モネ それからの100年

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クロード・モネ《睡蓮》(部分) 1906年 油彩、キャンヴァス 81.0×92.0cm 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

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展覧会概要

モネは、いまも生きている。 

印象派を代表する画家クロード・モネが、画業の集大成となる《睡蓮》大装飾画の制作に着手してから約100年。ひたすらに風景を見つめ、描き続けたモネの作品は、今日にいたるまで私たちを魅了してやみません。
躍動する線。響きあう色。ゆらめく光や大気の一瞬をとらえる眼差し。風景にもぐり込んでいくようなクローズアップによって、描かれたイメージが、逆に画面を超えてどこまでも続いていくかに思わせる《睡蓮》の広がり――こうしたモネの絵画の特質・独創性は、現代の作家たちにも、さまざまなかたちで引き継がれています。
本展では、モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像65点を一堂に展覧し、両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにします。そして、「印象派の巨匠」という肩書にとどまらず、いまもなお生き続けるモネの芸術のゆたかな魅力に迫ります。
なぜ、モネの絵画に魅せられるのか――。本展を通じて、皆さまがそれぞれの「好き」の理由を見つけてくださることを願っています。  

出品作家 
クロード・モネ
アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、マーク・ロスコ、ウィレム・デ・クーニング、モーリス・ルイス、サム・フランシス、ロイ・リキテンスタイン、ジャン=ポール・リオペル、ジョアン・ミッチェル、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、ルイ・カーヌ、 堂本尚郎、中西夏之、松本陽子、平松礼二、根岸芳郎、岡﨑乾二郎、児玉靖枝、鈴木理策、福田美蘭、丸山直文、湯浅克俊、小野耕石、児玉麻緒、水野勝規  

展示構成

Ⅰ 新しい絵画へ ― 立ちあがる色彩と筆触

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クロード・モネ《ヴィレの風景》 1883年
油彩、キャンヴァス 60.3×78.8cm  
個人蔵
©Christie’s Images / Bridgeman Images

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丸山直文《puddle in the woods 5》 2010年
アクリル、綿布 227.3×181.8cm 
作家蔵
©Naofumi Maruyama, Courtesy of ShugoArts

Ⅱ 形なきものへの眼差し ― 光、大気、水

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クロード・モネ《霧の中の太陽》 1904年
油彩、キャンヴァス 71.0×91.5cm 
個人蔵

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ゲルハルト・リヒター
《アブストラクト・ペインティング (CR845-8)》 1997年
油彩、アルディボンド板 100.0×90.0cm
金沢21世紀美術館
撮影:木奥惠三 
©Gerhard Richter 2018(0005)

Ⅲ モネへのオマージュ ― さまざまな「引用」のかたち

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福田美蘭 《モネの睡蓮》 2002年 
アクリル、キャンヴァス(パネル貼)、額(既製品) 86.3×116.5×8.3cm
大原美術館

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堂本尚郎 《連鎖反応ークロード・モネに捧げる》 2003年 
油彩、キャンヴァス  130.0×390.0cm
個人蔵

Ⅳ フレームを越えて ― 拡張するイメージと空間

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クロード・モネ《睡蓮、水草の反映》 1914-17年 
油彩、キャンヴァス 130.0×200.0cm 
ナーマッド・コレクション(モナコ)

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鈴木理策《水鏡 14, WM-77》(左)《水鏡 14, WM-79》(右)2014年 
発色現像方式印画 各120.0×155.0cm 
作家蔵
©Risaku Suzuki, Courtesy of Taka Ishii Gallery  

本展のみどころ

  1. 日本初公開作品も!モネの絵画の魅力をさまざまな切り口から再発見。
    日本初公開の知られざる作品を含むモネの絵画25点を展示。 モネの画業の変遷をたどりながら、そこに通底する特質を捉えなおし、 時代を超えて愛されるモネの芸術の魅力に迫ります。 

  2. ロスコ、ウォーホル、リキテンスタイン・・・20世紀アートとモネを一緒に楽しめる!
    アメリカ抽象表現主義の代表的画家マーク・ロスコやモーリス・ルイスをはじめ、 1950年代以降の絵画を展示し、「モダンアートの先駆者」と称されるモネの革新性を浮き彫りにします。

  3. 本展のための新作も!今日の多様なアートに、モネとの共鳴を見出す。
    現在活躍中のアーティストの作品も、新作も含め多数展示。 絵画のみならず、版画・写真・映像など幅広い分野の現代アートに、 モネの芸術との時代・地域・ジャンルを超えたつながりを見出します。 

基本情報

会期2018年7月14日(土)~9月24日(月・休)
開館時間            10時~18時
*ただし、2018年9月14日(金)、15日(土)は、20時30分まで
*入館は閉館の30分前まで
休館日木曜日
*ただし、8月16日は開館 
主催横浜美術館、東京新聞、テレビ朝日
後援在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛トヨタ自動車、三井住友海上火災保険、光村印刷
協力日本航空、FMヨコハマ、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、首都高速道路株式会社

観覧料

一般1,600円(前売 1,400円 / 団体 1,500円)
大学・高校生1,200円(前売 1,000円 / 団体 1,100円)
中学生600円(前売 400円 / 団体 500円)
小学生以下無料
65歳以上      1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ販売)            

■チケット取扱い
横浜美術館(前売りはミュージアムショップ)
展覧会公式サイト、電子チケット「スマチケ」、イープラス、チケットぴあ(Pコード:768-788)、ローソンチケット(Lコード:31795)、CNプレイガイド、楽天チケット、Yahoo!チケット、Tチケット、JTBレジャーチケット、主要コンビニ店頭、東京新聞販売店など

*手数料がかかる場合があります。
*セブンチケットの取り扱いはございません。
*一部の店舗では、取り扱いのない券種もあります。

各種チケットの詳細は展覧会公式サイトで随時発表 

*( )内は前売および有料20名以上の団体料金(団体券は美術館券売所でのみ販売、要事前予約)
*毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
*前売券・早割ペアチケット(数量限定/終了)は2018年3月23日(金)、グッズセット券(数量限定)は4月28日(土)に発売 

■先行巡回  2018年4月25日(水)〜7月1日(日)名古屋市美術館

関連イベント

学芸員によるギャラリートーク(モネ展)

日程2018年7月20日(金)、8月3日(金)、8月31日(金)、9月15日(土)
時間7月20日(金)、8月3日(金)、8月31日(金)14時~14時30分
9月15日(土)18時30分~19時
会場企画展展示室
参加費無料(事前申込不要、当日有効の観覧券が必要)

中高生プログラム2018「美術を体験しよう!伝えよう!」

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「美術を楽しむ!こども探検隊」の様子 2016年 photo:加藤健

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「ヨコトリ2017で世界の現代アートをたのしむ!こども探検隊」の様子 2017年 photo:御厨慎一郎

中学生・高校生を対象とする長期プログラムを企画展「モネ それからの100年」を舞台に開催します。
プログラム前半は、本物の美術作品、普段なかなか会うことのできないアーティストや専門家との出会いを通して、美術のいろいろな魅力を体験します。そして後半は、その体験をもとに、小学生に企画展「モネ それからの100年」の楽しさを伝える展示室ツアーとワークショップを自分たちで企画し、夏休みに実施します。
たくさんの発見と出会いがつまったプログラムに参加して、新しい世界への扉を開いてみませんか?
日時

 全8回
(全回通し)
  • 美術を体験する編
    [1] 2018年6月17日(日)10時~14時
    [2] 2018年7月8日(日) 10時~14時
    [3] 2018年7月29日(日) 10時~14時
    [4] 2018年8月5日(日) 10時~14時
  • こども探検隊 企画・準備編
    [5] 2018年8月12日(日) 10時~14時
    [6] 2018年8月19日(日) 10時~14時
  • こども探検隊 本番 ※参加必須
    [7] 2018年8月22日(水) 9時30分~14時30分
  • まとめ
    [8] 2018年9月9日(日) 10時~12時
  • 番外編・記録誌編集委員会 ※自由参加
    活動をまとめる記録誌を編集します。
    10~3月に3回開催予定 
※毎回の積み重ねが必要となる連続的なプログラムですので、原則としてすべての回に参加してください。
※こども探検隊の本番となる8月22日(水)は必ず参加してください。
※その他の申込注意事項は、下記よりチラシPDFをご確認ください。
会場横浜美術館
対象・定員中学生と高校生・18名程度(要事前申込み、応募多数の場合は抽選)
参加費500円
申込方法申込フォームよりお申込みください  申込フォーム
申込締切2018年6月3日(日)

詳細は下記より中高生プログラムチラシPDFをご覧ください
チラシPDF(2ページ) [433KB]    

ワークショップ「モネの眼、写真の眼」(モネ展)

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鈴木理策《水鏡 17, WM-734》 2017年
発色現像方式印画 120.0×155.0cm 作家蔵
©Risaku Suzuki, Courtesy of Taka Ishii Gallery

「モネ それからの100年」展出品作家である写真家・鈴木理策による「見るということ」をテーマにしたトーク&ワークショップです。
鈴木は、2014年からモネが執着した水面のヴィジョンを主題とした写真シリーズ「水鏡」の制作に取り組んでいます。平らな「面」のうえに立ち現れる、実像と虚像とが折り重なった複雑なイメージの交差を「機械の眼」を介して捉えなおす試みです。
トークでは、シリーズ「水鏡」の解説とともに、「モネ」「印象派と写真」についての考察をうかがいます。またワークショップではご参加の皆さん各自の携帯電話のカメラを使って、写真の視覚を体験します。

講師鈴木理策(写真家)
日程2018年7月15日(日)
時間10時30分~16時(昼休含む)
定員20名(12歳以上対象、事前申込、抽選)
参加費2,500円(材料費含む)
持ち物カメラ機能の付いた携帯電話またはスマートフォン、タブレット端末
申込方法(1)申込みフォーム
(2)往復はがき
※応募者多数の場合は抽選となります。申込み詳細はこちら 
申込締切2018年6月16日(土)必着 受付終了
鈴木 理策(すずき りさく)
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1963年 和歌山県新宮市生まれ。'87年 東京綜合写真専門学校研究科修了。2000年 写真集『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。'06年 第22回東川賞国内作家賞受賞。主な個展に「熊野 雪 桜」(東京都写真美術館、2007年)、「意識の流れ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・東京オペラシティアートギャラリー・田辺市立美術館、2015-2016年)などがある。またニューヨーク、チューリヒをはじめ海外にも発表の場を広げ国際的に活動を展開している。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。
http://www.risakusuzuki.com

【「モネ それからの100年」展 関連ワークショップ】
親子講座  モネさんの《睡蓮》に挑戦!

親子講座  モネさんの《睡蓮》に挑戦!

クロード・モネ《睡蓮》 1906 年
吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

《睡蓮》の絵には、画面いっぱいに池の水がひろがっています。水って透明に見えるけど、モネさんはどんなふうに描いているんだろう?
絵を見たあとに親子で自分たちの「睡蓮の池」を描いてみるよ!

「モネ それからの100年」 特設サイト
日時      2018年8月11日(土・祝)
時間9時45分~12時
対象小学校1~6年生と保護者
定員15組[1組3名まで](抽選)
参加費親子2名で2,000円(お一人追加で+500円)
申込方法
 申込フォーム
申込締切    2018年7月10日(火)

横浜美術館で音楽会~モネとドビュッシー 二人の印象派に出逢う~(モネ それからの100年)

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©Akira Muto

ピアニストの三舩優子とカナダ・ケベックで誕生して世界中で高い評価を得ているエンターテイメント集団’ シルク・ドゥ・ソレイユ’でクラウンを演じていたフィリップ・エマール。
洗練された二人のアーティストたちが横浜美術館のグランドギャラリーをナイトクラブに見立て、印象派の巨匠モネとフランスの作曲家ドビュッシーの生きた時代にタイムスリップして、ピアノ演奏やダンス、マイム、シャンソンなどで構成されたショーを披露します。

モネの作品を展示する横浜美術館、没後100年となるドビュッシーの作品を取り上げる横浜みなとみらいホール、今なお人々に愛される二人の印象派に出逢う二館のコラボレーションです。
このコンサートにご参加されるお客様は、コンサートに先立ち学芸員による展覧会レクチャーにご参加いただけるほか、会期中いつでも 1 回モネ展をお楽しみいただけます。 

詳細はこちら(横浜みなとみらいホールウェブサイト)

日時2018年9月7日 (金) 18時20分~20時
展覧会レクチャー:18時20分~18時40分(18時開場)
コンサート:19時~20時
出演三舩優子(ピアノ) フィリップ・エマール(パフォーマンス)
松永真太郎(レクチャー、横浜美術館学芸員)
会場レクチャー:横浜美術館レクチャーホール
コンサート:横浜美術館グランドギャラリー
曲目ドビュッシー:「月の光」、「水の反映」、「沈める寺」 ほか
料金3,000円 (予定枚数終了)
*本コンサートチケットを横浜美術館券売所に提示いただくと、「モネ それからの100年」(7月14日~9月24日)の観覧券を1枚お渡しいたします。
チケット扱い■チケット発売日:2018年3月4日(日)10時
横浜みなとみらいホールチケットセンター
チケットぴあ 0570-02-9999 
主催横浜みなとみらいホール
共催横浜美術館