横浜美術館コレクション展 2017年3月25日(土)-6月25日(日)「自然を映す」

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丸山晩霞 《題名不詳[夏の山岳風景]》(部分)、制作年不詳、小島豊氏寄贈(小島烏水旧蔵)

展覧会概要

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小茂田青樹《ポンポンダリヤ》1922年)

自然を映す  
 1.自然に向き合う   
 2.庭園にみる東西のまなざし  
 3.植物をみつめる:長谷川潔と駒井哲郎  
 4.水彩で描く風景  
 5.現代の表現から  
 6.現代の表現から:菅木志雄  
 7.日本画:花鳥風月、共に在り

【写真展示室】 特集展示:写真と絵画―ピクトリアリズムの興隆
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長谷川潔《薔薇と時》1961年

今回のコレクション展は、第33回全国都市緑化よこはまフェア『歴史と未来の横浜・花と緑の物語』(2017年3月25日~6月4日)の開催に寄せて、「自然を映す」と題し、美術家たちが自然をどう捉え表現してきたかをコレクションからご紹介します。加えて、企画展「ファッションとアート 麗しき東西交流」(2017年4月15日~6月25日)に関連して、東西交流の視点から美術作品をご覧いただくセクションも設けます。

まず、身近な切り花をモチーフとする作品や風景を描く作品などから、自然と人間とのかかわりについてご覧いただくセクションに始まります。洋の東西の美術家たちによって庭園や公園を描いた作品や、身近な草木をモチーフに、深い精神性を表現した長谷川潔と駒井哲郎の作品、また、花咲き乱れ、緑豊かな山々を色鮮やかに描く丸山晩霞(まるやま・ばんか)らによる水彩で描かれた風景画の魅力に触れていただきます。
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菅木志雄《散境》1999年
菅木志雄氏寄贈

そして眼を転じ、現代作家が自然と向き合い、新たな表現としてどのような作品を展開していったかもご紹介します。
今回の見どころは、木の板などのあまり加工をしていない素材を用い「空間全体」と「もの」との相互の関係性によって作品を成立させる、「もの派」の代表的な作家である菅木志雄(すが・きしお)の作品です。2015年から2017年にかけて、イタリア、イギリス、アメリカと欧米で個展を開催し、世界の第一線で活躍を続ける菅木志雄が、今回、展示室の空間に合わせて所蔵作品を再構成します。

また、日本画コレクションからは代表的な花鳥画をご覧いただくほか、写真展示室は、梅阪鶯里(うめさか・おうり)らをはじめ、国内外の写真家の作品によってピクトリアリズムに焦点を当て、特集展示します。

作品リスト [628KB]    

展覧会のみどころ

■緑化フェアと連携!展示室が自然で溢れます
第33回全国都市緑化よこはまフェア『歴史と未来の横浜・花と緑の物語』の開催にあわせ、1万 1千点を越えるコレクションから、花や緑をテーマにした作品をセレクト。展示室に自然が溢れます。

■世界が注目する美術家・菅木志雄によるアクティヴェイション
世界を席巻する「もの派」の中心人物のひとり、菅木志雄。1999年に横浜美術館で個展を開催した 菅が今また展示室を飛び出し、鑑賞者を前に即興的に作品を創り上げます。 

■4月1日(土)、6月2日(金)と、会期中2回の無料開館を実施
4月1日(土)はみなとみらい地区で行われる「みなとみらい21 さくらフェスタ2017」を記念し、 また6月2日(金)は横浜の開港記念日を祝し、どなたでも無料で展覧会をご覧いただけます。

コレクション展1
コレクション展2

基本情報

会期2017年3月25日(土) ~ 6月25日(日)                                            
開館時間    10時~18時
*2017年5月17日(水)は20時30分まで
*入館は閉館の30分前まで
休館日      木曜日(5月4日[木・祝]は開館)、4月14日(金)、5月8日(月)
主催横浜美術館[横浜市芸術文化振興財団]
連携協力第33回全国都市緑化よこはまフェア実行委員会

観覧料

一般500(400)円                   
大学・高校生300(240)円                     
中学生100(80)円
小学生以下無料

*( )内は有料20名以上の団体料金(要事前予約)
*2017年4月1日(土)、6月2日(金)は観覧無料
*毎週土曜日は、高校生以下無料(生徒手帳、学生証をご提示ください)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*毎月第3月曜日は横浜市在住の65歳以上の方無料(「濱ともカード」をご提示ください)
*企画展ご観覧当日に限り、企画展の観覧券でコレクション展もご覧いただけます。  

関連イベント

ギャラリートーク(コレクション展 2017年3月25日(土)-6月25日(日))

さまざまな切口で学芸員やエデュケーターが作品の見どころや楽しみ方を紹介します。

日程・担当
2017年4月28日 展覧会担当学芸員
2017年5月12日・26日、6月9日 教育普及プロジェクトエデュケーター
2017年6月23日 子どものアトリエエデュケーター
いずれも金曜日 
時間いずれも14時~14時30分
会場コレクション展展示室
申込み        不要
参加費無料(当日有効の観覧券が必要)

演劇で美術鑑賞『彫刻との対話から生まれた物語』(コレクション展2017年3月25日(土)-6月25日(日))

横浜美術館中高生プログラム参加者の中高生が、コレクション展の彫刻作品と自分との対話を著した物語を、第一線で活躍する俳優が上演するスペシャル企画です。
彫刻作品をめぐるギャラリーツアーの形式で、作品の前でいくつかの短い戯曲を上演します。中高生が想像力をはばたかせて紡ぎ出した物語が演劇という形となり、これまでにない新たな美術鑑賞が生まれる瞬間に立ち会ってみませんか?

日程2017年3月29日(水)
時間①14時~ ②15時30分~ *各回40分程度
会場横浜美術館グランドギャラリー、コレクション展ホワイエ
*階段状のギャラリーを移動しながらご覧いただきます。
演出市原幹也
出演飴屋法水、山内健司、吉見茉莉奈
定員各回20名(抽選)
申込み以下の申込みフォームよりお申込みください。
①14時 申込みフォーム
②15時30分 申込みフォーム
申込締切2017年3月19日(日)12時
参加費無料(当日有効の観覧券が必要)
出演者プロフィール

■飴屋法水(あめや のりみず)
演出家、美術家、動物商、一児の父。1978年に唐十郎の状況劇場に参加、84年に演出家として独立し「東京グランギニョル」を結成、都市と身体を生々しく批評する演劇で注目を集める。1990年代以降は現代アートにも活動の軸を拡げ、以後、舞台の演出、展覧会への参加、音楽家とのライブ共演、動物の飼育と販売、執筆など、活動は多岐に渡る。2014年いわき総合高校で学生たちと上演した『ブルーシート』が「第58回岸田國士戯曲賞」受賞。

■山内健司(やまうち けんじ)
俳優、青年団所属。大学在学中に劇団青年団に参加し、演劇を始める。平田オリザ「現代口語演劇」作品のほとんどに出演。街や人と直接関わる、劇場の外での演劇にも力をいれる。平成22年度文化庁文化交流使として全編仏語一人芝居『舌切り雀』をヨーロッパ各地の小学校で単身上演。

■吉見茉莉奈(よしみ まりな)
俳優。2014年から大阪の劇団「PEOPLE PURPLE」に所属、現在はフリー。同時期に東京の劇団「ままごと」の活動に参加。以降、多様な演劇の創作手法に興味を持ち、市原幹也とも組み各地で多くの現場に関わる。 

演出家プロフィール

■市原幹也 (いちはら みきや)
演出家。2005年から2007年まで北九州芸術劇場とともに作る演劇作品を発表。2009年からは劇団員らと商店街のなかに民間劇場を立ち上げ、地域に密着した運営と創作を展開。作品が国内外の国際的な演劇祭へ招聘される一方で、地域では幅広い年齢層の市民を対象にした創作も多数実施。第45回北九州市民文化奨励賞、第53回演劇教育賞など受賞多数。ウェブサイト


菅木志雄 アクティヴェイション(コレクション展 2017年3月25日(土)-6月25日(日))

展示室の外で行う作家によるパフォーマンスです。

日程2017年5月21日(日)
時間14時30分~15時30分
会場横浜美術館グランドギャラリーほか
申込み不要
参加費無料