子アト通信:インターンからの講座レポート わくわく日曜造形講座「見てつくってみよう!」前編

子どものアトリエでは、人材育成事業のひとつとしてインターンシップを行っています。将来、美術館や美術教育等の仕事に就くことを希望する若い世代に、業務の現場に参画していただき、活動の背景にある考え方を学びながら実地に研修していただくものです。

今年度のインターン生は7名。その内のおひとり、大学生の桑名梨奈さんに12月のわくわく日曜造形講座「見てつくってみよう!」(全2日間のうち1日目)の様子をレポートしていただきました。記事に使われている写真も、桑名さんが撮影してくれたもの。写真を専攻されている桑名さんならではの視点で、子どもたちの生き生きとした姿が自然に捉えられています。

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2020126日 わくわく日曜造形講座「見てつくってみよう!」(前編)

小学校低学年の子どもたちを対象に行われたわくわく日曜造形講座「見てつくってみよう!」の1日目の様子をご紹介します。

講座が始まると、子どもたちの目の前には赤い魚が運ばれてきました。

今回じっくり観察したのは「ホウボウ」です。

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普段見慣れない魚を、子どもたちはそっと手に取り観察し始めました。

まずは指先で鱗やヒレに触れて感触を確かめます。

さらに裏に返してみると真っ白なお腹や足の形がよく見えました。

見て触れることで、魚の特徴に近付くことができました。

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魚に触れた後は紙粘土へ移ります。

具体的な形を作る前に小さな玉をたくさん作り、手を粘土に慣らせていきます。

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そして、いよいよ魚を作ります。

まずは始めに大きな粘土で体を作ります。

何度も魚を観察することで、ヒレのきれいな形や色に気付く様子が見られました。

道具を使って凹凸も再現していきます。

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こうしてアトリエ内には、丸みを帯びた可愛らしい魚や今にも泳ぎだしそうな立体的な鱗をまとった魚など、素敵な作品が並びました。

子どもたちの作品を見ると、同じ魚でも印象に残る感触や形は様々であることがわかります。じっくり観察することで、子どもたちのそれぞれの世界から見えた魚を作ることができました。

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講座の様子を撮影する中で、私自身も子どもたちの真剣な眼差しから創作への純粋な思いの大切さを学ぶことができました。私の作品制作や研究に対しても、子どもたちのように真摯に純粋な姿勢で向き合い続けたいと思いました。

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この講座の2日目の様子は、他のインターンの方からご紹介いただきます。お楽しみに!