横浜美術館の展覧会

展覧会概要

展覧会は美術館で実施されるさまざまな活動のなかでも、中心的な事業です。横浜美術館では、現在、おおむね次の三種類の展覧会を実施しています。
一つめは、企画展あるいは特別展と呼ばれる展覧会です。内外の美術館やコレクターなどから、一定のテーマに基づいて作品や資料を借用し展覧会を構成します。二つめは、コレクション展です。美術館が収集してきた美術品や資料をご覧いただく展覧会です。三つめは、「New Artist Picks」(NAP)という呼び名を持つ展覧会です。今後の活躍が期待される若いアーティストが、小企画スペースであるアート・ギャラリー1、グランドギャラリーやCafé小倉山など、館内のさまざまな場所を使って意欲的な作品を発表します。 

企画展

横浜美術館は次のような基本方針により、年間3~4本、バラエティに富んだ内容で企画展を実施しています。1989年の開館以来、これまでに116本以上の企画展が開催されました。

  1. 国際港都横浜にふさわしい世界的な視野の企画。
  2. 地域の人々が現代美術に親しみ、現代美術に対する理解を促すような企画。
  3. 横浜と日本写真史の関係を重視し、国際的視野における現代までの写真を多角的にとらえた企画。
  4. 近代日本の美術および横浜ゆかりの美術展。特に原三溪ゆかりの作家を重視しつつ、開港以来の洋画・日本画の流れを歴史的にとらえた企画。また、横浜出身または在住作家を中心に、横浜の美術史を多角的に紹介する企画。
  5. 建築、工芸、デザインなど生活に密着した分野の企画。

また、2011年度からは横浜トリエンナーレを企画展事業のひとつとして位置づけています。

コレクション展

当館では、4部屋の展示室を使って、年間2~3回の展示替えをおこない、コレクションを紹介しています。12,000点を越えるコレクションの中から、常時200~300点の作品を厳選して展示します。毎回テーマを設定することで、様々な角度からコレクションの魅力にアプローチをしています。当館の収集方針に基づき、分野ごとの特徴をわかりやすく展示する会期もあれば、全体を統一したテーマで構成し、分野を横断した展示を行うこともあります。あなたのお気に入りの1点を見つけに、会場へお越しください。

New Artist Picks (NAP)

NAP(ナップ)は、New Artist Picksの頭文字を採った呼び名で、横浜美術館の学芸員が独自の視点で選出する国内外の新進アーティストによる小展覧会です。2006年から進めてきた若手作家支援のプログラムが、2013年から刷新され、新たなシリーズとして登場しました。年1回程度実施し、入場無料でご覧いただけます。
担当学芸員一押しの、ユニークな活動を展開しつつある有望な若手アーティストをご紹介します。毎年、どんなアーティストが登場するかお楽しみ。次世代を担うアーティストのエッジの効いた感性と、アート界の今後の方向性を占う展示にご期待ください。