第四章:現代-新たな木版画の表現へ

2000年代以降のアーティストたちの作品をご紹介します。 コンテンポラリーアートの舞台でも木版画は健在です。今日的なテーマに向き合いながら、伝統的な木版技法を咀嚼(そしゃく)して新しい表現を実践するアーティストたちによって、ニッポンの木版画の歴史は日々更新されています。

【出品作家:吉田亜世美(あよみ)、風間サチコ、桐月沙樹(きりづきさき)湯浅克俊(ゆあさかつとし)

吉田亜世美《YEDOENSIS》

吉田亜世美《YEDOENSIS》(参考作品)
2008年(平成20)
ヴァイナルウォールペーパーにデジタルプリント、雁皮紙、油性インク凸版
※ノーザン・イリノイ大学美術館(シカゴ)での展示風景
Photo: Larry Gregory

風間サチコ《噫!怒涛の閉塞艦》

風間サチコ《噫!怒涛(ああ どとう)閉塞艦(へいそくかん)
2012年(平成24)
木版画(墨、和紙、木製パネル)181×418cm
東京都現代美術館蔵

桐月沙樹《ナミマノダンサー》

桐月沙樹《ナミマノダンサー》
2011年(平成23)
木版 59×59cm 個人蔵

湯浅克俊《3:05 am》

湯浅克俊《3:05 am》
2013年(平成25) 
手彩色紙に油性木版画 100.0×100.0cm 
個人蔵