―親子のフリーゾーンはじまりました!―

2016koatofzblog0115-1.jpg1/10(日)、2016年はじめての親子のフリーゾーンが開催されました。

久しぶりの親子のフリーゾーンは、3連休の中日ということもあり、たくさんの親子が遊びにきてくれました。

「描き初めだー!」と絵の具まみれになってお絵描きをしているお子さんもいて、寒い冬でも関係なくパワフルな子どもたちのすがたに圧倒されてしまいました!今回は「冬はえのぐコーナーはやっていないのですか?」とたくさん質問を受けましたので、「冬のえのぐコーナー」について少しご紹介したいと思います。

NAP「荒木悠展 複製神殿」展覧会コラム vol.1

横浜美術館では、これまで将来活躍が期待される若手作家を紹介する展覧会「New Artist Picks」を、年に1度、当館のアートギャラリーやCafé小倉山などを会場に開催してきました。昨年度の「田中望展 潮つ路」をご覧になった方も多いのではないでしょうか?

通称、NAP(なっぷ)と呼んでいるこの展覧会は、昨年の田中望展を機に名称を「New Artist Picks」と改めましたが、それ以前から、「百瀬文展 サンプルボイス」(2013年)、「中谷ミチコ展 境界線のありか」(2010年)、「小西紀行展 千年生きる」(2008年)、「淺井裕介展 根っこのカクレンボ」(2007年)など、現在活躍中の若手作家を数多く紹介してきたプロジェクトの流れを汲むものです。(NAPという名前は、淺井裕介さんや小西紀行さんの展覧会のときに初めて使われました)

今年度は、ここ数年、世界各地を舞台に作品を制作している映像作家・荒木悠(あらき・ゆう)さんを紹介します。そして本日、「荒木悠展 複製神殿のフライヤーが完成しました!!

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活動報告:日本画の絵具で描いてみよう!

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市民のアトリエでは、11月15日に「横浜発 おもしろい画家:中島清之-日本画の迷宮」展関連ワークショップ「日本画の絵具で描いてみよう!」を開催しました。
今回のワークショップでは実際に日本画の絵具に触れ、ハガキサイズの和紙に絵を描きました。
また、ワークショップ後半には、参加者のみなさんをギャラリーツアーにお連れし中島清之作品の魅力を堪能していただきました。

子アト通信:夏休み子どもフェスタ2015

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▲大きな絵の前で先生のお話を聞く子どもたち。

少し前のお話になりますが、横浜美術館夏恒例の鑑賞プログラム「夏休み子どもフェスタ」が8月8日から12日までの5日間、コレクション展示室で開催され、夏休み真っ最中の子どもたちがたくさん参加してくれました。

蔡國強展スタッフコラム 第11回

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火薬絵画《人生四季》(2015 年、火薬、カンヴァス、作家蔵)の爆破 Photo by KAMIYAMA Yosuke

10回にわたってお届けした蔡國強展のスタッフコラムも最終回。当初は美術館の館内で火薬爆発による制作を行うとは全く想定していませんでしたが、会場の下見に来た蔡さんの一言「この美術館内でやるのが一番良い。できますよ。」で、この展覧会の命運が決まりました。
蔡スタジオ+学芸のみならず、横浜美術館の広報渉外、経営、施設管理、清掃、警備のスタッフが一丸となって実現した火薬爆発の成果は、横浜ならではの展覧会に結実しました。東京藝術大学や横浜美術大学、市民ボランティアの皆さんの尽力もあればこその展覧会でもあります。
本展会期も残すところ今日を含め残り3日。展示作品と共に12分の秀逸なメイキング映像も必ず最後まで見てほしいです!また展示写真や蔡さんの99の物語を収録した展覧会図録も、貴重な資料です。

世界で紛争が絶えない混迷の今日、蔡さんが提示する「人間と自然との調和、共生、生命の循環」をどうぞお見逃しないように!

(逢坂恵理子)

第10回

≪朝顔≫制作プロジェクト第4回 点火!

朝から始めた《朝顔》爆破の仕込みは午前中に終わり、昼食後点火することになりました。所轄消防署との申し合わせで、毎日爆破作業の時間を連絡することになっていましたので、見通しが立ったところで消防署に電話を入れます。防火シャッター閉鎖よし、排煙準備よし、火薬格納施錠よし、可燃物撤去よし、爆破現場からの人員退避よし、と一通り確認が済んだところで、蔡さんが導火線に先細の点火器で着火します。シュー、バーンではなくて、シュワッポ、シュワッポ、シュワッポと、大体3つくらいのかたまり毎に、点火位置から近いところから順に火が回っていきます。ッポ、というのは、グラシン紙の下に火がひろがると、その分グラシン紙が花壇の中でポットパイの皮のように膨らんで、熱に耐えきれずにふわっと破れるときの音です。静かな爆破ですが、とても絵になる光景でした。ほんの数秒の爆破作業の後、グラシン紙を固定していた煉瓦を外して、中の様子を見ますと、なんということでしょう、それまで赤みがかった肌色のテラコッタが、いぶし銀のような深みのある金属色を帯びているではありませんか。何か錬金術師の実験に立ち会ったような貴重な体験でした。

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(蔡さん着火するの図)

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(蔡さん色づきを愛でるの図)

第9回

≪朝顔≫制作プロジェクト第3回 爆破前夜

テラコッタと番線の組み立ても終わってあとは明日を待つばかり、やれやれと一息つく間もなく、蔡スタジオのテクニカル・ダイレクターTさんより、まだ爆破のやりかたが決まらないんですよ、と相談がありました。何か七輪のような、ドラム缶を輪切りにしたような窯を作って、その中にテラコッタを入れて蓋をして爆破するのはどうか、という案が出ました。ドラム缶なんてないし、トタン板を丸めて筒にしてみますか、ということで、ホームセンターにトタン板を一緒に見に行きました。「帯に短し、たすきに長し」で、どうもうまくいきそうにありません。とりあえず蓋にはなるでしょうということでトタン板1枚を買い求めましたが、結局これは別の用途に役立つことになります。Tさんはもうちょっと考えますとのこと。
次に出てきたのは、床にレンガで囲いを作って、その中にテラコッタを敷き詰めて爆破するという案です。床には不燃カーボンクロスシートを敷いています。溶接の養生に使うシートですが、直に火薬を撒いて点火するのはさすがに心配です。そうだ、石膏ボードの使っていないのがありますよ、ということで、その夜は現物を確認したところで終わりました。

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(ハンドフォークで運ぶの図)

第8回

≪朝顔≫制作プロジェクト第2回 梱包と美術館搬入

横浜美術大学の学生さんたちに「てびねり」で作っていただいた≪朝顔≫の花、蕾、葉っぱ合わせて約660個。大学の窯できれいに焼き上がったテラコッタを美術館に運ぶ段取りは少し工夫が必要でした。花や葉には70cmの針金で茎をつけ、それを幹になる蔓に巻き付ける必要があります。茎を先に付けてしまうと長さ80cm前後になって、重心も偏るので梱包が難しくなります。せっかく焼き上がったテラコッタが輸送中に割れては大変です。そこで針金をつける作業は美術館で行うことにしました。テラコッタの花や葉はひとつひとつ新聞紙でくるんでもらい、大学にあった古い段ボール箱にエアキャップを敷いて2層くらいずつ詰めてもらいました。全部で30箱ほどでしょうか。これらをチャーターした軽トラックの床一杯に丁寧に積み込み、横浜美術館に運びました。

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(開梱と番線切の図)