「《王様の美術館》からつむぐ物語」入選者がご来館!

横浜美術館を代表する所蔵作品のルネ・マグリット《王様の美術館》から創作した物語を募集したところ、全国各地から1,000点を超えるご応募をいただきました。

その中から3点の入選作品と、10点の佳作を選定し、1月からウェブサイトと「トライアローグ展」の会場でご紹介しています。

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2月に3名の入選者のうちのお二人が横浜美術館にご来場されましたのでご紹介します。

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左が「鏡男と不思議な絵」の作者の日下雪(くさか・ゆき)さん。
右が「泥棒さんのモノローグ」の作者の中島羽笛(なかじま・うてき)さんです。

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日下さんは、文学部に通う大学生。
普段から文芸創作をしており、《王様の美術館》の作品図版を見てすぐに物語のイメージが湧いたことから応募してくださったそうです。
嬉しいことに、小さな頃には子どものアトリエの「親子のフリーゾーン」に参加したこともあるそう!
この日は久しぶりの横浜美術館への来訪ということで、《王様の美術館》の作品を前に、じっくりと鑑賞されていました。

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中島さんは市内にお住まいで、市民のアトリエの版画室に20年通い続けていらっしゃいます。
シルクスクリーンと俳句がライフワークで、今回も俳号でご応募されました。
この日、同じ入選者である日下さんに会うことをとても楽しみにしていたそうで、日下さんの作品のなかの
「騒がしい街並みが絶えず自分の中を駆け抜けていくような生活に、彼はいつの間にか疲れ果てていたのでした。」
という文学的な表現を絶賛!
お手製のシルクスクリーンのカレンダーを日下さんにプレゼントしていました。

本プログラムは、横浜美術館エデュケーターがご応募いただいた全作品に目を通し、館長をはじめとした審査員で厳正なる審査をおこないました。
審査後、お二人と横浜美術館との間にそれぞれすてきなエピソードがあることがわかり、とても嬉しく思います。
もうお一人の入選者の福士音羽(ふくし・おとは)さんは遠方にお住まいのため、緊急事態宣言下でのご来館がかなわなかったことがとても残念です。


横浜美術館は、改修工事のため20213月から長期の休館に入ります。
その前に、このように所蔵作品を介して皆さんとつながる企画を実現できたことはとても有意義でした。
リニューアルオープン後の横浜美術館にもご期待ください。


(教育普及グループ 物語募集担当)

[「トライアローグ展」関連プログラム 《王様の美術館》からつむぐ物語]