年間スケジュール

2016年度 企画展


年間スケジュール


2016年4月23日(土)~6月5日(日)     富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館
複製技術と美術家たち―ピカソからウォーホルまで
       
2016年6月25日(土)~9月11日(日)メアリー・カサット展
2016年10月1日(土)~12月14日(水)     BODY / PLAY / POLITICS
2017年1月4日(水)~2月28日(火)      篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN

富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館
複製技術と美術家たち―ピカソからウォーホルまで  

富士ゼロックス株式会社が所蔵する版画コレクションから西洋と日本の近現代版画作品約200点と、横浜美術館所蔵の絵画、彫刻、写真等約100点を合わせて展示し、19世紀末から20世紀にかけての美術家たちが、版画や写真、印刷、電子複写などの複製技術をいかなる芸術的意図のもとに用いたかを考察します。富士ゼロックス、横浜美術館双方に共通する作家を中心に、「版画家」と「画家」という分類ではなく、同一作家が絵画や彫刻と並行して複製技術を意識的に用いた事実をクローズアップします。

メアリー・カサット展

19世紀後半のパリで活躍したアメリカ出身の印象派の画家、メアリー・カサット(1844-1926)は、エドガー・ドガに才能を見出され、身近な人々や家庭の情景を主題に独自の画風を確立しました。女性画家のパイオニア、また「母子像の画家」として世界的に高い評価を得ている一方、日本国内では、画業の全貌はあまり知られていません。本展覧会では、油彩、パステル、版画などを厳選し、日本美術からの影響についてもひも解きながら、初期から晩年にいたるまでの画業を約100点で紹介します。

BODY / PLAY / POLITICS

本展は、日本および各国での2000年以降の映像・写真・インスタレーションなどにおいて、「演じること」と「ドキュメンタリー」の中間、あるいは、現実とフィクションとの狭間、実体あるものと幽霊的なるものの間に置かれた象徴的身体を扱った作品を紹介します。身体が作りだす記号的意味が、いかに変容したかという観点から、身体表現の政治性について読み解こうと試みます。

篠山紀信展 写真力

写真家・篠山紀信が、半世紀にわたり撮りつづけた著名人などの人物写真を、「GOD(鬼籍に入られた人々)」「STAR(すべての人々に知られる有名人)」「SPECTACLE(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)」「BODY(裸の肉体美とエロスとの闘い)」「ACCIDENTS(東日本大震災で被災された人々の肖像)」という、5つのセクションで構成する展覧会です。作家自身の選作により、8メートルを超える作品を含め、写真展の常識を塗り替えるようなスケールで紹介します。

2016年度 コレクション展

2016年4月23日(土)~9月11日(日)コレクション展 第1期                 
2016年10月1日(土)~12月14日(水)コレクション展 第2期 
2017年1月4日(水)~2月28日(火)     コレクション展 第3期              

New Artist Picks

2017年2月3日(金)~2月28日(火)      
和田 淳 展                        

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和田淳《わからないブタ》2010年 (参考作品) 

将来活躍が期待される若手作家を紹介する「New Artist Picks(NAP)」シリーズ。2016年度はアニメーション作家・和田淳(わだ・あつし/1980年生まれ)の個展を開催します。  
和田は2002年頃から、人間や動物などのキャラクターが脈絡を欠いた物語を紡ぎ出す短編アニメーションの制作を続けています。素朴さとやわらかみに溢れる作画の質感、キャラクターたちの謎めいた挙動とコミュニケーションの反復、その動きの合間に入念に挿みこまれる「間」といった要素があいまって、意味不明にもかかわらず心地のよい、独創的な「和田ワールド」が創出されます。

国内外のさまざまな映画祭で上映・受賞を重ねている和田ですが、展示形式で作品を発表する機会はこれまでほとんどありませんでした。公立美術館での初めての個展となるこの展覧会で、和田は複数の画面で構成される新作映像インスタレーションを発表します。