子どものアトリエでは、年間90校の横浜市内の小学校、幼稚園・保育園、特別支援・養護学校を対象に、造形を中心とした「学校のためのプログラム」を行っています。
ここではなにかをつくるのではなく、粘土や絵の具や紙(ダンボール)といったさまざまな素材との関わりの中で、自分の感性に出会い、素材の特性を知り、造形の仕組みを発見することが目的となります。
床いっぱいに広げた大きな紙に自分でつくった色でお絵描きしてみたり、1トンもの土粘土を全部使ってみたり...広いスペースで、たくさんの素材を使って行われるこれらの活動が、子どもたちの心身を開放し、日頃見られない子どもたちの側面を引き出してくれます。
今回ご紹介する写真は、昨年11月に横浜市立いぶき野小学校1年生183人の子どもたちが訪れてくれたときのものです。この日に子どもたちが体験したのは「絵の具の活動」でした。
午前中にたっぷり絵の具で遊んだあとは、お弁当を食べてから午後に「かげとり遊び」をして楽しみました。
子どものアトリエには、子どもたちの影が大好物の、不思議な壁があります。その壁の前でポーズをすると、あらフシギ!子どもたちの影が壁にくっついてしまうのです。身体を使った造形あそびとも言える、こんなシンプルな仕掛けの遊びも、子どもたちに大人気のメニューです。
「学校のためのプログラム」は、1日1校(園)を受け入れ、事前に先生とご相談してその日の内容を決定します。展覧会が開催されている時期であれば、造形活動の後に展覧会を鑑賞することも可能です。
2015年度以降(2015年4月~)のご利用の抽選会は、2015年2月に予定しています。ご興味のある先生方はぜひご参加ください(事前申込み要。横浜市内の学校に限ります)。