の始まりは、137mの渡り廊下から」室井俊二氏(板室温泉大黒屋 当主) (25分00秒)
アートと出会ったものの、「当初、宿に取り入れようとは全く考えていなかった」という室井さん。
しかし、初めて買った作品が「端部屋の不人気」という大黒屋の長年の課題を解消、彼は「保養とアート」の可能性に気づくこととなりました。 「宿と作品が『空間』をつくり、いいね、と感じたお客さんが『空気感』をつくってくれる」。
室井さんの言葉が印象的でした。
「『保養とアート』の宿の始まりは、137mの渡り廊下から」室井俊二氏
本編2-3「アートスタイル経営の真髄」室井俊二氏(板室温泉大黒屋 当主)(25分42秒)
多くの旅館が経営難に苦しむなか、今もなお高稼働・高リピート率を誇る大黒屋。
しかし、「アートスタイル経営」を取り入れた20年前は、「さまざまな摩擦があった」と室井さんは振り返ります。「うちの社長はおかしくなった」というスタッフ。
「あそこの旅館は訳の分からないことを始めた」と噂する近隣の住民や旅館。 底知れぬ苦しみのなか、ぶれずに「アートスタイル経営」を成功に導けた真髄は何だったのか?
室井さんにうかがいました。
「アートスタイル経営の真髄」室井俊二氏
本編2-4「音楽同様、アートは『感じる』もの」室井俊二氏(板室温泉大黒屋 当主)(21分38秒)
室井さんに最後にぶつけた質問は、本講座のキモでもある「アートに敷居を感じてしまう人はどうしたらいいか」。
アートはわかろうとするのではなく、感じればいい。
室井さんは、私たちの「音楽との関わり方」を引き合いに、力強く語ってくれました。
「音楽同様、アートは『感じる』もの」室井俊二氏
第3回 出演:杉山邦彦さん(日本テレビ イベント事業部プロデューサー)

本編3-1「『ポンペイ展』の舞台裏」杉山邦彦さん(日本テレビ イベント事業部プロデューサー) (20分28秒)
今回ご登場いただくのは、昨年横浜美術館で開催された「ポンペイ展」のプロデューサーを務めた杉山邦彦さん(日本テレビイベント事業部)。ひとつの展覧会はどのようにして生まれ、どんな人たちに支えられているのか、私たちがなかなか知り得ない「美術展の舞台裏」についてたっぷりとうかがいました。20数万人にご来場いただいたポンペイ展は、14年前のある展覧会の成功がきっかけとなったようです……
「『ポンペイ展』の舞台裏」杉山邦彦さん
本編3-2「作品が僕らの『目の前』に現れるまで」杉山邦彦さん(日本テレビ イベント事業部プロデューサー) (20分18秒)
一般的にはあまり知られていませんが、展覧会を開催する際に多くの労力を要するのが、海外から作品を運んでくるケース。外国の美術館の収蔵庫から作品を取り出し、箱に詰め、飛行機で運び、日本で受け取り、飾る。私たちはふだん「目の前にある」作品しか目にしていませんが、そこにたどり着くまでには、実に多くの人力とコストがかかっている、と杉山さんは語ります。番組では、ポンペイ展開催中に思わず彼が涙したエピソードについてもうかがいました。
「作品が僕らの『目の前』に現れるまで」杉山邦彦さん
本編3-3「人生を変えた江戸絵師との出会い」杉山邦彦さん(日本テレビ イベント事業部プロデューサー)(20分18秒)
日本テレビのイベント事業部プロデューサーとしていまもなお、さまざまなアートイベントに関わる杉山さん。そんな彼が幼い頃から没頭していたのは、絵を描くこと……ではなく、「考古学」。家の前の畑から土器や石器が出てきたことから興味を持ったそうです。そんな杉山さんをアートの世界へいざなったのは、江戸時代の画家、伊藤若沖でした……
「人生を変えた江戸絵師との出会い」杉山邦彦さん
本編3-4「とにかく面白がってみる」杉山邦彦さん(日本テレビ イベント事業部プロデューサー)(22分26秒)
「ポンペイ展プロデューサーとして、来場者にもっとも伝えたかったことは何ですか?」。早川は最後にこんな質問を杉山さんに投げかけました。「最初に軸としたのは、『2000年前の人たちが、今の人間よりも人間的に劣ってはいなかったはず』ということでした」。それを実証する好例が、ポンペイ展で展示された「追い炊き機能付きの浴槽セット」。杉山さんがポンペイ展で訴えたかったのはのは、こうした「人間のすばらしさ」でした。そんな杉山さんからアート食わず嫌いの人へのアドバイス─それは「興味がなくてもまずは面白がってみる」こと。なぜ、そう言い切れるのか?答えはインタビューで。
「とにかく面白がってみる」杉山邦彦さん