横浜美術館コレクション展について
ベルリ提督横浜上陸の図

伝ペーター・B・W・ハイネ
《ペルリ提督横浜上陸の図》
油彩、カンヴァス
1854年(嘉永7/安政元)以降

 横浜美術館コレクション展(愛称:ヨココレ)では、横浜市が1982年(昭和57)以来収集してきた美術品を展示しています。収集対象は1859年(安政6)の横浜開港以降の日本と西洋の近・現代美術、及び写真で、東西美術の相互影響など6つの収集方針に基づいて体系的なコレクション形成を目指しています。これまでに収集された約9800点の作品は、日本画、日本洋画、西洋画、彫刻・立体、版画、写真、工芸の各分野にわたります。
 2010年度のヨココレは、それらの代表的作家を中心に常時200点前後の作品で構成されます。五田義松、高橋由一、岸田劉生、クレー、カンディンスキー、ピカソ、セザンヌ、ブランクーシ、イサム・ノグチ、ダリ、マグリット、下村観山、今村紫紅、安田靫彦、そして日本と欧米の写真家たちなどです。28年間の収集活動の厚みと広がりをお楽しみください。

○ 横浜美術館コレクション展会場の一時縮小について(お知らせ)
9月4日まで「横浜開港から現代まで:洋画と立体作品」「【特集展示】斎藤義重-横浜に住んだ前衛美術の師」「ドイツとロシアの20世紀前衛美術」で使用していた展示室3のスペースは、企画展「ドガ展」会場および特設売店として使用することになりました。9月18日から2011年1月10日まで、横浜美術館コレクション展のスペースが縮小されます。ご了承ください。