市民のアトリエアーカイブ

    活動報告:日本画の絵具で描いてみよう!

    nihonga ws1.jpg

    市民のアトリエでは、11月15日に「横浜発 おもしろい画家:中島清之-日本画の迷宮」展関連ワークショップ「日本画の絵具で描いてみよう!」を開催しました。
    今回のワークショップでは実際に日本画の絵具に触れ、ハガキサイズの和紙に絵を描きました。
    また、ワークショップ後半には、参加者のみなさんをギャラリーツアーにお連れし中島清之作品の魅力を堪能していただきました。

    nihonga ws7.jpg▲講師の荒木愛さん。荒木さんは現在活躍中の若手日本画家。

    まずは、荒木さんのお話とデモンストレーションから。
    日本画の道具や絵具を使うのは初めての方がほとんど。荒木さんの手元にみなさん集中。

    nihonga ws4.jpg

    そして制作へ。
    荒木さんが用意した絵柄や参加者オリジナルの絵柄を日本画の絵具で仕上げていきます。
    みなさん、もくもくと制作に打ち込んでいました。

    nihonga ws5.jpg▲金箔を使った装飾にも挑戦。ゴージャスな感じ!

    nihonga ws6.jpg▲ギャラリーツアーでは、中島清之の多彩な作品に興味津々!


    今 回のワークショップを通して、参加者のみなさんには日本画を身近に感じていただくとともに、作品鑑賞の新たな視点をお持ちいただけたように思います。ま た、中島清之の作品からは、日本画の持つ表現の豊かさ、奥深さ、そしてその可能性を実感していただけたような気がします。


    (市民のアトリエ担当)

    [中島清之-日本画の迷宮 関連ワークショップ「日本画の絵具で描いてみよう!」 実施 2015/11/15 日曜 全1回]



    活動報告:石田尚志展関連ワークショップ「映像の光」

    市民のアトリエでは、5月2日に石田尚志「渦まく光」展関連ワークショップ「映像の光」を開催しました。なんと石田尚志さん指導のもと映像制作を体験できるスペシャルな企画です。

    shiato_isidaWS1.JPG

    石田さんは、「ドローイング・アニメーション」という手法を用いて作品を制作しています。抽象的な線を少し描いては1コマずつ撮影することを繰り返して膨大な数の静止画を撮りため、それを編集して「動く絵」を創りだしています。ですが、この手法は、多くの時間、そしてさまざまなプロセスや機材が必要となるため、このワークショップでは、もう少し手軽に「動く絵」をつくることができる「キネカリ」に挑戦しました。キネカリは、カメラを使ってフィルムにイメージを定着させるのではなく、フィルムに直接、色を塗ったり、線を描いたりして、即興的に映像制作を楽しむことがでる手法です。

    shiato_isidaWS2.JPGshiato_isidaWS3.JPG
    ▲左の写真はキネカリに使用する映画用16ミリフィルムです。透明な「素抜けフィルム」、撮影・現像した「画付きフィルム」、何も撮影せずに現像した「黒味フィルム」の3種類。右はフィルムに描くための道具。インクやペン、ニードル(針)、スクレーパー(刃)などを用意しました。 

    ワークショップ冒頭から、いきなり制作がスタートしました。
    石田さんは、難しい説明は抜きに、いくつかのヒントだけを参加者の皆さんに伝えます。


    ・フィルムの横にあいている穴は「パーフォレーション」と言う。
    ・パーフォレーションの間が1コマ。1秒の映像をつくるには24コマ(約18センチ)必要。
    ・パーフォレーションはフィルムが映写機を通るために必要な穴なので壊さないこと。

    shiato_isidaWS4.JPGのサムネイル画像

    ここでの制作に使うのは、一人1メートルの「素抜けフィルム」と「カラーペン」。
    皆さん、16ミリフィルムに初めて触れるということで、おそるおそる自分のイニシャルから描きはじめます。これで本当に映像になるのかな...

    shiato_isidaWS5.JPGのサムネイル画像shiato_isidaWS6.JPGのサムネイル画像

    20分ほどで描画タイムは終了。

    今回のワークショップで大活躍してくださったアシスタント、多摩美術大学映像演劇学科 副手の
    川本さんと平さん、そして学生の松川さんの3人がスプライサーという道具で皆さんのフィルムを手早く繋いで、映写機にセッティングしてくれました。

    shiato_isidaWS7.JPGのサムネイル画像shiato_isidaWS8.JPG

    部屋を暗くして、いざ上映スタート!
    映写機がガラガラと動きはじめると、色鮮やかな線や形がリズミカルに映し出され、皆さんから「わぁ」と声があがりました。一人の映像は5~6秒、全員あわせても1分ちょっとの一瞬の映像でしたが、それでも描いたイメージが動きだす喜びを充分に感じとることができました。

    shiato_isidaWS9.JPGのサムネイル画像


    そして、ここから石田さんによる映像・映画史講義が始まりました。
    当館が所蔵する16ミリフィルムのコレクションの中から、リュミエール兄弟による世界ではじめての映画や、キネカリで制作されたノーマン・マクラレンによる《線と色の即興詩》(1955)など、いくつかの作品を鑑賞しながら、映像の原理や歴史、また作家達のさまざまな試みについて学びました。

    理解が深まったところで、2回目フィルムづくりの時間へ。
    次は、画付きや黒味のフィルムも使用し、描画する道具も自分のつくりたいイメージに合わせて各自が選択します。

    shiato_isidaWS10.JPGのサムネイル画像shiato_isidaWS11.JPGのサムネイル画像shiato_isidaWS12.JPGのサムネイル画像
    ▲(左)線香で表面を焼いたり、穴を開けたり。(中)工芸用のルーターも使えます。
    (右)スクレーパーで黒味フィルムを引っ掻くと膜が剥がれていきます。
    キネカリはアイデアしだいで、身のまわりの様々な物を用いることができるようです。

    shiato_isidaWS13.JPGのサムネイル画像shiato_isidaWS14.JPGのサムネイル画像

    皆さん、フィルムの扱いにもすっかり慣れてきた様子。そして石田さんも制作に加わることで、アトリエ内はほどよい緊張感に包まれ、集中力アップ。制作は1時間近く続き...                                                                                                   
    shiato_isidaWS15.JPGのサムネイル画像
    できあがりました。フィルムそのものだけでも美しいです。
    最初につくったフィルムも繋げて、このワークショップで一本の映画が完成しました!

    上映は閉館後の美術館グランドギャラリーで行いました。
    開館中、石田さんの作品《海の壁-生成する庭》が上映されているスクリーンを借りての上映会。
    完成した映画は、より工夫を凝らした映像が加わり、3分を超える作品となっていました。
    途中からプロジェクターも使い、石田さんの映像作品が重なるように投影されて、コラボレーション上映も。

    shiato_isidaWS16.JPGのサムネイル画像

    また、参加者の皆さんも映写機とスクリーンの間に入ってみることになりました。映像の中に自分の影が映り込むと同時に、自分もスクリーンになるちょっと不思議な体験。自由に手を動かしたりしています。

    shiato_isidaWS17.JPGのサムネイル画像

    そして最後に、石田さんとアシスタントの川本さんが2人で重い映写機を持ち上げて、グランドギャラリーの吹き抜けになっている天井にむかって投射しはじめました。

    shiato_isidaWS18.JPGのサムネイル画像

    四角いスクリーンを飛びだした映像は、天井の形に沿って変形し、大きく広がりました。闇の中に次々に放たれる線や色彩の光を皆で見上げながら上映会は終了。
    「映像の光」の魅力、そして楽しさを体感したワークショップとなりました。

    (市民のアトリエ担当)

    [石田尚志「渦まく光」展 関連ワークショップ「映像の光」  実施 2015/05/02 土曜 全1回]

    活動報告:ホイッスラー展関連「書でつくるオリジナルサイン」

    市民のアトリエでは、1月25日に横浜美術館開館25周年「ホイッスラー展」関連ワークショップ「書でつくるオリジナルサイン」を開催しました。         
    shiato2015_sho1.JPG

    今回は、ホイッスラーの「蝶のサイン」に倣い、"書"という方法でオリジナルサインづくりに挑戦。講師には、はなてるさん(書道家・絵描き)をお迎えしました。はなてるさんは、書道家として各地で教室や親子ワークショップを行い、またイラストやロゴデザインを手がけるなど幅広い分野で活躍されています。

    shiato2015_twelvebutterflies.jpg
    《12羽の蝶》(部分)  1890年   ハンテリアン美術館(グラスゴー大学附属)   鉛筆・紙、36.8×23.8cm
    ©The Hunterian,University of Glasgow 2014  

    ▲この「蝶のサイン」は、ホイッスラーが自分のイニシャル「JW」を蝶の形に図案化し作品に描き込みました。日本の家紋や花押(かおう)から着想を得たものと考えられ、ホイッスラーのジャポニスムを象徴する一つでもあります。

    ワークショップでは、まずホイッスラーについて知ろう!ということで、担当学芸員によるレクチャーを聴講しました。

    ホイッスラーの生い立ちに沿っ て、代表的な作品をプロジェクターで映し出しながら観ていきます。その時々のエピソードを交えながらの解説からはホイッスラーの人柄もうかがえました。そ して後半は今回のテーマ「蝶のサイン」に注目。作品だけではなく、額縁や愛用の食器などあらゆる所にサインを用いていたことがわかりました。中でも自らデザインした本においては、随所に蝶を描いています。しかも、それらは踊ったり、笑ったり、挑発的であったりと様々な感情を含んでいると言われることから、ホイッスラーにとってのサインは、自身を示すだけではなく、言葉に代わる特別なものであったようです。
    shiato2015_sho2.JPG

    レクチャーの後は、はなてる先生の指導で、オリジナルサインづくりにとり掛かりました。
    午前中は「線と点の時間」からスタート。
    まずはゆっくり墨をすります。静かな部屋に墨のいい香りが広がって心が落ちついてきます。
    準備ができたら、最初にサインづくりの元となる自分の名前、もしくはその一文字を書きます。

    shiato2015_sho3.JPG shiato2015_sho4.JPG
    ▲はなてる先生がお手本を...さすがです!

    自分の名前が書けたら、次は「点」と「線」の練習です。
    で も、ただ書くのではなく、ホイッスラーのサインのように「喜怒哀楽」といった感情をのせていくのです。筆を運ぶスピードや動きを変えてみると、筆一本から さまざまな表情の点や線が生まれていきます。そして何枚も何枚も書きながら、自分が好きな点や、心地よく引ける線、墨の色(濃淡)を探っていきます。

    shiato2015_sho5.JPG shiato2015_sho6.JPG

    30分ほどの練習で、自分らしく書けた「点」と「線」を提出。
    はなてる先生が一人一人の特徴を拾って、サインづくりのアドバイスをしてくださいました。
    shiato2015_sho7.JPG

    午後は、いよいよ「デザインの時間」です。
    サインづくりには、もちろんお手本がないので、自分で文字を変形させたり、文字と形を組み合わせたりしながら、イメージを膨らませてデザインを考えます。
    shiato2015_sho8.JPG

    自分に縁がある字や形を篆刻文字や字源辞典、また動植物の図鑑などの資料からヒントを得て、午前中に見つけた「自分らしい点と線」で書いていきます。
    shiato2015_sho9.JPG
    ▲オリジナル蝶のサイン!?

    shiato2015_sho10.jpg shiato2015_sho11.JPG
    ▲書きためたデザインを見ながら、はなてる先生が一人ずつアドバイスしていきます。


    shiato2015_sho12.JPG

    ▲サインの候補ができあがったら壁に貼っていきます。
    お互いの表現やアイデアに刺激を受けて、さらにイメージが湧き上がっていくようです。午前中の少し緊張を含む表現から、のびやかでリズムが感じられる表現へと変わっていく様子が見てとれました。室内は静かですが、熱気はムンムンです!

    1時間半ほど集中して書き続け、できあがったサインの中から1点を選び、みんなで鑑賞会。
    自分のつくったサインのポイントや感想を順番にお話しいただきました。
    日頃、文字を書くこととは違い、あらゆる感覚を研ぎ澄まして書くことは、参加する前には想像もできなかった新しい体験だったようです。また自分のサインができあがったことで、ホイッスラーが「蝶のサイン」を描き込んだ数々の作品に思いをめぐらせる機会となりました。
    shiato2015_sho13.JPG shiato2015_sho14.JPG

    ワークショップの最後には、つくったサインを缶バッジに加工!
    みなさん、できたてホヤホヤのオリジナルサインを身に付けてお帰りになりました。
    shiato2015_sho15.jpg shiato2015_sho16.JPG

    (ホイッスラー展関連企画「書でつくるオリジナルサイン」ワークショップ実施 2015/1/25日曜 全1回)

    活動報告:横浜美術館&横浜美術大学 連携公開講座 「ネオライムストーンで彫刻制作を楽しむ」

    横浜美術館 市民のアトリエでは、横浜美術大学 生涯学習センターと連携し、日ごろ美術館だけでは開催困難な石彫講座を安全性を確保しで充実した内容で3年間連続で開催しました。参加者は彫刻の魅力を感じながら、のびのびと制作に取り組むことが出来ました。

    3年間開催した、「ネオライムストーンで彫刻制作を楽しむ」では、毎年初日は横浜美術館で行い、当館の学芸員や教育普及担当者が彫刻の作品鑑賞を担当し、その時期に相応しい内容の彫刻の魅力に色々な角度から触れてから、市民のアトリエ立体室でエスキースを制作し、2日目から横浜美術大学で石彫制作を行いました。3年連続で参加された方は2名、2年連続は4名、合計15名の一般の方が石彫制作をしました。

    平成24年度鑑賞担当:主任学芸員 中村尚明、 平成25年度鑑賞担当:学芸員(教育普及担当)坂本恭子
    平成26年度鑑賞担当:主任エデュケーター 木下貴博
    彫刻制作指導:関 孝行(彫刻家・横浜美術大学講師)

    第1回2012年度(平成24年度)10/14~12/16(日)12回・8日間
    第2回2013年度(平成25年度)10/ 6 ~12/ 1 (日)15回・8日間
    第3回2014年度(平成26年度)10/19~12/ 7 (日)15回・8日間

    ネオライムストーンとは、横浜美術大学の中野滋教授を中心に教材として研究開発した、人工・人造石です。石の粉やセメント、左官用の成分、水等を混合撹拌し、四角い箱型に流し込み、脱泡、凝固という手間のかかる作業で、助手の方達の協力によってできているものです。毎年、色や微妙な硬さに違いのある人工石が用意されました。今回は、密度の詰まった砂岩風の人工石と少し気泡のある大理石風の人工石が用意されました。このネオライムストーンか希望者は天然石(真鶴産の安山岩)で制作しました。

    neo001.jpg neo002.jpg
    2日目の最初、どのくらいのサイズの石をどのように彫っていくかイメージする。


    neo003.jpg   neo004.jpg
    1人分に分けるため、ハンマードリルで穴をあけ、穴に競矢(セリヤ)を打ち込み、石を割る。 

    neo006.jpg   neo005.jpg
    スケッチブックや粘土のエスキースをみながら墨入れ(下書き)をして彫り始める。

    neo010.jpg   neo008.jpg
    天然石(安山岩)を選んで制作する人もいました。

    neo009.jpg   neo011.JPG
    3日目、4日目になると、輪郭にそって大きな形が少し出てきました。

    neo007.jpg   neo012.jpg
    毎回、コツコツと頑張る皆さん。後半には、大分形がわかるようになってきました。

    neo013.JPG    neo014.JPG    neo015.jpg
    最終回は、細かいところを彫ったり、磨きを加えたり、仕上げていきました。

    neo016.jpg    neo017.jpg    neo018.jpg
    講座が修了してから、自宅でさらに手を加えて仕上げるという人もいました。
    制作に時間がかかり、古くからあまり変わらない初原的な制作の石彫は、現代生活の中で
    とても大切な時間を感じさせてくれる行為で、やり遂げた人にしか感じることのできない
    達成感のある内容ではないでしょうか。

    希望者(有志)は横浜美術大学ギャラリーでの作品展に出品しました。

    neoten01.jpg    neoten02.jpg    neoten03.jpg
    第4回横浜美術大学生涯学習公開講座受講者作品展平成27年2月5日(木)~2月14日(土)

    neoten04.jpg neoten07.jpg
    窓際に展示された、参加者有志の石彫作品。ガラス越しに外からも鑑賞できました。

    neoten06.jpg neoten05.jpg
    石彫作品には、お金を供えてある作品もありました。ご利益があるかもしれませんね。

    neoten08.jpg neoten09.jpg
    平成27年2月11日(水・祝)、皆さんの素晴らしい作品に、やさしい自然光がさしていました。

    この講座では毎回参加者の力作が生まれました。すべてをご覧いただくことが出来なくて、
    大変残念です。
    横浜美術大学の先生、スタッフの皆様、参加者の皆様ありがとうございました。
    次年度の横浜美術館&横浜美術大学連携公開講座では、大理石彫刻の技法を学ぶ講座を開催予定です。
    大理石用の櫛刃ノミ等の道具作りも体験できます。経験者も初心者の方もぜひ、お申込み下さい。

    活動報告:2014年度 横浜みどりアップ・ワークショップ

    現在、横浜市では市内の山林や農地の減少にともない、緑を保全し創造するため「横浜みどりアップ計画」を推進しています。今回、横浜美術館市民のアトリエでは、横浜市環境活動支援センターの協力のもと、この計画に連動した2種類のワークショップを開催しました。

    陶芸&苔玉「小さな森づくり」では、茂田真史さん(陶芸家・東京藝術大学非常勤講師)と山崎ちえさん(盆栽家・豆松屋代表・(公社)全日本小品盆栽協会認定講師)の2名の講師をお迎えし、4日間のワークショップを行いました。内容は、緑の話を聞きながら、作陶し、自作の陶器に自作の苔玉を飾るという小さな森づくりです。

    midori01.JPG midori02.JPG
    平成26年11月8日(土)第1回目の最初は、横浜みどりアップ計画の説明。次に茂田講師から、陶芸制作の説明。

    midori03.JPG midori04.JPG
    苔玉のための器をイメージして、粘土成形。

    midori05.JPG midori06.JPG
    平成26年11月15日(土)第2回目は、削り作業。この後、乾燥して窯で素焼き。

    midori07.JPG midori08.JPG

    midori09.JPG moidori010.JPG
    平成26年度12月13日(土)素焼きされた各々の器に絵付け。

    midori011.JPG midori012.JPG

    midori013.JPG midori014.JPG

    平成26年12月20日(土)苔玉作りの後、自作の陶器に飾り、小さな森の風景を楽しみました。自宅に持ち帰ってからも大切に育てて緑を身近に感じていただければと願います。

    もう1つの「苔玉の小さな森づくり」は、2日間のワークショップでした。初日は、保土ヶ谷区の環境活動支援センターで行いました。こちらの会場では、環境活動支援センターの職員の渡邉さんと苔玉講師の山崎ちえさん(盆栽家・豆松屋代表・(公社)全日本小品盆栽協会認定講師)から、樹木の環境を学びながら園内を見学しました。2日目の苔玉づくりは、横浜美術館で行いました。

    midori015.JPG midori016.JPG

    平成26年12月14日(日) 第1回目の最初は、横浜市環境創造局環境活動支援センターの実習展示室で渡邉さん(横浜市環境創造局職員)から、みどりアップ計画による緑の保全のについて説明がありました。

    midori017.JPG midori018.JPG

    渡邉さんと山崎さん(苔玉講師)から樹木の話を聞きながら自然公園の見学。

    midori019.JPG midori020.JPG

    市民のアトリエでの苔玉作りは、癒しの時間でした。

    midori021.JPG midori022.JPG

    最後に各自が持参した器に飾り、苔玉の小さな森が完成。皆さん大変喜んでいました。

    midori023.JPG

    midori024.JPG midori025.JPG

    平成26年12月23日(火・祝)~12月28日(日)に、横浜美術館のカフェ小倉山で陶芸&苔玉の講師の参考作品の展示を行いました。カフェのお客さんからは、自分も作ってみたい、とてもかわいくてきれいなどの感想をいただきました。

    midori026.JPG midori027.JPG

    平成26年12月23日(火・祝)には、苔玉にも使える横浜の苗木のプレゼントを行いました。苗木の希望者には、障がいのある方がつくった点字の再生紙で出来た、紙の植木鉢もさしあげました。先着50名さまの予定でしたが、余った苗木でも良いという人もみえて全部で70個の苗木をプレゼントすることができました。

     

    活動報告:ヨコハマトリエンナーレ2014関連ワークショップ            ヴィム・デルボアの芸術探究「彫刻鑑賞・創作体験」

    ヨコハマトリエンナーレ2014出品作品、ベルギーのアーティスト、ヴィム・デルボア氏の《低床トレーラー》が横浜美術館 正面玄関前(屋外)に展示され、多くの方に鑑賞いただきました。市民のアトリエでは、ヴィム・デルボア氏の発想、考え方を学び、彫刻鑑賞から創作体験を行う、4日間のワークショップを開催しました。

    平成26年9月6日(土)第1日目 講師:林寿美、佐藤忠
    初日のはじめは、講師の林寿美さん(ヨコハマトリエンナーレ2014キュレーター)による、画像を使った解説、もう1名の講師、佐藤忠さん(彫刻家)も同行し、参加者全員で屋外の作品を鑑賞しました。解説や鑑賞により、デルボア作品について知ってから、制作に移り、佐藤忠さんから次回までの図案の宿題が出ました。金属作品の話、今回のワークショップでは何ができるか説明があり、A4の紙1枚が配られました。厚紙で考えても良いなどのヒントが伝えられ、最終的にどのような作品を作りたいか、作品になる鉄板(コールテン鋼・耐候性鋼板)をどのようにレーザーカットしてほしいかを次回までに考えてくる事になりました。

    1a.jpg

    ヴィム・デルボアの作品について画像を使用しての解説(講師:林寿美)。

    1b.jpg

    デルボアの《低床トレーラー》は、近くで観ると複雑。無数のレーザーカットの鉄板を溶接したり、はめ込んだりして組み立ててある。


    平成26年9月13日(土)第2日目 講師:佐藤忠、落合健一、村松篤志
    この日は講師の佐藤忠さん以外に、レーザーカットの発注先である、有限会社 落合製作所の落合健一さんと村松篤志さんにもお越しいただき、最初に通常、どのような加工にレーザーカットを使用されているかなど、お話を聞きました。次に1人ずつ、佐藤さんと、落合さん、村松さんが宿題の図案のチェックをして、図案を完成し、模型を制作しました。図案は、使用する鉄板の大きさ、A4サイズ厚み2.3mmを想定して考え、A4の紙に0.3mm以下の太さのペンで丁寧に作成、パソコンを使って制作した人もいました。 第3日目までに落合製作所で、図案を調整、レーザーカットをしていただきます。

    deru2b.jpg

    レーザーカットの説明(落合製作所、落合健一)。

    deru2c.jpg

    作品図案本番制作の説明(講師:佐藤忠)

    deru2d.jpg

    立体の人は、厚紙でも制作してみる。

    deru2e.jpg

    厚紙で制作してから再度、図面を書き直す事もある。

    deru2f.jpg

    PCを使って、複雑な設計を考える人もいた。


    平成26年10月12日(日)第3日目 講師:佐藤忠、落合健一
    横浜に工場がある、落合製作所の落合健一さんより、レーザーカットされた鉄板(コールテン鋼・耐候性鋼板)が参加者に渡されました。鉄板は、レーザーカット後、酸洗いし、錆びないように軽くコーティングされていたので、最初に水洗いしてコーティングを取りました。その後、丁寧に型をはずし、立体的な構造の人は組み立ててから、佐藤忠さんに用意いただいた、錆び促進液を刷毛で塗りました。3日目の最後は、佐藤忠さんの作品紹介、錆び色の作品を含め、創作の様子を画像で紹介。

    deru3a.jpg
    本日の工程、組立と錆びについて語る佐藤忠さん。

    deru3b.jpg

    型(パーツ)を外す。

    deru3c.jpg
    型(パーツ)が複雑すぎて、取り外すのが大変な人もいた。

    deru3d.jpg
    組立完了。

    deru3e.jpg

    錆び液を塗る。

    deru3f.jpg

    錆び液が反応して、すぐに色が変色してきた。

    deru3g.jpg

    最後に、佐藤忠さんご自身の作品紹介。
    http://www.satochu.com/

    平成26年10月25日(土) 第4日目 講師:佐藤忠、林寿美

    第3日目に参加者の皆さんから預かった作品を市民のアトリエのテラスに出して、担当スタッフが時々作品に水をかけ、錆びをさらに促進し、最終日までに、まんべんなく錆びが出た状態になるように努力しました。ワークショップの最終日は、作品を前に1人ずつワークショップ参加についてや、作品制作について感想を話し、最後に講師の佐藤さん、林さんの講評がありました。デルボア作品鑑賞からはじまり、皆さんそれぞれに色々なことを考え、感じて創作したことがわかりました。鉄の錆びは、通常、嫌われる存在ですが、とてもきれいな錆びの色に皆さん感激していました。これから、安定錆びになるためには、まだ、時間がかかるようです。自宅に帰ってからも花を育てるように、作品を見守っていただきたいと思います。

    deru4a.jpg

    deru4b.jpg

    1人ずつ感想を話し、講評をいただきました。

    有志による作品展を行いました。
    ★ヴィム・デルボアの芸術探究「彫刻鑑賞・創作体験」参加者作品展示
    10月27日(月)~11月3日(月・祝)
    ワークショップの参加者が制作した作品を一部、横浜トリエンナーレの最後の8日間、アートギャラリー前通路に展示しました。

    本ワークショップにご協力いただきました井上鋼材株式会社様、他皆さまありがとうございました。

    deru4c.jpg

    deru4d.jpg

    市民のアトリエ2014年度後期のワークショップガイドが出来上がりました!

    投稿日: by  カテゴリ:

    展覧会関連ワークショップや版画制作など、後期も様々な講座を開催します。
    140913_1.jpg 140913_2.jpg
    ワークショップガイドは館内各所にて配布中です。
    市民のアトリエについての詳細はこちらをご覧ください>>

    市民のアトリエ ワークショップ「オリジナルハンコを作家自身があなたに押す (作家のパフォーマンスに参加)」開催

    投稿日: by  カテゴリ:

    ヨコハマトリエンナーレ2014関連プログラムとして、葛西 絵里香さん(ヨコハマトリエンナーレ2014出品作家、ハンコ作家)によるワークショップを開催しました!
    140817_1.jpg 140817_3.jpg
    140817_4.jpg 140817_2.jpg

    ヨコハマトリエンナーレ2014関連プログラム参加者募集!

    workshop_yokotori2014.jpg


    3年に一度、横浜市で開催される現代アートの国際展、横浜トリエンナーレ。
    今夏の「ヨコトリ2014」をみなさんにもっと楽しんでいただこう!と、横浜美術館のエデュケーター(教育担当)が、関連ワークショップ&鑑賞プログラムを企画しました。
    市民のアトリエを会場に行うワークショップもあります。 たくさんの方々のご参加をお待ちしております!



    鑑賞プログラム

    ・サポーターによるギャラリー・ツアー
    ・ヨコトリ2014 ・ 夏の教室 「ヨコトリ号こども探検隊」
    ・夜の美術館でアートクルーズ

    ワークショップ
    ・オリジナルハンコを作家自身があなたに押す (作家のパフォーマンスに参加)
    ・オリジナルスタンプを作ってヨコトリ2014を盛り上げよう!                        
    ・ヴィム・デルボアの芸術探究 「彫刻鑑賞 ・ 創作体験」


    ※当日受付のプログラム、事前のお申込みが必要なプログラムがあります。                
    ※通常の市民のアトリエワークショップと申込方法が異なりますので、ご注意ください。



    ■ プログラムの詳細・お申込方法はこちら>>

    ■ ヨコハマトリエンナーレ2014公式ウェブサイトはこちら>>

    2014年度 前期(4月~9月)ワークショップ参加募集を開始しました。

    おまたせしました!春からの市民のアトリエワークショップの予定を更新しました。
    申込受付をスタートします。
    WSguide2014.jpg

    ●ワークショップ >> 詳細はこちら
    ・版画基礎コース
    ・油絵にトライ!
    ・小さなブロンズ作品づくり
    ・陶芸の楽しさ「暮らしの器」
    ・初めての絵画教室
    ・横浜美術館&横浜美術大学 連携公開講座「ネオライムストーンで彫刻を楽しむ」
    6プログラム12コース

    ●オープンスタジオ >> 詳細はこちら  
    参加する皆さんが自主的に制作にとりくむ時間です。                   
    ・オープンスタジオ立体室 木の作品
    ・オープンスタジオ立体室 テラコッタ
    ・オープンスタジオ平面室 人体クロッキー
    ・オープンスタジオ平面室 人体を描く
    ・オープンスタジオ版画室