インターン・ボランティア活動アーカイブ

    子アト通信:「親子のフリーゾーン」ボランティア

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    ▲"絵の具屋さん"に変身する子どものアトリエボランティアのみなさん。

    現在、横浜美術館では来年度に向けて、館内のさまざまなセクションでボランティア活動の募集を行っています。
    詳しくはこちらをごらんください。
    http://yokohama.art.museum/education/volunteer/require.html

    ※平成28年度の募集は終了しました。

    子どものアトリエでも、日曜日の午前中に開催している「親子のフリーゾーン」でのボランティアさんを募集中です

    「親子のフリーゾーン」とは、子どもたちが家族と一緒に粘土や絵の具、紙といった素材で自由に遊べる、開館当初から26年間続いている人気のプログラム。毎回500人近い参加者があり、私たちスタッフと市民ボランティアのみなさんで運営しています。
    直接指導はしませんが、素材別のコーナーで子どもたちの案内をしたり、道具や素材を渡したりと、子どもたちと触れ合う機会がたくさんあります。子どもたちが自由な発想でいろいろな素材を使い遊ぶ姿はとてもパワフルで、私たちもたくさんの元気をもらうことができます。

    現在ボランティアとしてこのプログラムを支えてくださっているのは、学生さんやお子さんのいらっしゃるお母さん、会社員の方、定年を迎えた方まで、幅広い世代、背景の方々です。自分が子どもの頃フリーゾーンで遊んでいたという人もいるんですよ。
    親子のみなさんが帰り、会場の清掃が一通り終わった後、スタッフみんなでお茶を飲みながら「今日はこんな子たちがいたね。」「こんな大きいな作品を作った子がいました!」と振り返るのも楽しみのひとつです。

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    ▲準備、片付け、清掃など、子どもたちが楽しく安全に遊ぶためにはとても重要なお仕事です。

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    ▲子どもたちと触れ合う機会もたくさんあります。「粘土で何をつくるのかな?」


    私たちと一緒に親子の活動を見守る、縁の下の力持ちになってみませんか?

    ボランティア募集情報はこちらです。                                                                 http://yokohama.art.museum/education/volunteer/require.html

    ※平成28年度の募集は2月22日で終了しました。

    「親子のフリーゾーン」の詳細はこちらです。                                                 http://yokohama.art.museum/education/children/freezone.html

    「親子のフリーゾーン」の縁の下の力持ち― ボランティアさんデビュー!

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    筆の洗い方の説明を聞くボランティアさん


    いつもたくさんの家族が集まる親子のフリーゾーン。
    日によっては開催時間中に600人(!)の参加者をお迎えすることもあります。
    そんな大人気のフリーゾーンで、子どもたちにケガなく、笑顔で楽しんでもらうために、
    いつもフリーゾーンを支えてくださっているのが、市民ボランティアの皆さんです。
    学生さんやお子さんのいらっしゃるお母さん、会社員の方、定年を迎えた方まで、
    幅広い世代、背景の方々が、今年も29人集まってくださいました。
    4月になり、年度が改まったところで、新しいボランティアさんを対象に研修会を行いました。
    子どものアトリエの揃いの紺色のエプロンを着て、研修スタートです。


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    ボランティア研修メニューが書かれたホワイトボード


    これは研修メニューが書かれたホワイトボード。
    親子のフリーゾーンでは、「えのぐ」「粘土」「紙」という最もシンプルな造形素材を用意しています。
    子どもたちが思いきり素材と関わって、手を動かし、知を働かせるためには、
    子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを引き出す環境や、声かけがとても大事。
    そしてボランティアさんそれぞれが子どもたち以上に素材について理解している必要があります。


    (1)素材を知る

    「えのぐ」のコーナーに用意されている絵具は、赤、青、黄色、白の基本的な4色だけ。
    お金がないから?・・・ではありませんよ。
    子どものアトリエでは、ピンクやオレンジ、緑や紫など、ここにはない色を、
    子どもたちが自分でつくって発見することを大切にしています。
    おとなにとってはあたり前かもしれませんが、
    黄色に青を入れると緑に変化していく様は、
    小さな子どもたちにとって魔法のような驚きです。
    ボランティアさんにも、実際に絵具を混ぜる体験をしてもらいました。


    (2)準備、片付けはとても大事

    道具やアトリエの準備、片付けについては、
    子どものアトリエの25年の歴史の中で編み出された手法を伝授します。
    500人以上の家族が、「やりたい!」と思った時にすぐに素材に関われるのは、
    ねりたてのやわらかい粘土や、
    描きやすく溶かれた絵具、
    手を伸ばしたくなるかたちの紙や段ボールを、
    ボランティアさんたちが必要なときに用意しているからなんですね。
    子どもたちが帰っていった後も、
    次にやってくる子どもたちのために、道具も部屋もきれいに片づけなくてはなりません。


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    ねんどの机を片づける時も、子どもにぶつからないように机の角を持ちます


    (3)何より大事な、子どもの安全

    そして何より大事なことは、子どもたちの安全。
    子どもがケガをして、せっかくの楽しい時間が台無しにならないよう、
    危険な箇所がないかどうか、いつも細かなところまで目配りをしています。
    会場の隅々を全員で見て、どのようなことをしたら危ないのかをチェックしました。


    ボランティアさんはいつも笑顔で子どもたちに接していますが、
    その裏で、子どもたちのためにこんなにたくさんの気配りやお仕事をしています。
    4月の研修会も終わり、新人ボランティアさんもベテランのボランティアさんに交じって、
    活動し始めました。
    みんな、一人でも多くのニコニコ顔の子どもたちに会えることを楽しみにしています。

    ※また別の機会に、ボランティアさんたちの活躍の様子もお知らせします!

    「親子のフリーゾーン」の詳細はこちら

    親子のフリーゾーン

    ―新人ボランティアさん大活躍!―

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                    「どれにする?」“えのぐやさん”のカウンターで色の注文を聞くボランティアの岡島さん

    日曜日の午前中に開催している「親子のフリーゾーン」では市民ボランティアさんが大活躍です。このプログラムでは子どもたちの「自分でやってみる」気持ちを大事に育てるため、家族で一緒に安心して粘土やえのぐ、紙などの素材で遊べるよう、ボランティアの皆さんがスタッフとして活動を支えてくださっています。今年度も新たに36名の方々が新規の登録をしてくださいました。
    ボランティアさんの仕事は実にさまざまです。たとえば、

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    場所のご案内や                                           土粘土をやわらかく練りかえして出す仕事。

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    子どもたちにえのぐの注文をきいてわたすこと        色水コーナーでのデモンストレーション、など。

    ボランティアさんは、30分ごとに「えのぐ」と「粘土」と「紙工作」のコーナーを交替で回って参加者の人たちへの対応をします。また、終了後にも大量の容器や道具を洗う、部屋の掃除をする、など作業は続きます。全部が終わった時はまるでスポーツジムで運動をしたあとのよう。さて4月のスタート以来新人ボランティアさんもだいぶ慣れてきてくださった様子。さっそく新しいボランティアさんへインタビューをしました。

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    左から中島さん、櫻田さん、礒合(いそあい)さん

    Q「親子のフリーゾーン」のサポートをする中で、楽しいことや印象に残ったことはどんなことですか?
    また、大変なことは?

    岡島さん(巻頭写真):たくさんの人が「親子のフリーゾーン」に来ることに驚きました。みなさん楽しそうにしています。出来たものを見せに来てくれる子がいるとうれしいです。はさみを持ったまま歩いている子や、よちよち歩きの子がいるとヒヤヒヤしてしまいますが、全般的に楽しく活動させていただいています。

    中島さん:横浜美術館には何度か来ていますが、こんなにダイナミックなイベントをほぼ毎週のようにやっているとは知りませんでした。特に絵の具のコーナーでは、みんな楽しそうにぐわーっと描きまくっているのを見ると、見ているこちらまで楽しくなってしまいます。大変なことは、今のところないですかね。

    アトリエ:(ホッ)それは良かったです!

    礒合さん:ほかの皆さんと一緒で、楽しそうにやっているのを見ているとこちらも楽しくなります。あと、自分の子どもが小さい頃に連れて来れば良かったかなと、ちょっとうらやましくなります。

    アトリエ:もう連れて来られないお年なんですか?

    礒合さん:もう連れて来られない年ですね(笑)

    櫻田さん:うれしかったことは、参加初日に子どもに材料のことをおしえてあげたら「こんなのが出来たよ」と見せに来てくれたことです。今日は、片付けも遊びのように一生懸命やっているお子さんがいて、うれしいなと思いました。あと、横浜美術館には私も子どももよく来るのですが、夏休みの「子どもフェスタ」やグランドギャラリーでの演奏など色々なプログラムを用意していて、市民のための(社会)教育機関の役割を果たしていらっしゃるのかなと。「親子のフリーゾーン」では体を使って、自分も楽しませてもらっています。

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    お話を伺っているとボランティアの皆さんは「親子のフリーゾーン」だけでなく、展覧会やほかのプログラムにも関心を持っていただいているエネルギッシュな行動派の方々でした。今後も横浜美術館を、さらに横浜市のアートシーンをぜひ満喫し、支えてくださいね!インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。今度はベテランのボランティアさんにもお話を伺ってみようと思います。

    ※8月の親子のフリーゾーンについてのお知らせ→http://www.yaf.or.jp/yma/topics/archive/1307_78.php

    8月の子どものアトリエ

    ―人と人との交流の場です―

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    ●親子のフリーゾーン、粘土コーナー。市民ボランティアさんと一緒に大学生、高校生が子どもたちに声をかけます。

    8月の講座の子どもたちの様子は以前の子アト通信でお伝えしましたね。今回はプログラムを運営する側のレポートをします。
    この夏休み期間中、たくさんの学校の先生や学生さんたちに「職場体験」として子どものアトリエをサポートしていただきました。先生と一口にいっても小学校、中学校、高校の先生、養護学校の先生もいらっしゃいます。また担当の教科も、「社会科」「理科」などさまざま。一緒に子どもたちへの対応を行う中で話がはずみ、お互い枠を超えて教育の原点を確認し合う貴重な時間となりました。
    また、社会人である先生や市民ボランティアさんの中にまじって大学生、高校生のみなさんも学生スタッフとして頑張りました。
    下の写真はある一日の様子です。この日は朝10:00から始まる「親子のフリーゾーン」の準備からスタートしました。

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    ●こちらはえのぐをチェック中。ボランティアさんと一緒に。        ●準備が整ったところで、スタッフ全員でミーティング。

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    ●開場後、またたく間に込み合ってきました。                 ●外は炎天下。

    大勢の来館者の中、学生スタッフは、子どものアトリエスタッフや市民ボランティアのみなさんに仕事を教わりながら、一生懸命に取り組みました。最初は緊張でこわばっていた表情も慣れてくるにつれ笑顔で対応ができるようになりました。

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    ●土粘土は土練機で練って柔らかくして出します。             ●子どもたちとの交流も・・・

    さて、親子のフリーゾーンの片づけが終わったあとは午後の講座の準備や補助があります。この日の講座は小学校1.2.3年生が集まる「スチロールアート」。子どもたちの自主性に任せるのが子どものアトリエの方針ですが、子どもたちを見守りながら困った時に必要な手助けするのがまわりの大人の役割。最後の出来上がりをまるで自分のことのように喜んでいた学生スタッフの笑顔が印象的でした。

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    ●子どもたちが困ったときに助けられるよう、やり方を把握します。   ●見守るのも重要なサポート。

    8月の子どものアトリエは、「子ども」「教育」「社会」というキーワードを軸として世代の交流が生まれる場となりました。
    子どもたちのために暑い中、汗を流してくださった、市民ボランティアの皆さん、職場体験の先生方、大学生、高校生のみなさん、本当にありがとうございました。

    以下、学生さんの感想です。
    三日間のインターンシップを体験し、色々なことを学ぶことができました。
    材料、用具の準備から始まり、フリーゾーンの補助、スチロールアートの補助、後片付けと、子どもたちがいつも楽しく気持ちよく過ごせるようスタッフ全員でこの場をつくりあげているのだなあと感じました。また、子どもたちと関わる作業はとても新鮮で、大人が思ってもみないことをしてみたり、危ないことも平気でしてしまうので、色々な事象に“気づくことができる人”にならなければならないと思いました。一方自分では、子どもたちならではの感性に刺激され、気が付いたら今までにない発想やアイデアで自ら行動するようになっていたことが成長できた部分かなと思いました。
    十人十色の子どもたちに対応できる考え方、サポートはどんな社会でも通用する“気配り”であるように感じます。今後この体験を生かし色々なことにチャレンジし、発見し、気を配ることができる人になりたいです。
    (城西国際大学 メディア情報学科専攻3年)

    子どものアトリエの思い出

    ー「あれは現実だったんですね。」ー

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    インターン生のよしもとさん

    子どものアトリエのインターン生の一人、よしもとさんは現在大学3年生。大学では経営学や商業学を学んでいる学生さんです。よしもとさんは地域の塾で子どもたちに勉強を教える手伝いをしながらたくさんの子どもたちと触れ合ううちに、「子どもはうまく言葉にできなくとも、自分の意志や感情を何らかのかたちで発している」ということに気付きました。そしてとりわけ子どもの心理に興味がわき、自分が幼稚園のころ先生と一緒に参加した子どものアトリエを思い出しインターンに応募してくれました。

    以下、よしもとさんとの会話です。
    スタッフ:「いつごろ来たんですか?」
    よしもとさん:「年中か年長(4~5歳)の時なので1996年頃だったと思います。」
    スタッフ:「じゃ活動記録探してみましょう。どんな活動をしたか覚えてる?」
    よしもとさん:「たしか大きな紙をたくさん切りました。」
    スタッフ:「あった。あった○○幼稚園。ほんとうだ。紙のテープをたくさん切ってホチキスでつなぐ活動をしていますね。この女の子、背中に「さくら(組) よしもと」って書いてあるけど、これよしもとさん?髪の毛“おさげ”だったんだ!
    よしもとさん:「わー、これ私です!先生もいる!○○ちゃんもいる!なつかし~い!」

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    先生に紙をくばってもらっているところ

    部屋中にひろがって、テープに切って・・・

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    順番にもぐって遊びました

    あそんだあとは、ひたすらつなぐ作業に没頭

    よしもとさん:「それと、暗い中で何か光っているような不思議な記憶も残っているのですが…。ただそれが夢だったのか現実だったのよくわかりません。」

    さいわい、子どものアトリエにはよしもとさんの記憶を裏付ける記録写真が残っていました。子どもたちはあおむけに寝ころがって蜘蛛の巣のように張り巡らされた空間を眺めています。

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    この中に、よしもとさんもいたんですね。

    以下、よしもとさんの感想です。
    真っ暗で大きな天井から吊らされたピンク、黄緑、黄色、数々の蛍光色、プラネタリウムのような世界。子どものアトリエと聞いて真っ先に思い浮かべる情景です。園行事で始めてアトリエを訪れ、みんなで団子の様に並んで寝転び見上げた天井の大きさや、普段の何倍ものスケールで行う図工の時間は、非常に不思議な体験でした。嬉しかったのは、それが今も変わらないこと。インターンとしてアトリエに来て目にしたのは、以前と変わらず、大空間で非日常の世界を楽しむ子どもたちの様子でした。私がインターンに応募をしたのは、子どもの素直な感情表現に触れたかったからです。今まで様々な環境で、言葉の飾り方や戦略めいた論述法を学んできました。でもやはり、「嬉しい!楽しい!」というそのままの顔、単純でも本人の率直な感想が一番心に染みるなと思います。

    子どものアトリエも、みずから物ごとに関わり、自分の“身”と“心”を通してつかんだ感覚や言葉が、よしもとさんのいう「一番心に染みる」真実のものだと考えます。ですから子どもたちには、いろいろな経験をし、血の通った「言葉」をたくさん蓄積して、自分の言葉でものを考える人になって欲しいと願っています。
    よしもとさん、美術館での記憶を大切にしていてくれて、ありがとう。



    ※子どものアトリエは人材育成の一環として、将来「子ども」や「福祉」「教育」「美術館」などに関わる仕事につきたいと考えている人に対し、現場での体験を通し考察をしてもらうという目的で、1年間の「インターン制度」を実施しています。募集の時期は4月後半、横浜美術館HPで公募します。

    ボランティアさんは縁の下の力持ち。

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    日曜日の朝は「親子のフリーゾーン」のボランティアさんたちが大活躍です。

    紙をはります 粘土をねります

    朝10時にオープンするフリーゾーンのために9時半ごろから準備がはじまります。中庭のお絵描きボードに長〜い紙を張ったり、土粘土を練って並べたり、楽しみにやってくる子どもたちのために着々と準備が進みます。
    さて、開始時間とともにボランティアのみなさんはえのぐや粘土、工作コーナーに分かれて持ち場を担当します。色の注文を聞いて渡したり、粘土の受け渡しをしたりと大忙し。

    粘土をくばります でもいつも笑顔で楽しそう。

    さて、フリーゾーンが終わってお客さんが帰ったあと、山のような洗い物と掃除が待っています。黙々と容器を洗い、床を拭き清めて、やっと12時過ぎに活動終了。
    ひとしきりおしゃべりのあと、「じゃあ、また!」とさわやかに解散となります。

    粘土の片付け 絵の具の片付け ざぶとんも拭きます

    子どもたちが安全に楽しく遊んで帰れるのはみなさんのおかげです。
    何とも頼もしい子どものアトリエ応援団、いつも本当にありがとうございます!

    ある日のボランティアのみなさん

    「親子のフリーゾーン」の日程などについてはこちら