横浜美術館では、2006年1月15日から3月26日まで「銅版画家長谷川潔展 作品のひみつ」を開催します。これにちなんで本セクションでは、横浜美術館収蔵品の中から、長谷川潔(はせがわ・きよし)とさまざまな関わりをもった下記の作家たちによる版画と日本洋画の作品を紹介します。
- 1910年代本郷洋画研究所での恩師で、その後も交友した画家
岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ)
- 創作版画の草創期を担った版画家
石井柏亭(いしい・はくてい)、戸張孤雁(とばり・こがん)、恩地孝四郎(おんち・こうしろう)、硲伊之助(はざま・いのすけ)、旭正秀(あさひ・まさひで)、万鉄五郎(よろず・てつごろう)、川西英(かわにし・ひで)、川上澄生(かわかみ・すみお)、富本憲吉(とみもと・けんきち)
- 1934年、長谷川が実現に尽力したパリ装飾美術館での「日本の現代版画とその源流展」の出品作家
川上澄生、石井鶴三(いしい・ つるぞう)、河野通勢(こうの・みちせい)、中村研一(なかむら・けんいち)、硲伊之助、山本鼎(やまもと・かなえ)、稲垣知雄(いながき・ともお)
- 1924〜1936年に長谷川が会員であった「独立画家・版画家協会」(パリ)の他の会員
マリー・ローランサン、パブロ・ピカソ、アンリ・マティス
- 1920、30年代にパリに滞在した日本人画家
木下孝則(きのした・たかのり)、有島生馬(ありしま・いくま)
- 長谷川に私淑した、あるいは交流のあった画家・版画家
岩田栄吉(いわた・えいきち)、永瀬義郎(ながせ・よしろう)、西田武雄(にしだ・たけお)、駒井哲郎(こまい・てつろう)、関野凖一郎(せきの・じゅんいちろう)、北岡文雄(きたおか・ふみお)
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