教育プロジェクトアーカイブ

    中高生プログラムレポート(2) ヨコトリを伝える!編

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    中高生プログラム前半では、「現代美術ってどんなもの?」ということで、ヨコトリの作品を見たり、出品アーティストの方々に会ってお話を聞いたりしながら、たくさんのことを吸収してきました。(レポート(1)参照)

    後半では、前半で学んだり、感じたり、考えたりしたことをフル活用し、小学4~6年生とヨコトリを楽しむための展示室ツアー&ワークショップ「こども探検隊」の内容を考えていきました。

    「自分が小学4~6年生の時はどんなだったかな?」と思い出しながら、小学生が興味を持ちそうな作品を選び、展示室ツアーのコースを考えます。それぞれに紹介したいお気に入りの作品がある様子。どの作品をだれが解説するか、チームごとに役割分担も決めて、準備万端!

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    ワークショップは、「島と星座とガラパゴス」のテーマや展示作品にインスピレーションを得て、各チームとっておきの創作活動を考えます。実際にいろいろな材料を使って試作をしてみて、うまくいかない部分はしっかりと改善し、最終プランを決定しました。

     

    【ヨコトリ2017で世界の現代アートをたのしむ!こども探検隊】

    そして迎えた「こども探検隊」本番当日!!夏休みも終わりの8月27日に開催しました。

    ●「開港GO」チーム

    横浜美術館会場に加えて、電車で横浜市開港記念会館会場にもツアーしました。みんなで15秒ずつ絵を描いて一つの作品を制作!

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    ●「with 美」チーム

    身近な素材をつかって「島」がついたオリジナルの帽子をつくりました。

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    ●「Hexágono(ヘクサゴノ)」チーム

    日用品や廃材でつくった、みんなの六角形の島をならべて「ヘクサゴノ(六角形)諸島」が完成!

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    ●「ゾウガメアイランド」チーム

    ヨコトリのメインビジュアルのように、小さなカメの背中にミニチュアの世界をつくって、それぞれのカメ島を制作!

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    ●「ごはん」チーム

    どこまでもハシゴが続く不思議な作品。ハシゴを降りた先に広がる世界を想像してつくってみよう!

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    元気いっぱいの小学生たちと1日を過ごした中高生たち。みんなで一緒に盛り上がったり、小学生の面倒をみながらチームをしっかりまとめたりと大忙しでした。「つかれた~」と言いながらも、充実感いっぱいの顔からは楽しさが伝わってきました!小学生たちも、展示室ではたくさんの作品にワクワクし、ワークショップでは自由な発想で創作活動に取り組んで、時間があっという間に感じるくらい楽しかったようです。

    現代アートの作品やアーティスト、小学生、同じ中高生の仲間たちと、たくさんの出会いに満ちた中高生プログラム。「普通はできない体験をたくさんできてよかった!」との中高生の言葉のように、ひとつひとつの出会いに新たな発見があり、とても貴重なものになったのではないでしょうか。

    撮影:御厨慎一郎(*のみ)

    中高生プログラムレポート(1) ヨコトリを体験!編

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    横浜美術館では毎年、中高生を対象とする長期プログラム「中高生プログラム」を行っているのをご存じでしょうか?2014年に始まり、今年度で4回目の開催となります。今回はヨコハマトリエンナーレ2017の関連事業として、「ヨコトリ2017を体験しよう!伝えよう!」と題し、6月から9月まで約3か月、全8回のプログラムを実施しました。

    中高生プログラムの活動には、大きくわけると二つのステップがあります。一つ目は、中高生自身が様々な体験を通じて美術と出会い向き合うこと。二つ目は、それらの体験をもとに、中高生が展示室ツアーとワークショップを企画して、小学生に美術のおもしろさを伝え、ともに楽しむことです。

    ***

    プログラムがスタートしたのは、ヨコトリ開幕の約2か月前の6月中旬。

    まずは展覧会のつくり方について、逢坂コ・ディレクターのお話を聞いたり、柏木コ・ディレクターの案内で展示設営中の会場の様子を見学したりしました。

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     エントランスで観客を出迎える竹の巨大な作品を制作中のジョコ・アヴィアントさんにもタイミングよく遭遇!どんなふうに竹を使うのか、自らデモンストレーションで見せてくださいました。

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    ***

    ヨコトリは国内外から多くのアーティストがあつまる現代美術の展覧会です。作品をつくったアーティストに実際に会うことができるのが現代美術ならでは!ということで、今回のプログラムではヨコトリに出品している3人のアーティストに講師としてお越しいただきました。

    木下 晋さん 

    まずは、鉛筆で大画面の繊細なタッチの人物画を描く木下晋さん。10Bから10Hまで22段階の鉛筆を使い分けて描いたグラデーションの自作サンプルを見せてくださいました。鉛筆のつくりだす表情の豊かさに中高生も興味津々。「描くことより知ることが大切」「自分が美しいと思うものしか描かない」など、木下さんの制作姿勢が伝わる言葉が印象に残ったようです。

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    柳 幸典さん

    横浜市開港記念会館会場で展示している柳幸典さんには、現地でお話をうかがいました。地下の真っ暗な空間に展示された原子爆弾や水爆実験などをテーマとする作品は重い雰囲気。作品の制作過程や意図など、次々とでてくる中高生の質問に柳さんが一つひとつ丁寧に答えてくださいました。そのお話に「人生をかけて作品をつくっていると思った」という中高生の感想も。

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    風間サチコさん

    そして、風刺的でユーモアある木版画の作品を制作している風間サチコさん。ご自身の体験をもとにつくった作品のことなど、展示室でたっぷり熱く語ってくださいました。中高生は、「重いことを明るく普通に何でもないように話していた」「自分の好きなことを突っ走ってやっていて、いい生き方だと思った」と、遠い存在だった「アーティスト」を身近に感じたようです。

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    「アーティスト」と呼ばれる人と実際に出会うこと自体が初めてだった中高生たち。さまざまな考えで作品を制作しているアーティストのみなさんに会ってお話を聞き、その人柄に触れることで、現代美術との距離が一気にグッと縮まったようです。作品を見るのがだんだん楽しくなってきたところで、今度はそれを小学生に伝えるためのプログラムをいよいよ考えていきます!

    【レポート(2)につづく】

    「演劇で美術鑑賞『彫刻との対話から生まれた物語』」を開催しました

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    中高生が書いた戯曲を俳優が演じるスペシャル企画「演劇で美術鑑賞『彫刻との対話から生まれた物語』」を3月29日に開催しました。

     本企画のそもそもの始まりは、2016年夏に開催した当館の中高生プログラム。約5か月にわたるプログラムのなかのひとつとして、演出家の市原幹也さんを講師に迎え、「作品と自分とのおしゃべりを戯曲に書く」というワークショップを行いました。

    横浜美術館のコレクションのなかから好きな作品を1点選んで1対1でじっくりと向き合い、「作品との出会いから別れまで」をテーマに原稿用紙1~2枚程度の短い戯曲を書き上げた中高生たち。ワークショップでは戯曲を書く前に、モノとおしゃべりする練習(!)をしたり、戯曲の書き方の形式を教えてもらったりもしました。そうして出来上がった戯曲がどれも想像力あふれる興味深いものだったので、市原さんのご提案により、これを実際に作品の前で上演してもらおう!ということになったのです。

    公演当日は中高生の書いた11作の戯曲のなかから、彫刻作品をテーマにした8作品を上演。ギャラリーツアー形式の演劇体験による作品鑑賞という、これまでにない試みとなりました。出演者は、飴屋法水さん、山内健司さん、吉見茉莉奈さんの三人。みなさん第一線で活躍する豪華な布陣です!「作品」役、「私」役、そして戯曲の上演では本来読まない「ト書き」を読む役を3人で演じました。 


    ツアーの導き役は山内健司さん。観客のみなさんに語りかけるように横浜美術館が建っている場所の歴史を紐解き、徐々に時空を超えた戯曲の旅へと誘われます。

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    「ここは昔、海でした」と観客に語りかける山内健司さん

    「初めて出会ってから6年経った2016年、夏。石造りで建てられたその建物にその鳥はいた。」

    コンスタンティン・ブランクーシ《空間の鳥》の前で、最初の作品の上演が始まります。

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    会場はコレクション展。階段状になっている石造りの大空間のグランドギャラリーには、彫刻が点々と展示されています。ときに作品に寄り添うように、ときに空間を駆け巡って演じる俳優たち。静かなグランドギャラリーにその声が響くと、一気に場に緊張感が生まれ、美術館が演劇の力によりすっかり異次元の空間に変わりました。

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    「私は走った。恐怖を隠して、崖まで思いっきり走った。」会場を駆け巡る吉見茉莉奈さん

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    ほぼ全編にわたり「作品」役を演じた飴屋法水さん

    ルネ・マグリット《レカミエ夫人》の戯曲はショートミステリー仕立て。「今から約200年前、18XX年の昼すぎ、欧州の国の田舎町...」と、中高生の戯曲は自由に時空を超えて展開します。

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    そして、ツアーはグランドギャラリーから3階のコレクション展ホワイエへ。写真展示室の前、おなじみのクレス・オルデンバーグ《反転Q》の前では何やら絡まって拮抗している二人が...。

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    「ねぇ、何をしているの?」「ここから出ようとしているんだ」「助けてあげようか?」「無理だよ。そしたら君まで閉じこめられてしまうからね」

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    イサム・ノグチ《マイアストラ、ブランクーシへのオマージュ》では、鈴の音と口笛が響く。

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    ハンス(ジャン)・アルプ《成長》の前で。
    「風とともに作品は飛びたっていった。薄暗い部屋には、ハート型をした銅のかけらと、私が残された。」

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    最後はスタートのブランクーシの作品に戻り、これまで上演した作品が並ぶ空間を見下ろしながらの観劇。作者の中高生たちも真剣なまなざしで見つめた。

    あっという間の40分間のツアー。終わる頃には、「私」と「作品」をめぐる8つの別れのストーリーをまるで自分が追体験したかのように、中高生と俳優たちのつくり出した不思議な世界に引き込まれていました。お客様からは「ストーリーを役者さんたちの声で聞くと、作品のイメージがわっと広がる感じがした。」「上演中、周りの彫刻も動き出しそうに見えた。」「「私」を起点にして、時空間をとびこえていく中高生の発想にびっくり!」「ひとつひとつの作品が物語を織り成し、空間となって広がって、1作品、また1作品と増えていくごとにその空間の広がりに包まれていって...何とも不思議な宇宙に漂っているような感覚でした。」など、様々な感想をお寄せいただきました。 

    演劇で美術を鑑賞するという今回の試み。当館のコレクション作品から生まれた中高生による物語が、俳優たちの声や身体をとおして美術館の空間に演劇として立ち上がり、これまでにない新鮮な体験をお楽しみいただけたのではないでしょうか。中高生たちの書いた戯曲の言葉ひとつひとつを大切に、丁寧に読み込み、そこにさらに創造力を注いでこの演劇をつくり上げてくださった出演者のみなさん、演出の市原幹也さん、ありがとうございました!


    **おまけ**

    当日、公開リハーサルの上演後、出演者のみなさんと戯曲の作者の中高生が初対面!

    それまでずっと戯曲の言葉と向き合っていた出演者のみなさんは、「やっと会えたね~」と一様に笑顔に。「あの戯曲のこの部分はどんなイメージで書いたの?」と、それまで気になっていたことを次々に質問されていました。中高生たちも「自分の言葉では表現しきれないほどすごかった」「自分のイメージとは違っていた部分が面白かった」と、みんな感激の様子でした!

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    写真:西野正将

    中学校教員との「横浜美術館コレクションを活用した授業づくり」研究会

    教育プロジェクトでは、横浜市立中学校の美術科の先生方と一緒に、「横浜美術館コレクション」を使った授業づくりを2016年5月よりスタートしました。

    今年度、主にご参加いただいているのは9名の先生です。研究会の目標は、作り上げた指導案を、横浜市内にある150校近くの中学校で使ってもらえるよう横浜美術館のウェブサイトで公開し、先生方の授業づくりの参考にしてもらうことです。

    教育プロジェクトのスタッフも、中学校の先生方とこのように協働するのは初めてのこと。互いに力を合わせて、生徒たちにとって意義のある指導案を作り上げるべく、5月から模索の日々が始まりました。

    t1.jpg5月の第一回研究会での作品選定の様子。全部で18件の候補作品から、4件の作品を選びだしました。

    対象作品は、横浜美術館の所蔵作品の中から代表的なもの、かつ今年度のコレクション展で実際に出品される18件を候補に、4件を先生方に選んでいただきました。最終的に下記の3つのチームに分かれて、意見を交わしながら授業案を作り上げていきました。

    1)下村観山チーム 下村観山作≪小倉山≫(1909年、絹本着色・六曲屏風一双)

    2)片岡球子チーム 片岡球子作≪富士≫(1980年、紙本着色・額)

    3)彫刻チーム  

      イサム・ノグチ作≪真夜中の太陽≫(1989年、赤と黒のスウェーデン産花崗岩)

      コンスタンティン・ブランクーシ作≪空間の鳥≫(1926年[鋳造1982年]、ブロンズ・石灰岩)

    そして2016年11月26日(土)。検討を重ねてきた指導案の発表会を開催しました。創意工夫を凝らした4つの案が提示されました。

    t2.jpg発表会の冒頭。右手のテーブル席に座っているのが研究会に参加してくださっている先生方。後方には横浜市教育委員会や他館の学芸員などのオブザーバーの方々が、発表の様子を見守っています。

     下村観山チームからは、日本画の屏風の形態に着目した指導案「屏風の世界へ入ってみれば・・・」と、日本画の技法に焦点を当てた指導案「『たらしこみ』って何?」の2案があがってきました。

    【下村観山チーム指導案1】 「屏風の世界へ入ってみれば・・・」

    屏風の形態に着目して日本の美術文化に触れるとともに、≪小倉山≫の空間表現や、作品の置き方や光の当て方によって見え方が変化するのを知ることで、自分なりの作品鑑賞の方法を導く案です。

    t3-1.JPG t3-2.JPG左:手のひらサイズの≪小倉山≫の模型と書画カメラを使い、自分なりの屏風の置き方や光の当て方を発表中。 右:質疑応答の様子。
     

    【下村観山チーム指導案2】 「『たらしこみ』って何?」

    日本画の伝統的な技法「たらしこみ」を知り、実際に体験してみることで、作品の細部の表現を鑑賞し、また自分の制作のヒントにもつなげていくことを目指した内容です。

    t4-1.jpg t4-2.jpg左:≪小倉山≫に描かれた木の幹に用いられている、たらしこみ技法の拡大図を投影し、技法について説明しています。 右:指導案に沿って、参加教員がたらしこみを体験しているところ。実際に手を動かす技法体験は楽しく、皆さん賑やかに取り組まれていました。

     

    【片岡球子チームの指導案】 「私の心の富士 ~人それぞれが感じている『富士』を味わおう~」

    生徒たちが心に抱く富士のイメージを確認するところから始まり、片岡球子の大胆な造形と色彩表現、そして作家自身が富士という題材にどのように挑んできたのかを学ぶ内容です。

    t5-2.jpg t5-1.jpg左:各人が思い浮かべる富士の形を描き、それを見比べているところ(画面に投影中)。 右:作品画像を、白黒からカラーに転じることで、色彩表現の特徴を説明しています。

     

    【彫刻チームの指導案】 「彫刻の居場所 ~『彫刻作品』と『空間』の響き合いを味わおう~」

    「横浜美術館の彫刻作品が、自分たちの学校に来ることになったら、作品が一番輝いて見えるのはどんな場所だろう?」。そんな問いかけから始まり、彫刻とそれが置かれる空間の関係を生徒たちに考えさせる案です。

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    左上:先生の手元に見えるのは、イサム・ノグチ作≪真夜中の太陽≫の図版を、プラ板にのりで貼ったもの。 右上:今回の発表を前に、自分の学校でプレ授業をしてくれた先生もいました。生徒たちがプラ板に貼った図版とデジタルカメラを片手に、ここぞという場所で写真を撮っている様子が、モニターに映し出されています。 左下:彫刻のサイズを体感できるように、原寸大のシルエットを黒い紙で表したものを準備しました。

     

    そして、各指導案の発表のあとは質疑応答や意見交換が行われました。

    次回2017年1月21日(土)には、他の先生方が今回発表された指導案を自分の授業に取り入れようとした時に、追加で必要となってくる情報や改善案について最終協議をする予定です。ブラッシュアップされた指導案は、2017年2月頃に、横浜美術館のウェブサイトに掲載し、市内の中学校教員の方に、お使いいただけるようにする予定です。

     

     

    蔡國強展 中高生が「こども探検隊」プログラムを準備中!

    6月から始まった中高生プログラム「体験しよう!伝えよう!アート―蔡國強展とディン・Q・レ展をめぐるワークショップ―」。昨年度はヨコハマトリエンナーレ2014にあわせて開催しましたが、今年度は蔡國強展の関連プログラムとして実施しており、現在22名の中高生が参加しています。

    このプログラムには、大きく二つのポイントがあります。まずは、中高生自身が現代アートや第一線で活躍するアーティストに触れ、新しい世界に出会う機会をつくること。そしてもう一つは、その体験をもとに、小学生を対象とした「蔡國強展をたのしむ!こども探検隊」(8月19日)のプログラムを自分たちで企画・実施し、蔡國強展の魅力を小学生に伝え、ともに展覧会を楽しむということです。

    全9回のうち、これまでに第4回までのプログラムを終えました。

    studentp1.JPG 《壁撞き》(2006年、ドイツ銀行蔵)の展示室で蔡さんに話を聞く中高生

    第1回から第3回では、展示室で実際に蔡さんにお会いしたり、蔡さんのことを昔からよく知る方のお話を聞いたり、中国の社会や歴史について学んだり・・・と、展覧会について様々な方向から知る機会を持ちました。

    上の写真は、中高生たちが蔡さんと出会ったときの様子。展示作業が終わったばかりの展示室で、作品のことやアートについての考え、中高生へのメッセージなど、終始笑顔をたやすことなく熱心にお話してくださった蔡さんに、みんな大きな刺激を受けていたようでした。

    そして展示室では、グループにわかれて作品を一つひとつじっくりと見ていきました。よく観察するとあらためて発見があったり、人それぞれのちがった見方があったり。お話をしながら展示室をまわり、鑑賞を深めていきました。

    student_2.JPG 《夜桜》(2015年)の前で

    第4回では、自分たちの鑑賞体験をもとに、小学生に展覧会を楽しんでもらうための展示室ツアーやワークショップを企画。紙粘土や折り紙など、いろんな材料をつかって実験し、本番にむけて鋭意準備中です!いったいどんなプランができあがるのか楽しみです。

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    「蔡國強展をたのしむ!こども探検隊」は8月19日(水)10:30~14:00、小学4~6年生を対象に開催します。この夏休みは、中高生の目線で考えたプログラムで一緒に蔡國強展を楽しんでみませんか? 詳細・お申込みはこちら

    石田尚志展 ボランティアによる「展覧会・ココがみどころ!」開催しています

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    5月31日まで開催中の石田尚志展では、当館ボランティアが展覧会のみどころを15分でコンパクトにお伝えする「展覧会・ココがみどころ!」を実施しています。

    当館のボランティアは年齢層も幅広く、お仕事をされている方、主婦の方、学生さんなどバラエティ豊か。美術が大好きなボランティアのみなさんが、それぞれの視点で見た石田展の魅力をスライド画像を交えながらお話しします。

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    開催は、石田展の期間中、毎週土日の11時・14時の1日2回。今回は10名のボランティアが交代でトーカーを担当しています。展覧会の概要や、それぞれのおすすめ作品が盛り込まれた内容で、ボランティア自身がどんなふうに作品を感じたかもあわせて、わかりやすくお話しします。あえて予備知識をもたずに作品に出会うのも楽しいものですが、展覧会を見る前に全体像が分かると、より興味深く作品を楽しめるのではないでしょうか。

    「展覧会・ココがみどころ!」は美術館正面入口からお入りいただいたら、すぐ右手に見えるグランドギャラリー内の会場で行っています。予約は不要、どなたでも無料でご参加いただけますので、ご来館の際はぜひお気軽にお立ち寄りください!

    (教育普及担当)