バロック・ロココの絵画展 リール市美術館所蔵― ヴェネチア派からゴヤまで

展覧会概要

フランス北東部に位置するリール市は、古くからフランス、フランドル両文化圏の接点として繁栄してきました。リール市美術館は、創立以来100年余りの歴史を持ち、その収蔵作品は、フランス屈指の質と規模を誇ることで世界的に知られています。

本展覧会は、西洋絵画史上最も輝かしい時代といわれるバロックとロココの絵画を中心に、その母胎となったヴェネツィア派から近代への革新者ゴヤまでを、油彩、素描併せて90余点で紹介するものです。出品作品は、時代と地域による6つのグループで構成されています。17世紀のフランドル、オランダ、イタリア、フランスの4地域を中心として、バロックという国際的に共通の様式言語の上に、どのようにしてそれぞれ独自の地域的特徴を花開かせていったのかを、各地域の代表的作家とその画派の作品によって明かにしようとするものです。出品作品の多くは本邦初公開の作品であり、わけてもルーベンス、ゴヤ等の歴史的名作は、必ずや大きな感動をもって迎えられることでしょう。