横浜美術館ビジターサービスボランティアの活動紹介 ~最寄駅からのバリアフリーマップの作成~

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横浜美術館では、外国人や障害がい者など様々なご案内へのきめ細やかな応対を行う目的で、2016年度からビジターサービスボランティアの活動をスタートし、これまでのボランティア活動の成果として、最寄駅からのバリアフリーマップを作成しました。
マップ作成にあたっては、調査にによって分かった様々な問題をひとつずつ整理し、ボランティアの皆さんの相互連携で、2017年4月に完成しました。
すでに美術館で配布していますが、多くの方のご利用を願って、横浜美術館ウェブサイトに掲載することにしました。

最寄駅からのバリアフリーマップはこちら

以下はビジターサービスボランティアからのご案内です!


バリアフリーマップの作成にあたって

2016年4月から活動が始まったビジターサービスボランティア。来館者サービス向上のために何ができるかと試行錯誤しながら日々活動しています。普段は、横浜美術館のグランドギャラリーで車椅子やベビーカーで来館された方のエレベーター誘導や、様々なお問合せの応対、配架チラシの整理などを行っています。
来館者サービス向上につながるツールの制作や、新たなサービスの検討をしたいと考え、様々なアイディアの中から、バリアフリーマップを作成してみようということになりました。
まずは、最寄駅から美術館までのエレベーターや多目的トイレの場所を確認するところから活動を始めました。

桜木町駅(JR)から車椅子でご来館のお客様のアクセス

JR桜木町駅から美術館までのエレベーターの場所を、車椅子の方に分かりやすく伝えるためには、また人の顔が写りこまないように写真を撮るにはどうすればよいかなど、活動をしていくうちに色々な問題や疑問が出てきました。
「バリアフリー散策2016」という、車椅子と視覚障がい者の介助を学びながら横浜の街を散策する活動にも参加し、人が沢山いる場所では車椅子からではエレベーターの表示が見えにくい、雨の日は傘がさせないのでなるべく屋根のあるルートを選択したいなど、私たちには気が付きにくい問題があることも分かりました。
実は、桜木町駅から動く歩道へと移動できるエレベーターは、以前は動く歩道に隣接していたものが利用できましたが、現在は利用できなくなっており、「コレットマーレ」という商業施設側にあるエレベーターを利用することになります。
また、桜木町駅・北改札から出ると、動く歩道までは、コレットマーレの営業時間(11時~)は施設内のエレベーターを利用して、屋根のあるルートがありますが、南改札からの場合、屋根のあるルートはありません(バス乗り場やタクシー乗り場へも屋根のルートはありません)。
そういった情報を実際に歩いて確認しながら集め、桜木町駅から美術館まで最もアクセスしやすいルートを考えました。

みなとみらい駅(みなとみらい線)から車椅子でご来館のお客様のアクセス

次に、美術館に一番近い最寄駅、みなとみらい線みなとみらい駅から美術館までのルートを考えました。
みなとみらい駅の中央改札を出て斜め右に目を向けると「マークイズみなとみらい」という商業施設があります。駅に直結するエレベーターは「中」と「南」の2か所があります。美術館へ行くには南エレベーターを使います。南エレベーターは改札を出てマークイズに入り、すぐ左手にある3基のエレベーターです。1Fで降りれば美術館へ行くことができます。
桜木町駅からのルートに比べ、こちらの方が近くて迷わずに行けますが、心配な点が2つあります。1つ目はマークイズと美術館は直結していないため、雨天の時はどうしても屋外へ出ないと行けないということ。2つ目はマークイズは商業施設なので、土日祝日などはエレベーターを利用する人が多いということです。美術館へ行く時は始点になるのでスムーズに乗れますが、帰りは1Fから乗るのでスムーズに乗れないことがあるかもしれません。

こうした問題点をひとつずつ整理し、バリアフリーマップは2017年4月に完成しました。
このマップが少しでも来館される方のお役に立てると嬉しいです。

(横浜美術館ビジターサービスボランティア一同)