子どものアトリエ


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子どものアトリエは小学校6年生(12歳)までの子どもたちを対象とした創造の場です。「自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でやってみること」を造形美術の基本と考え、子どもたちが自立心を育み、心身ともに健やかに成長してゆくことができるよう、遊びを通したさまざまな造形体験を提供しています。年間を通し、平日は横浜市内の教育機関と連携した団体プログラム、休日は親子や個人を対象とした造形や鑑賞のプログラムを実施しています。またプログラムの運営にあたり、教師やボランティアとの協働、企業連携にも取り組み、広く教育・社会と有機的に連関した、「子どもと美術」の拠点となることを目指しています。

 

親子のフリーゾーン

「ねんど」「えのぐ」「かみ」などの基本的な素材を使い、親子で楽しめる造形体験の場です。個人で参加する12歳までの子どもと保護者の方を対象としています。(団体利用はできません)

  • 日曜日の10時~11時30分(入場は11時まで、月3回程度)
  • 保護者および中学生以上は有料(1人100円)
  • 事前申込み不要、定員制(~2016年7月まで。2016年8月より事前申込が必要となります。)

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ワークショップ(個人の造形・鑑賞講座)

個人を対象とした造形プログラム。参加対象を「年長児」「小学1・2・3年生」「小学4・5・6年生」に分け、年間を通じてさまざまなプログラムを開催。いろいろな素材や方法を紹介し、子どもたちが楽しみながら造形表現を身につけられるよう指導します。(事前申込み制、有料)

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学校のためのプログラム

横浜市内の小学校、幼稚園・保育園、特別支援・養護学校などと連携して、年間90日開催しています。子どものアトリエで造形活動や鑑賞を中心としたプログラムを体験してもらいます。(事前申込み制)

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教師のためのワークショップ

保育や初等教育にかかわる指導者を対象に、「幼児の育ちと造形」をテーマとした講座を年2回開催しています。
(春期および夏期各2日間、事前申込み制)

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子どものアトリエの展示

子どもたちの造形に対する興味や「やってみたくなる気持ち」 を育むために、年間を通じてさまざまな素材や表現を紹介するミニ展覧会を行っています。「親子のフリーゾーン」や「学校のためのプログラム」で来館の際にご覧いただけます。
( 一般公開はしていません。)

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夏休み子どもフェスタ

夏休みに横浜美術館を訪れる小・中学生に向けて美術鑑賞の楽しさを伝えることを目的としています。
 
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子どものアトリエ 運営理念

子どものアトリエは、「『美術館は大人が利用するもの』という常識を越え、子どもたちが美術に接し、体験的に学べる施設を提供し、子どもたちが自分の力 で豊かに素直に成長していく手助けを行うことを目的として設置される」また学校教育との関連において、「学校ではでき得ない、また画一化されない形での体験を通して、生活全体に係わる関心を引きだすような活動が望ましい」という美術館設計条件研究会の報告書(1983年 [昭和58年] 4月9日)を受け設置され運営しています。 利用対象については、4歳から12歳までの幼児および児童を原則としていますが、現在、4歳以下の未就園児や中学校の養護学校にまでその利用が広がり、当初の計画とは若干違った展開をみせています。 日本では、明治初頭より、子どもの美術教育は学校で指導するという長い歴史が続いていますが、その目的は、義務教育全体の目的である「自立に必要な基礎的な能力の育成」にあります。子どものアトリエが行う描きつくり鑑賞する活動も、「芸術家の育成」ではなく、「自分の目で見て、自分の手で触れ、自分でする」という自意識の獲得に目的があり、それを楽しい活動として提供するのが私たちの仕事です。ゆえに子どものアトリエでは、美術的な教養として、子どもたちにいろいろな作品の作り方や作家を知ることを性急に求めることはしていません。むしろ、子どもたちの意志的な問題として、見たくなるような、知りたくなるような、コンデションづくりが大切であると考えています。 生涯を通した中で美術館との関わりを考えると、子どもたちはその入り口に立ったばかりです。子どものアトリエはその入り口の案内役として、子どもたちにとって美術館が楽しくかつ親しみのある場になるように、事業運営を心掛けなければならないと考えています。