活動報告:2018年度 横浜みどりアップ・ワークショップ 野草と美術の出会い「ハーブ王子の鉢づくりと寄せ植え」初夏のコース

ハーブ①.jpg①アジサイについて語る、ハーブ王子。

 

横浜市では市内の山林や農地の減少にともない、緑を保全し創造するため「横浜みどりアップ計画」を推進しています。横浜美術館市民のアトリエでは2011年度より横浜市環境活動支援センターの協力のもと、この計画に連動したワークショップを企画しています。森や植物の魅力を十分に感じるとともに、私たちに癒しを与えてくれる"緑"との共存を楽しむことを目的に、今回はさらに「モネ それからの100年」展に関連した内容で構成しました。※このワークショップは横浜市環境創造局受託事業としての開催です。

今年度は、野草と美術の出会い「ハーブ王子の鉢づくりと寄せ植え」と題し、"ハーブ王子"こと野草研究家の山下やました智道ともみち氏を講師に迎え、野草や樹木など植物について学びました。この講座は2日間の構成で、公園の散策と、美術館でのモネ展の作品鑑賞がセットになっており、「市民のアトリエ」のスタッフの補助のもと、参加者が鉢を制作しハーブの寄せ植えをしました。

このワークショップには「初夏のコース」と「秋のコース」と2コースを設けましたが、ここでは6月~7月の「初夏のコース」を紹介します。

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②野草についてのお話、ハーブ王子。

③実習展示場に戻ってから、公園で見てきた野草について再確認。

初回6月10日(日)は、保土ヶ谷区の環境活動支援センターの管理する公園で、植物を見てまわりながら講師の山下氏に解説していただきました。その後むかし牛舎だったという趣のある建物(実習展示場)で、寄せ植えのため準備としてフランス漆喰による鉢づくりをしました。

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④フランス式漆喰鉢作りの実演。

⑤砂の型にフランス漆喰をかぶせる。

2日目7月22日(日)は横浜美術館で開催しました。前半は横浜美術館の企画展「モネ それからの100年」展に関連し、モネの絵画やモネに影響を受けた現代の作家の作品などを鑑賞しました。展示された作品から"ハーブ王子"山下氏が選んだ作品について、担当の学芸員が解説し、「野草と美術」の出会いとなる興味深いトークが繰り広げられました。モネは草花が大好きで自分で庭づくりをし、睡蓮だけでなくさまざまなハーブや野菜なども育てていたそうです。また、"食"に興味を持ち多くの料理のレシピを残しています。後半はモネの料理でよく使われていたハーブや、"ハーブ王子"おすすめの種類を準備し、初日に制作された鉢に土を入れ寄せ植えをしました。参加者はご自宅でハーブを育て料理も楽しめるというわけです。

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⑥展覧会担当学芸員による、展覧会概要説明。

⑦ハーブ王子が選んだ展示作品について、スライドトーク、その後、展示室で作品を鑑賞。

⑧ハーブ王子が寄せ植え用に選んだ10種類のハーブの話。

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⑨各自3種類のハーブを選ぶ。

⑩皆さん自作の鉢に寄せ植え。

⑪こんな感じにできました。感想発表、ハーブの効能、料理など最後のお話。

2日にわたるワークショップは"ハーブ王子"を囲んで、野草と暮らせる自然環境の大切さや、野草という身近なものから美術にもつながる発見を楽しむひと時となりました。9月~10月に開催する「秋のコース」にもどのような出会いがあるか楽しみです。

 

(市民のアトリエ担当)

横浜みどりアップ・ワークショップ 野草と美術の出会い「ハーブ王子の鉢作りと寄せ植え」初夏のコース

横浜みどりアップ計画 http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/midoriup/

実施 2018/6/10、7/11