イサム・ノグチと20世紀の彫刻
展示風景

展示風景

 横浜美術館では、イサム・ノグチの彫刻作品6点を所蔵しています。日本の詩人野口米次郎とアメリカ人レオニー・ギルモアの間に生まれたイサム・ノグチは,少年時代に茅ヶ崎に住み、横浜のカトリック系小学校に通っていました。
 ノグチは、彫刻が現代社会に果たす役割とは何かを常に考えていました。彫刻は、それ自体が単独で完結しているというよりも、彫刻が置かれる空間と一体になって、見る人の想像力が働く活き活きとした空気を作り出す力を持っています。都市空間では、彫刻が置かれることで、そこに人々が集い語らう広場(ピアッツァ)ができるとノグチは語っています。

  • イサム・ノグチの作品6点を3Fホワイエにまとめて展示し、《真夜中の太陽》とあわせてイサム・ノグチの広場を復活させました。それに伴い、ミロ、ザツキンの作品をグランドギャラリー階段間に移動しました。
  • 湯原和夫の《小モニュメント‘62》をグランドギャラリー階段間に、オルデンバーグの《反転Q》を写真展示室入口前に、石原友明の≪I.S.M.(光)≫をグランドギャラリー企画展側階段間に新たに展示しました。