横浜美術館からすぐ近くにある、横浜市立みなとみらい本町小学校に「ヨコハマトリエンナーレ2020」参加アーティストのさとうりささんが訪問して、小学校のお友達と作品を鑑賞したり、工作にも挑戦しました!
"校内に特別展示した、さとうりささんの作品を鑑賞している様子"
「はじめまして、横浜美術館です!」
ご挨拶のあとは、小学校からすぐ近くの「ヨコハマトリエンナーレ2020」会場に展示中の、さとうさんの大きなバルーン作品の写真をみながら作品についてのお話を聞きました。
"作品について説明するアーティストのさとうりささん"
お話のあと、少人数に分かれて順番にさとうさんの作品を特別に展示した、第2音楽室へ移動。
みんなが知っているいつものお部屋に、大きなバルーン作品が出現!
「うわー!大きい!」
「ピーナッツ?大きなおもち?」
「宇宙船だ、これで宇宙に行けるぞ!」作品を前にすると、次々と言葉があふれ出します。
「身長より大きいね!」
「このバルーンのお題(名前)は何?」
バルーン作品の周りをぐるぐると回ったり、触れてみたり、それぞれに作品を楽しみました。
「中はどうなってるの?」
途中、代表して担任の先生方にバルーンに入っていただき、照明で照らしながら、バルーン作品の外側と内側とでお話をしました。
(c)Risa Sato
順番に少しだけ、中ものぞいてみました。「わあ!意外と広い!」
「あれ?しぼんできたぞ!」
「おーい、先生大丈夫??」
(バルーン内の空気はサーキュレーターを使って常に循環させています。)
"作品の模型を観察しながら、さとうさんへの質問タイム"
「模型にあるこのマークは何?」
「何で出来ているの?」
「模型って、かたちを作る前にイメージをするためのものでしょ。」
次々とさとうさんへの質問や、感想が飛び出します。
模型を見たあとは、さとうさんが大切に作品を作った事が伝わったのか、バルーンを触る手が少し優しくなっている様子でした。(作品鑑賞は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、手指の消毒、会場内換気、お友達同士の間隔に注意をしながら実施しました。)
バルーン体験の順番待ちの間、教室にいるお友達は「紙で作るバルーン(紙風船)」に挑戦。
先生の説明を聞きながら、自分だけのバルーンを作り、校内に飾りました。
活動のまとめの時間では、体験を通して感じたことを、さとうさんに伝えました。
「最初は良く分からなかったけど、だんだんと楽しくなって、興味が出てきました。」(4年生)
「さとうさんが全部一人で縫っていてすごい!」(1年生)
「バルーンさん、ありがとうございました!」(1年生)
最後にさとうさんからのメッセージを聞いて、活動を終わりました。
(以下メッセージより抜粋)
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「作品の見方に正解はないので、みんなの自由な感想を誰かに話してください。
これからも、たくさんの作品と出会ってください!」
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活動終了後も、みなとみらい本町小学校のお友達は、まだまだ作品について伝えたいことがいっぱいある様子でした。
子どものアトリエ ワークショップ「ヨコハマトリエンナーレ2020 関連企画」
ーさとうりささんの作品を体験しよう!ー
日程 2020年8月25日(火曜)1~4校時
会場 横浜市立みなとみらい本町小学校
参加 1年生と4年生の児童のみなさん
主催 横浜美術館子どものアトリエ・横浜トリエンナーレ組織委員会
[開催の経緯]
ヨコハマトリエンナーレ2020ならびに横浜美術館では、さとうりさによる、⼦ども達を対象とした、⼀般参加型講座を準備しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により中⽌いたしました。今回、内容を⼤幅に変更し、横浜美術館に近い、横浜市立みなとみらい本町⼩学校の協⼒をえて、現代アートを通して子どもが達がそれぞれに考え、テーマを見つける機会を設けました。