子どものアトリエアーカイブ

    子アト通信:子どものアトリエWEBギャラリー 「立体人間をつくろう」

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    ただいま夏休みの真っ最中!

    子どものアトリエでは、夏休みの期間中、学校のためのプログラムがお休みになり、しばらく幼稚園・保育園や小学校の先生方への研修プログラムが続いていました。

    いまようやく少し落ち着いたところなので、2016年度前半の講座を振り返り、子どもたちのすてきな作品をご紹介したいと思います。

    題して「子どものアトリエWEBギャラリー」!

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    まず最初は、4月に小学校高学年の子どもたちを対象に行われた、わくわく日曜造形講座「立体人間をつくろう」の作品です。

    子どもたちは、3日間かけて針金で骨組みをつくり、紙粘土で肉付けし、最後に着色して完成させました。

    それぞれの作品に、その子の興味や、身近なものへの愛着が感じとれるものばかりです。

    ポーズもそれぞれに工夫して、日常の一瞬を切り取ったような、14人の立体人間をどうぞご覧ください!

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    講座情報

    • 講座名 わくわく日曜造形講座「立体人間をつくろう」
    • 開催日 2016年4月10日、17日、24日 全3回
    • 参加者 小学校4・5・6年生 15人

    子アト通信:「親子のフリーゾーン」ボランティア

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    ▲"絵の具屋さん"に変身する子どものアトリエボランティアのみなさん。

    現在、横浜美術館では来年度に向けて、館内のさまざまなセクションでボランティア活動の募集を行っています。
    詳しくはこちらをごらんください。
    http://yokohama.art.museum/education/volunteer/require.html

    ※平成28年度の募集は終了しました。

    子どものアトリエでも、日曜日の午前中に開催している「親子のフリーゾーン」でのボランティアさんを募集中です

    「親子のフリーゾーン」とは、子どもたちが家族と一緒に粘土や絵の具、紙といった素材で自由に遊べる、開館当初から26年間続いている人気のプログラム。毎回500人近い参加者があり、私たちスタッフと市民ボランティアのみなさんで運営しています。
    直接指導はしませんが、素材別のコーナーで子どもたちの案内をしたり、道具や素材を渡したりと、子どもたちと触れ合う機会がたくさんあります。子どもたちが自由な発想でいろいろな素材を使い遊ぶ姿はとてもパワフルで、私たちもたくさんの元気をもらうことができます。

    現在ボランティアとしてこのプログラムを支えてくださっているのは、学生さんやお子さんのいらっしゃるお母さん、会社員の方、定年を迎えた方まで、幅広い世代、背景の方々です。自分が子どもの頃フリーゾーンで遊んでいたという人もいるんですよ。
    親子のみなさんが帰り、会場の清掃が一通り終わった後、スタッフみんなでお茶を飲みながら「今日はこんな子たちがいたね。」「こんな大きいな作品を作った子がいました!」と振り返るのも楽しみのひとつです。

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    ▲準備、片付け、清掃など、子どもたちが楽しく安全に遊ぶためにはとても重要なお仕事です。

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    ▲子どもたちと触れ合う機会もたくさんあります。「粘土で何をつくるのかな?」


    私たちと一緒に親子の活動を見守る、縁の下の力持ちになってみませんか?

    ボランティア募集情報はこちらです。                                                                 http://yokohama.art.museum/education/volunteer/require.html

    ※平成28年度の募集は2月22日で終了しました。

    「親子のフリーゾーン」の詳細はこちらです。                                                 http://yokohama.art.museum/education/children/freezone.html

    子アト通信:講座レポート「クリスマス飾りをつくろう」 

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    もうすぐクリスマスですね!
    子どものアトリエではクリスマスの前に、年長さんの子ども達とクリスマスツリーをつくる講座を行いました。

    土台に使う素材は発泡スチロール。熱線で溶かして切るスチロールカッターを使います。もちろん、はじめて使う子どもたちばかりです。
    「今日はこれを使うよ」というと、目を輝かせる子もいれば、すこし尻込みするような目で見ている子もいます。
     
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    「お兄さん、お姉さんになるためには、はじめてのことにも挑戦して、いろいろな道具を使う練習をしなくっちゃね」
    まずは練習。まっすぐ切ったり、グニャグニャの形に切り取ってみたり、やけどをせずにたくさん手を動かすことから始めます。
    切ることに慣れたあとで、ようやく本番のツリーの形を切りました。
     
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    ツリーの形が出来上がったら、どんな色に塗るかを決めます。
    もみの木らしい緑以外でも、「自分はこれがいい!」と思った色が、その子のツリーの色です。
    丁寧に塗るコツをちょっとだけ教えたら、色塗りスタート。
    子どもたちが集中して取り組んでいる様子が伺えますね。
    ピンクのツリーや、全部の面を違う色で塗り分けた子もいて、とってもカラフルなツリーになりました。

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    最終日はお楽しみの飾り付け。
    モールなどの素材を組み合わせて、それぞれに工夫を凝らしたツリーの完成です!

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    楽しいクリスマスを過ごせますように。

    子アト通信:夏休み子どもフェスタ2015

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    ▲大きな絵の前で先生のお話を聞く子どもたち。

    少し前のお話になりますが、横浜美術館夏恒例の鑑賞プログラム「夏休み子どもフェスタ」が8月8日から12日までの5日間、コレクション展示室で開催され、夏休み真っ最中の子どもたちがたくさん参加してくれました。

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    「美術館に初めて来たけど、どうやって見たら良いかわからない...」
    「この作品にはどんな意味が込められているんだろう?」

    そんな子どもたちの想いや疑問をひとつひとつ受け止め、楽しく鑑賞できるようにサポートするのが「夏休み子どもフェスタ」。私たちスタッフだけではなく、横浜市内の中学校の美術の先生が一緒にコレクション展の会場に常駐して子どもたちを迎えます。今年は8名の先生方がアートティーチャーズサポーターとしてお手伝いをしてくださいました。

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    ▲子どもフェスタでは実際に画材に触れられるコーナーもあり、見たことない道具や絵の具にみんな興味津々!

    さすが美術の先生、それぞれの得意分野を生かして子どもたちにわかりやすく作品や画材について解説してくれました。
    「あの作品はこんな材料を使って描かれているんだよ。」
    そんな一言で子どもたちと作品の距離はぐっと近づくようです。

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    作品について一定の情報を知ることだけが美術館の楽しみ方ではありません。作品の前に立って思ったこと、考えたこと、気がついたこと、そしてそこから膨らんだ想像などを自分自身の言葉にしてみることもとても重要な鑑賞の力です。子どもフェスタでは、作品の前で子どもたちが美術館スタッフやサポーターの先生方にそっと語りかける姿がたくさん見られました。
    みんな普段とは一味違った夏休みを過ごしたのではないでしょうか。

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    今回ご協力いただいたアートティーチャーズサポーターの先生は以下の方々です。

    横浜市立寺尾中学校   上原 愛先生
    横浜市立東山田中学校  小林 重之先生
    横浜市立芹が谷中学校  島津 泉先生
    横浜市立万騎が原中学校 田原 夏子先生
    横浜市立美しが丘中学校 津江 明日香先生
    横浜市立横浜吉田中学校 柳田 麻利江先生
    横浜市立本郷中学校   山田 香織 先生
    横浜市立神奈川中学校  渡辺 淳先生


    本当にありがとうございました。


    ■夏休み子どもフェスタ2015

    会期 2015年8月8日~12日(5日間)
    会場 横浜美術館 コレクション展会場
    参加者数 892人

    子アト通信:講座レポート「ジオラマアート」

    ―45cm×30cmのそれぞれの世界―

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    子どものアトリエから久しぶりの講座レポートです。

    この写真は8月の夏休み造形講座「ジオラマアート」で6年生の男の子が制作した作品です。風力発電の風車や、太陽光線を利用したソーラーパネルが見えます。川の水を飲みに集まって来た動物たちもいます。爽やかな風が感じられる作品ですね。この講座では、23人の高学年のお友だちが、45cm×30cmの発泡スチロール板を土台にして、自分の想像した風景模型を制作しました。

    "風景"といってもとらえ方はさまざまで、日常を切り取ったようなリアルな風景のほかに、現実にはありえない景色など、みなそれぞれに空想の翼をはばたかせて取り組んでいました。なかには大人の度肝を抜くようなアイディアもあり、その自由さには驚きの連続でした。私たち大人は技術的なことは教えられますが、アイディアの面では、子どもたちに教えられることがたくさんありました。例えばこんな作品がありました。

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    ジャックと豆の木の先端部分。雲の上です。

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    月面の家。家の前の小川をよく見ると...

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    星をすくう網がありました。

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    卓上の風景。冷やっこ。割りばし、しょうゆビン、ネギもあります。実はこれ、家だそうです。豆腐の左下にドアが。

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    化学の実験中、左はビーカーで、右はフレスコです。何かが飛び散り、テーブルには薬品がこぼれているそうです。


    さて、イメージは自由にできても、作ることとなると別問題。好きなところから着手するのでは完成しません。どのお友だちも最初はどう作って良いのかわからず手さぐりの連続でした。わからないことはスタッフに相談しながら、粘り強く作る順番を考え、ひとつひとつのパーツをきちんとつくる、道具が使えなかったら練習して取り組むなど、慣れない作業に苦労しながら、一人ひとりがイメージをかたちに変えてゆきました。
      
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    それでは全員の力作をご覧ください!

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    試行錯誤の連続で、大変な3日間だったと思いますが、でき上がった時のみんなの満足そうな顔は忘れられません。参加してくれたお友だちは、これから何かに取り組むとき、きっとこの経験を活かしてくれることでしょう。

    子アト通信:講座レポート「蔡さんと子どもたち カラーテープで昼間の花火を描(えが)こう」

    7月11日、「蔡國強展:帰去来」の初日。

    子どものアトリエに出品アーティストの蔡國強さんをお迎えし、小学校1年生から6年生の子どもとその保護者の方、38組のみなさんとワークショップを開催しました。

    テーマは、蔡さんのこれまでに制作した花火の作品にちなんで、カラーテープで昼間の花火を描くというもの。

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    「昼間に花火を打ち上げるなんて、一体どういうこと?!」

    と、普通は思いますよね。普通、花火は夜に打ち上げるので光で色を見せるものですが、蔡さんの昼間の花火は、火薬に顔料を混ぜて煙に色をつけて、昼間でも花火が見えるように工夫しているのです。

    ▼蔡さんの過去の花火の作品はこちらのサイトからご覧いただけます(英語)。

    http://www.caiguoqiang.com/videos

     

    さて、ワークショップの話に戻りましょう。

    ワークショップの最初に、蔡さんが自己紹介を兼ねて、ご自分がアートに関わるようになったきっかけや、アートがもたらしてくれる可能性について、子どもたちにお話してくださいました。蔡さんのお父さんも趣味で絵を描く方で、蔡さんが子どもの頃は、お父さんの膝に座って絵を描いている様子を眺めていたのだとか。

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    「アートができることは、二つあります。一つは、自分の目で世の中から美しいものを見出す力を養ってくれます。二つ目はアートを通じて友だちが増えます。私は世界各地に行ったけれど、アートを通じてさまざまな人たちの協力を得て作品をつくり、そして友だちになれました。自分ひとりでは何もできなかったのです」

     そして、昼間の花火を描くにあたってのヒントも蔡さんから出されました。

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    「花火というと、空に大きく打ち上がっている状態をイメージすると思うけど、地上に発射台があってそこで一度爆発が起きます。打ち上がってもう一度爆発して、火薬が地上に落ちてくるのです。花火を見た時の記憶や、いろいろな花火の様子を想像して描いてみましょう」

     さて蔡さんのお話が終わると、それぞれの家族に分かれてどんな花火を描こうか、作戦タイム。一組に画面として割り当てられたのはターポリンという、150×110cmの大きな白い布。そしてそこに描くために使う素材は荷物の梱包等に使う、養生用のカラーテープです。色数もありますし、線であらわしたり、テープをつなげて面であらわすこともできるので、大きな画面にどんどん描くのに便利な素材です。

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    いざ制作が始まると、子どもたちのカラーテープをちぎる手が止まりません。制作の進め方はご家族それぞれ。お母さんとお子さんのそれぞれが花火を描いているご家族や、お子さんが描き、お母さんはテープをちぎるアシスタントに徹しているご家族もありました。

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    大きな花火、小さな花火、色とりどりの花火が描かれ、あっという間にアトリエは花火の作品で埋め尽くされてしまいました。並べてみると、それぞれに工夫があってとても素敵です。

    最後に蔡さんも皆さんが描いた花火を大絶賛。

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    いくつかの作品は、蔡さんが「この花火のアイデア、いつか作品に使わせてもらいたいな」と言うものもあったほどでした。

    いつか、世界のどこかで、このワークショップで描かれた花火が蔡さんの手によって現実のものになったら・・・と思うとワクワクしてしまいます。

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    ※この作品は、横浜美術館前の工事壁に8月12日まで展示されました(天候や工事の状況によって撤収が前後する場合があります)。

    ※「蔡國強展:帰去来」 の情報はこちら

    子アト通信:バーバー美術館(イギリス・バーミンガム)から、ピカソのカードが届いたよ!

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    ▲モリ―ちゃん作

    横浜美術館のおなじみのピカソの作品≪ひじかけ椅子で眠る女≫が、昨年イギリスの美術館で展示されました。同時に関連の親子ワークショップも開催され、そこで制作された子どもたちのカード作品が送られてきました。

    イギリス、バーミンガムという都市にあるバーミンガム大学に「バーバー美術館」という附属美術館があり、昨年横浜美術館の代表的な所蔵品であるピカソの<ひじかけ椅子で眠る女>が貸し出されました。8月末にバーミンガムに到着し、特別コーナーに鎮座することになった当館のピカソは来館者のみなさんにとても愛され、さまざまな対話式トークやイベントで大活躍したそうです。

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    ▲解説のお姉さんの後ろの絵がピカソの作品です     ▲ポストカードの裏には横浜美術館の住所を書いてくれました。

    バーバー美術館は大学付属の美術館で教育活動には特に力を入れており、2月17日に当館のピカソに関連した親子講座「ピカソ・ファミリー・デー」が開催されました。この講座はピカソの作品をみて、自分なりの「ピカソ作品」をポストカードに描いて横浜に送ろうという企画で、バーバー美術館の教育部門のみなさんが親子に呼びかけ、できたカード作品約100枚を横浜美術館へ送ってくださいました。きっと親子でいろんな話をしながら作ってくれたのでしょうね。とてもユニークなものばかりで全部お見せできないのが残念ですが、その一部をご覧ください。

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    中にはこんな日本語のメッセージもありました。

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    さて、子どものアトリエのミニギャラリーでは、これらのカードを期間限定で7月末まで展示しており、親子のフリーゾーンや「学校のためのプログラム」でご来館の際にみていただくことができます。

    ▼展示の様子

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    もし、バーミンガムへ行かれることがあったら「バーバー美術館」へも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

    ※バーバー美術館(THE BERBAR INSTITUTE OF FINE ARTS

    子アト通信:親子のフリーゾーン「子どものアトリエへようこそ」

    20140509oyakofztop.jpg▲ねんどコーナー 親子でなにをつくっているのかな?

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    ▲えのぐコーナー                        ▲かみコーナー

    いよいよ初夏到来!「親子のフリーゾーン」のお絵描きコーナーは屋内から屋外(中庭)に場所が変わりました。この時を待っていましたとばかりに中庭へ直進するお友だちがいる一方、この4月はきょろきょろと少し不安そうな顔でお部屋を見渡している親子の姿も多く見受けられました。4月~11月の晴天時は、ほぼ定員の600人に近い入場者数があるので、初めての人は広いお部屋と中庭で大勢の親子が遊んでいるのにびっくりしてしまうようです。

    今回は、これから"フリーゾーン・デビュー"を計画している皆さんへ、フリーゾーンで安全に楽しく遊んでいただくコツをお伝えしましょう。

    親子のフリーゾーンは「絵の具」「粘土」「紙」の3つの素材コーナーに分かれています。はじめての時はひとまずぐるりとお散歩してみて、興味がわいたところからスタートしてはいかがでしょう。粘土はいつも子どもたちがさわってみたくなるようなやわらかさに練られており、絵の具はなめらかな濃さに溶かれています。色々な紙や、基本的な工作の道具もそろっていますが、ないものがあっても工夫をするチャンス。ああでもないこうでもないとじっくり素材に関わることによって、「自分でする」「自分がする」という気持ちを育んでほしいと思います。フリーゾーンでは特別に「今日はこれをつくりましょう」という指導はしていません。親子でたくさんお話しながら自由な造形の時間を楽しんでくださいね。お父さん、お母さんも汚れてもよい格好が安心ですよ。

    えのぐコーナー

    中庭の奥にある「えのぐやさん」に並んで順番に絵の具と筆をもらいましょう。絵の具は赤・青・黄・白の4色あります。ピンクやオレンジなど、まぜる色もつくってもらえます。透明の長い袋に水を入れて好きな絵の具で色をつける「色水づくり」もできます。絵の具と袋は白い机にセットしてあります。こちらは柵に吊り下げてながめてみましょう。現代アートみたいでステキです!  

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    ▲えのぐやさん            ▲色水づくりコーナー

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    ▲色水を飾っているところ

    ねんどコーナー

    まず、空いているテーブルを確保してください。ねんどは入口付近でお渡ししています。ねんどはやわらかく練ってあるのでさらに水をまぜる必要はありません。かきべらやへら、切り糸など道具なども用意してあります。粘土には他のものを混ぜないでね。

     かみコーナー

    いろいろな種類の紙の素材を用意しています。使う分だけ選んで大切に使いましょう。余ったら戻してね。お友だちやスタッフが作った見本も置いてありますから参考にしてみてください。紙工作の作品だけは持ち帰りができますので袋を持参していただけると便利です。

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    ▲いつも練りたての粘土を用意しています ▲できた作品はかざりましょう  ▲いろいろな紙を用意しています

    おやくそく

    ●11:25頃からみんなでお片付けの時間になります。アナウンスをよく聞いて、使い終わった道具や素材は元のところへ戻しましょう。お父さん、お母さんの瞬間ボランティア、大歓迎です!

    ●お部屋の中を走ることはとても危険です。小さい赤ちゃんもたくさんいるので、まわりにも気をつけましょう。

    ●絵の具コーナーは大変すべりやすいので、足元にお気を付け下さい。

    ●緊急時のため、保護者の方は靴をはいてください。お子さんの靴は袋に入れてお手持ち下さい。

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    ▲使い終わったカップは桶で洗います   ▲最後にスポンジでこすって流します  ▲机はふいて2人1組で運びます

    さて、フリーゾーンで楽しく安全に遊ぶコツをご紹介しましたが、だいたい様子はつかめましたか?困ったことや質問があったらスタッフや、紺色のエプロンのボランティアさんたちに聞いてくださいね。子どものアトリエはみなさんのスムーズで楽しいフリーゾーンデビューを応援しています。

    親子のフリーゾーンの開催日程はこちら

    子アト通信:2015年度版ピコラガイドができました!

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    おまたせしました!
    2015年4月から2016年3月までの子どものアトリエの講座予定を掲載した「ピコラガイド」ができました。

    「ピコラガイド」は、子どものアトリエが発行しているパンフレット。

    子どものアトリエで行われる個人向け講座をご案内しています。

    日曜日の午後を中心に、夏休み中や祝日に開催する楽しい講座をたくさん企画しているので、興味のあるお友だちはぜひ応募してくださいね。

    ピコラガイドは子どものアトリエはもちろん、横浜美術館内で配布しているほか、ホームページでも同じ内容がご覧いただけます。
    ご応募、お待ちしています!


    ピコラガイド(ダウンロード・PDF3.2MB)
    講座内容はこちらからもご覧いただけます

    子アト通信:講座レポート「親子でホイッスラー展を見よう」-その1-

    「ホイッスラーさんに変身したよ」

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    ▲ホイッスラーさんのトレードマークのおひげをつけて展示室をめぐりました。

    さる1月12日の成人の日、子どものアトリエでは横浜美術館で現在開催中の「ホイッスラー展」に関連した親子鑑賞講座を行いまた。絵をみるだけではなく実際に画材を見たり触ったり体験をしてから作品に向かい合うというのが子どものアトリエの鑑賞講座です。今回はさらにホイッスラーの絵の特色がよくわかるようにアトリエでのレクチャーも企画しました。最初に一度絵を見に行ってホイッスラーの絵の雰囲気を感じたあと、アトリエに戻ってミニレクチャーを行いました。

    ホイッスラーの色の秘密を探ろう!

    ホイッスラーの絵の特徴はよく「色の調和(ハーモニー)」にあるといわれます。でも言葉だけでは説明しづらいので、「調和」というものを音の和音や旋律に置き換えて感じてもらうところから始めました。澄んだピアノの音の重なりに子どもたちの顔はみるみるうっとりした表情にかわりました。また一転してぶつかり合う不協和音には、びっくりして目をまんまるに見ひらき、笑いだしてしまう子もいました。この音の組み合わせをホイッスラーの絵の中に置き換えてみると、彼の絵には反発し合うような色の組み合わせは見当たりません。むしろ仲間同士の色を使って全体の調和を図り、その中にほんのちょっぴり性格の違う色を入れることによって、ピリッと緊張感のある画面構成を試みていたことがわかります。

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    《ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ》 1872-75年 テート美術館 (c)Tate,London 2014


    例えば「ノクターン」という絵を見てみましょう。ここに使われている色には濃い紺色からだんだん水色に近くなる色の変化があります。その中にかすかな黄色の点として花火の輝きがあらわされています。深い夜の闇の中、大きな橋のシルエット越しに遠くに「パーン」と聞こえてきそうな空間が心に広がります。橋の上の人たちの囁く声も聞こえてきそう。色の調和で音や空間まで感じさせるとは、ホイッスラーって色の魔術師みたいですね。

    どんな風に描いていたの?
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    ▲一年生のおひげ君、キャンバス(画布)に向かってポーズ。 ▲気分はホイッスラー!

    さて、展示室にはホイッスラーの使った長い筆が展示してあります。大きな絵を描く時は少しはなれて描かないと全体が見えないのでそんな筆が必要だったのですね。そこで、みんなでホイッスラーに扮して長い筆をもって描くまねをしてみました。トレードマークのおひげをつけて、気分はすっかりダンディ(※)な絵描きさん。みんなすっかりなりきって様になっていました。
    さて、アトリエの中には油絵の具に触れられるコーナーやホイッスラーがたくさん残した版画(エッチング)に関する画材、刷るためのプレス機なども用意し自由に見てもらいました。めずらしいものが多く、参加者の皆さんはそれぞれ手に触れながら、いろんなことを親子で話し合っていました。 (※①おしゃれな男性 ②洗練された)

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    ▲油絵が得意なスタッフが実演します。     ▲興味津々な顔!
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    ▲「エッチング」に使う銅板と描くためのニードル。▲銅板を刷る機械。小型のプレス機を回してみよう。
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    ▲油絵の具に混ぜる油。独特のにおいがします。 ▲「へぇ~油絵ってこんな画材で描くんだ。」

    もう一度、ホイッスラーの絵を見に行こう!
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    ▲展示室の入口で、絵を見るときのマナーやお約束を再確認。そのあと家族やスタッフと一緒に見ました。

    子どものアトリエで色についてのレクチャーのあと、ふたたび展示会場へ足を運びました。今度はアトリエで体験したことをヒントに、いろいろな発見を親子で話し合っていました。休日の午後、展示室はそれぞれの親子の時間が流れていました。

    さてこの講座にはもう一つ、皆さんにお知らせしたいトピックがあります。
    そのお話はまた次回の子アト通信で。お楽しみに!

    ホイッスラー展について詳しくはこちら